トヨタ カローラクロス 「日本でマルチに使えるSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西川 昇吾
西川 昇吾(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
5
積載性
5
燃費
5
価格
5

日本でマルチに使えるSUV

2022.1.21

年式
2021年9月〜モデル
総評
現在の普通車市場で求められる要素のツボを押さえた、コストパフォーマンスの高いモデル。万人に進められることができる点は「カローラ」の名を名乗るのにふさわしいと感じさせる。
満足している点
流行りのSUVであり、現代のモデルとしては必要な装備が十分に備わっていて、コストパフォーマンスが高い点がとても良い。一般ユーザーがどのクルマを買おうかと迷ったら、カローラクロスを選べば大きく間違うことはまずないと思われる。
不満な点
しいて言えば全高が1550mmを超えていて、都心部に多い立体駐車場に対応できない場合があるのが気になる。トヨタの同クラスのSUV、C-HRはこの点をクリアしているが、カローラクロスほどの利便性はない。カローラクロスが全高をクリアしていれば個人的にはパーフェクトと思う。
デザイン

3

SUVとして都会的なデザインを中心にしつつも、所々オフロードの要素を落とし込んでいて、そのバランスが程よいと感じさせるデザイン。トレンドとツボを抑えていて、現代的に可もなく不可もなくといった具合で、街乗りメイン、時々アウトドアというライフスタイルにピッタリな印象を受ける。
走行性能

4

TNGA-Cプラットフォームと1.8Lガソリンエンジン、もしくは1.8Lハイブリッドの組み合わせはもはや熟成の域に達している。しかしながら2WDに新開発のサスペンションを採用するなど、しっかりと進化も与えられていて、あらゆるシーンで不満のない走りを見せる。
乗り心地

5

TNGAプラットフォームになってからは振動の収束がよく、乗り手に不快感を与えない。特に日本の街中でありがちな継ぎ接ぎの多い路面ではそれを強く感じる。カローラクロスの場合、TNGAプラットフォームの後発なので乗り心地はさらに煮詰まっていると言ってもいい。
積載性

5

クラストップレベルの487Lという積載容量があるのはもちろん、使い勝手に関しても考えられている点は好印象。また、この価格帯でハンズフリーパワーバックドアが用意されているのも、ライバルに対して抜きん出ているポイントと言える。
燃費

5

日本の道路事情に燃費性能的にマッチする一般的なパワートレインは、現状トヨタのTHSⅡの他にはそう多くはない。他のトヨタSUVと比べるとあまり優れていると感じないかもしれないが、他メーカーのSUVと比べるとかなり優れていると言えよう。
価格

5

およそ200〜320万円という価格帯は装備を考えればかなりお買い得と言える。値段的な面では購入して不満を覚えることはないと思われる。グレード展開も基本的に3グレードとなっていて、迷うことが少ないのも好印象。
西川 昇吾
西川 昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
トヨタ カローラクロス 新型・現行モデル

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