トヨタ マークX 「「FRのスポーツセダン」という、今やレアな価値」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
4

「FRのスポーツセダン」という、今やレアな価値

2021.11.15

年式
2009年10月〜モデル
総評
派手に改造されてしまっている中古車も多いですが、コンディションの良いフルノーマル車が手頃な価格で見つかれば、古典正統派的な「スポーツセダンライフ」が楽しめるでしょう。また値段は張りますが、マークX“GRMN”もいまだ魅力的です。
満足している点
初代はデコッパチなだけでなく「足回りが突っ張っている感じ」がありましたが、2代目はしなやかな足となり、FRのスポーツセダンならではの操舵感を堪能できます。
不満な点
これといってありませんが、良質な中古車の価格は意外と高いというのが、少々のネックになるかもしれません。
デザイン

4

初代モデルと2代目の途中までは、ボンネットの膨らみが「デコッパチ」な感じでしたが、2016年11月のマイナーチェンジでフロントフェイスを変更したことで、デコッパチ感はほぼ感じないようになりました。「250S」「250S Four」と250RDS、350RDSのヘッドランプはLEDを組み合わせた角型6眼タイプを採用。これらのグレードにはリアスポイラーも備わります。
走行性能

4

2016年11月以降のパワーユニットは最高出力318psの3.5L V6自然吸気と、同203psの2.5L V6自然吸気エンジン。3.5L V6搭載グレードは当然ながら速く、エンジンの回転感覚もなかなかスポーティ。2.5L V6搭載グレードは、上級グレードに付いている走行モードスイッチを「NORMAL」にした場合は「必要十分」といったニュアンスですが、「SPORT」にすると減衰力可変ダンパーの制御も切り替わり、文字どおりスポーティな走行感覚を堪能できます。
乗り心地

4

減衰力可変ダンパーが装着されている上級グレードも、通常のサスペンションとなる普及グレードも、総じて乗り心地は良好です。
積載性

4

トランク容量は480Lで、ゴルフバッグ4つの上にシューズボックス4つを載せることもできます。セダンとしては珍しくトランクスルー機構が備わっており、リアシートを少し倒すことで、車内から直接荷物を取ることもできます。ただ、ラゲッジスペースの一部は後輪タイヤハウスの関係で少し出っ張っています。
燃費

3

JC08モード燃費は2.5Lが10.6〜11.8km/Lで、3.5Lが10.0km/L。最近のクルマと比べれば燃費性能は若干劣ります。
価格

4

モデル全体の中古車相場は10万〜750万円ですが、比較的低走行な一般グレードに限った相場はおおむね25万〜360万円。TOYOTA GAZOO Racingが開発したコンプリートカー「マークX“GRMN”」は520万〜750万円といったところです。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
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