トヨタ エスクァイア 「デザインが好きなら買い」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

国沢 光宏
国沢 光宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

2

デザイン
2
走行性能
3
乗り心地
3
積載性
4
燃費
4
価格
2

デザインが好きなら買い

2021.5.27

年式
2014年10月〜モデル
総評
アルファード&ヴェルファイアが今後アルファードだけになるのと同様に、エスクァイアを含めたノア三兄弟も次期モデルでノアに統一され、エスクァイアは次期ノアにおけるゴージャスなグレードとして引き継がれるようだ。そのためモデル末期なのもあり、基本的には次期モデル待ちだが、エスクァイアのデザインが好きというなら今のうちに買っておくべきだろう。
満足している点
存在感の強いエクステリアと、インテリアでは合皮を使ったシートやバーガンディ&ブラックというインテリアカラーの設定により、ミドルハイトミニバンとしてはゴージャスな気分を味わえる点。例えるならミドルハイトミニバン界のハリアーといったところだろうか。
不満な点
エスクァイアだけでなくノアとヴォクシーも同様だが、2014年登場という時間の経っているモデルだけに自動ブレーキの性能をはじめ、全体的に古さが目立つのが最大の弱点だ。それだけに買うなら大きな値引きを要求したい。
デザイン

2

アルファードを思い出させる押し出しの強いグリル、サイドビューとリアビューに多めに使われたメッキパーツなどにより、エクステリアはミドルハイトミニバンの中でもっとも存在感が強く、ヤンチャな時期があった人などの好みには合うだろう。
走行性能

3

エンジンは2リッターNAと1.8リッターNAを設定。どちらも大きな問題はないが、2リッターNAは高回転域の回転フィールがややラフ、1.8リッターハイブリッドは乗車人数が多いとパワー不足を感じるといった弱点を感じるのも事実だ。
乗り心地

3

エスクァイアはミニバンにおいて大別される、標準系とスポーティなエアロの標準系のみの設定となる。そういった事情もありサスペンションはミドルハイトミニバンの中でも柔らかめの部類で、乗っていてシッカリ感はない代わりに乗り心地はまずまずのレベルだ。
積載性

4

2列目がキャプテンシートとなる7人乗りと、ベンチシートとなる8人乗りを設定。7人乗り仕様は2列目シートを前方にチップアップできないためラゲッジスペースを最大モードにする際の長さを稼げないので、大きな荷物を運ぶことが多いなら8人乗り仕様を勧める。
燃費

4

2リッターNA、1.8リッターハイブリッドともに設計時点は新しくないが、総合的な実用燃費はそれぞれ12km/L台、18km/L台と同クラスの中では優秀だ。また1.8リッターハイブリッドは2リッターNAに対し40万円近く高いが、それなりの走行距離を走るなら、リセールバリューまで含めた長期的な出費では元が取れるだろう。
価格

2

標準系とエアロ系があるノアを基準に見ると、エスクァイアの価格はノアの標準系に対し存在感あるエクステリアとインテリアが後述するようにゴージャスな分高く、ノアのエアロ系と同等というイメージ。若干割高にも感じるが、魅力を感じているなら許容できる範囲だろう。
国沢 光宏
国沢 光宏
自動車ジャーナリスト
東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。youtube「国沢光宏」チャンネルに出演中。Webサイト「自動車評論家 国沢光宏」を運営している。
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