トヨタ クラウンマジェスタ 「新しいマジェスタがこんなに高くなったわけ マジェスタが新しくなった。この不景気の中、大幅に価格アップという強気の価格設定。売れ筋と思えるCタイプでも6」のユーザーレビュー

ニックネーム非公開さん

トヨタ クラウンマジェスタ

グレード:-

乗車形式:試乗

評価

3

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

新しいマジェスタがこんなに高くなったわけ マジェスタが新しくなった。この不景気の中、大幅に価格アップという強気の価格設定。売れ筋と思えるCタイプでも6

2009.4.6

総評
新しいマジェスタがこんなに高くなったわけ
マジェスタが新しくなった。この不景気の中、大幅に価格アップという強気の価格設定。売れ筋と思えるCタイプでも614万円から695万円になんと80万円のアップ!エンジンがレクサスLS460と同じV8の4.6Lになったとはいえ、ここまで高くなった原因は、安全装備を中心に、これでもかと言うほどのてんこ盛りのハイテク装備。
安全装備として新型マジェスタではレクサスでさえ対応していない、世界初の三つの機能を備えている。
(1)フロントバンパー左右に配置したミリ波レーダで横方向からの接近車を検知し、側突時に早めにエアバッグを作動させる「前側方プリクラッシュセーフティシステム」。
(2)衝突の可能性が高い場合に後席の背もたれを自動的に起こす「プリクラッシュシートバック」。
(3)側突時に後席左右の乗員がぶつかるのを防ぐ「後席センターエアバッグ」。
 これ以外にも、夜間の歩行者の存在を知らせる「ナイトビュー」。夜間のコーナリング時にタイヤの切れ角・車速に応じて、ロービームの照射軸を車両が到達するポイントに自動的に向けるインテリジェントAFS、ナビとの連動での一時停止箇所の通知などなど。レクサスやクラウンなどトヨタで実用化したほとんどの機能を含んでいるという意味で、トヨタでは最も安全装備を充実させた車といえる。
 今回装備された安全技術を見てみると、正直言って「ここまでやる必要があるの?」とも思える。しかし、エアバックもABSも20年前は高級車のみだったが、今ではリッターカーや軽でも標準装備となっている。まずはフラッグシップモデルに搭載し、技術を深めていくことは必要なのだろう。
 しかしながら、充実した安全装備がある反面、「クルマ」としての魅力はイマイチ。試乗した限りでは確かに乗り心地はよく、静かである。でも残念ながら「静かさ」以外はさしたる印象はなく、いま使っているGS(レクサス)の方がよっぽど車としては「楽しい」と思った。
 トヨタの渡辺社長は、新車発表会で試乗した新型マジェスタの印象を「とても静かで、楽しく安心して乗れるクルマだ」とコメントしているが、僕が試乗した印象では「とても静かで、安心して乗れるクルマだ。でも、楽しくはない」と言う評価。最高級のGタイプFパッケージの豪華な後部座席みていると、これは自分で運転する車じゃないなあと思う。
満足している点
①安全性:
 総評で書いた以外にも、後方の明るさに応じた「自動防幻ミラー」、急ブレーキに連動して点滅するストップランプなど本当に書ききれないほどの装備がいろいろ。ここまで必要かという点は別にして、ドライバーは必ずミスをするものと言う前提で、ドライバーのミスを防ぐ工夫、あるいはミスをしても被害を最小限にして安全を確保しようとするトヨタの姿勢は評価する。
②内装:
 ちょっと「おじさん向け」というデザインだが上質な感じに仕上がっている。「もどき」ではない天然木の使用などクラウンロイヤルとの差別化をはかっている(ちなみにクラウンロイヤルは木目「調」パネル)。各パーツの組み立ての精度など、この辺はトヨタの得意とする部分。でも短所のところに書いたが、マジェスタにもコストダウンの風が・・・・
③静粛性:
 エンジン音だけでなく、走行時の風切り音の少なさなど自分が仕事で使っているGSと比較してもやはり静かだ。むしろ、車としては寂しいくらい。
不満な点
①外観:
 他の方のコメントでも外観に関しては批判が多い。何というか、フロントもリアもボテッとして「太ったカローラ」というイメージ。リアのデザインなどは先代の方がシャープな感じで好きでした。この価格帯になると、国産車ではライバルにならず、当然BMW、ベンツ、アウディ、ジャガーあたりと比較される。車の機能や品質の上では負けているとは思わないけど、「気に入った!どうしてもマジェスタが欲しい」と思えるものが残念ながら無い。
②大きさ:
 かろうじて全長5m以内のボディサイズに収め、国内での使い勝手にも配慮したと言うが、後部座席のスペースを確保するため3m近くなったホイールベースもあり、やっぱりでかくて持て余す。自分で運転を楽しむ車ではないね。
③コストダウンの方向性:
 クラウンロイヤルのレビューでも書かせてもらったが、こうしたハイテク機能を満載にするためには、どうしてもそれとは関係の無い各部分にコストダウンのしわ寄せが・・・。自分も部品、素材メーカーの末席に携わっているが、ぶっちゃけた話、昨年からの車不況で、最近のクルマ屋さんからの要望は、「(品質は)そこそこでいいから、とにかく値段が半分にできないか?」と言うようなテーマばかり。特にトヨタさんはその傾向が強い。ビッツやカローラならいざ知らず、クラウンとて例外ではない。ハイテク機能をいっぱい付けるのも悪くないが、デザインや内装、外装の素材の質感を上げる方が、「高級車」としての魅力が上がると思うのだが・・・。
皆さんどう思います?
デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験

下記のリンクから「みんカラ」に遷移して、違反報告ができます。

「みんカラ」から、違反報告をする

トヨタ クラウンマジェスタ 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ユーザーレビューを投稿する

ユーザーレビューを投稿する

※自動車SNSサイト「みんカラ」に遷移します。
みんカラに登録して投稿すると、carview!にも表示されます。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示
carview!の最新情報をチェック!
Facebook
carview!公式Facebook
最新のクルマ情報をお届けするcarview!オフィシャルページ(外部サイト)

carview!公式X(旧Twitter)
carview!の中の人がクルマ情報をポストする公式アカウント(外部サイト)

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離