トヨタ マークX 「これまでメルセデスＳクラス、セルシオ、ジ...」のユーザーレビュー

これまでメルセデスＳクラス、セルシオ、ジ...

2005.9.10

総評

これまでメルセデスＳクラス、セルシオ、ジャガーＸＪといった錚々たる高級車を乗り継いできたので、マークＸを買うと言った時は、周囲の皆に驚かれた。ひどいのになると「華麗な車歴に傷がつくぞ」とまで忠告してくれた友人までいた（笑）。でも、やはり私の選択眼は間違っていなかった。完成度の高さに驚くばかり。実は私は某自動車会社のエンジニア（トヨタではない）なのだが、プロの目から見て、その生産技術（コストと品質の高バランス）は文句なしに素晴らしい。このクルマ、車重が僅か1510ｋｇしかない。今、このサイズでこの内容でこの価格のクルマをこの重量でつくれるのは世界でトヨタだけだろう。恐るべし。
生半可なクルマ好きは、やれＢＭＷだＡＵＤＩだ、やっぱりドイツ車には劣るみたいなことをしたり顔で言うが、所詮それは素人の虚言に過ぎない。自動車雑誌も然り。自動車雑誌のライターで、生産技術面から語れる資質がある人なんて、福野礼一郎氏くらいで、大半は「とてもプロとは呼べない人達」だ。なぜトヨタが世界一の自動車会社（総合力では自他共に認める世界一だ）なのか？を冷静に考えて欲しい。ＦＲの４ドアセダンということなら、今この世でもっとも買い得なクルマだろう。

満足している点

個性的で見飽きないデザイン。マフラー内蔵のバンパーなど仔細に見ると凝りに凝っている。意外とサイズは小さく、しかも小回りは抜群にきくので、都内でも運転しやすい。Ｖ６　２．５Ｌと６ＡＴのパワートレインの洗練度。0→100km/h　8.0秒ということだが、これはＢＭＷ５シリーズやメルセデスＥクラスを上回る。静粛で高品質な乗り味。ボディ剛性とステアリング系の剛性はドイツ車を大きく超えている。軽く正確な電動パワステ。燃費は都内中心で８km/Lはもつ。

不満な点

内装を選べない点。標準色のこげ茶はあまり好みでない。ハイオク仕様であること。昨今のガソリン高騰を考えると、ちょっときつい。クルーズコントロールが標準装備でないこと。内装が「演出過剰」なこと。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験