トヨタのハイブリッド車について質問です。カムリハイブリッドとＳＡＩハイブリッドの違いや位置づけはどんなところでしょうか？ プリウスとはコンセプトの違う車ですか？

Answer 1

カムリとＳＡＩは、まずエンジンが違います。
カムリは２．５Ｌハイブリットで、ＳＡＩは２．４Ｌハイブリットです。
寸法はカムリの方が大きく、ＳＡＩの方が小さいです。

ただ、トヨタの位置付けとしては、ＳＡＩが上との事です。
付いている装備などは確かにＳＡＩの方が良いものがついていますし、
金額もＳＡＩの方が上です。

古い頭なので、高い車＝でかくて大排気量、と思っていましたが、
両車の関係では、それは合致しません。

カムリはカムリの枝分かれ上位モデルで、ウインダムがありました。
これがレクサス系列の車（レクサスＥＳ）です。
日本以外では売れているので続いていますが、日本ではバカでかい車
なので合わず、１０年前に絶版しました。
元々はカローラ店に高級車設定が無かったので、その他のトヨタ系列より
補填する形でウインダムが発売されました。
そしてこの枠がなくなったため、旧カムリより２．４Ｌになり、
ウインダムの枠を補填する形となりました。
（但しカムリはレクサス系列ではない。先代は外観が当時のレクサスに
酷似していますが。）

ＳＡＩはレクサス系列ではＨＳと兄弟車で、ある意味、ウインダムのように
このクラスでレクサスとトヨタで競合している車です。

個人的な感覚ですが、ＳＡＩは都会的、カムリは田舎的な感じがします。
ＳＡＩは内装に力を入れ、駐車場や道が狭い土地でも走行ができる感じ。
「ラグジュアリー＝装備」という考え方。
逆にカムリは、車体が大きくても、土地や道が広いので対応ができる。
「ラグジュアリー＝広さ」という考え方。
こんな印象を受けます（あくまで個人の感想です）。

Answer 2

カムリ：
横幅はクラウンよりも大きい、1.8m超の完全に北米向けへ特化した世界戦略車

SAI：
ベースはオーリスでカローラの延長線上にあるモデルで国内専用車、企画初期はブログレのコンセプトを引き継ぐモデルとして計画されている（高級なカローラという位置づけ）

トヨタの序列から言えば、カローラ＜カムリ

つまり、現行カムリはすでに日本国内では扱いにくい大きさに対して、SAIは日本国内での使用を考慮したサイズに抑えられている…という違い。その分、カムリの後部座席は広く定評があり、タクシー向けなどで評価が高い。

プリウスはハイブリッドが珍しかった時代に、実験的に出たモデル。このため、後方視界を犠牲にして空気抵抗などまで全て、燃費に特化している市場実験的なモデルです。これが、たまたまエコカー補助金・減税の波に乗り、バカ売れしてしまったというだけ。

通常日本では、過去にもこういった5ドアハッチバックは売れないことは、カローラ5ドアハッチバックやプリメーラが証明しています。ハイブリッドという珍しさと、エコカー補助金が無ければプリウスはスタイルだけではここまで売れませんでした。

ちなみにカムリは、日本ではセダンが売れていないことと大き過ぎることから、いつモデル消滅してもおかしくありません。また、SAIに次期モデル（兄弟車のレクサスHSも同様）は無くこのままモデル消滅で、アベンシスとマークXに統合されるとされています。

いずれにしても、欲しいのならどちらもお早めに.....