比較評価:ブレイドとゴルフGT-TSI
トヨタがCセグメントカテゴリーに、従来の国産、Cセグメントでは余り無かった、高級感・大排気量を売りに市場投入し
2007.8.28
- 総評
- 比較評価:ブレイドとゴルフGT-TSI
トヨタがCセグメントカテゴリーに、従来の国産、Cセグメントでは余り無かった、高級感・大排気量を売りに市場投入したブレイドと、今や世界のCセグメントのベンチマークといわれるVWゴルフの比較評価です。
ブレイドは、主力グレードと思わしき2.4G、VWゴルフはブレイドとほぼ、同等性能、馬力、のGT-TSIにて比較してみます。
なお、この比較に関してはどっちの勝ち!的な決め付けはしません。
個々、デザインの好き嫌いや、メーカーへの偏見も有るかと思いますので、当方の中では、勿論結論は出ているものの、あえてどちらが買いと言い切りません。
この評価ご覧になったうえで、お気に召された方が、きっと買いなクルマなのだと思います。
- 満足している点
- 装備の比較をして見ましょう。
ブレイド2.4Gは、ゴルフGT-TSIに対して、標準装備で①本革シートと、②運転席パワーシートがついています。価格も、約50万円程安くコストパフォーマンスに優れ、排気量もVWゴルフが1400cc、に対してブレイドは2400ccもあります。
ゴルフより1000ccも排気量が大きく、内装も豪華で故障に強い信頼のトヨタブランド。
エンジンもトヨタランナップ車種の流用ですので、万が一、故障や事故があっても部品調達の問題、やメンテナンスも、日本全国に星の数ほどもある信頼のトヨタのサービス工場がフォローしてくれます。
井上陽水のヴォーカルCMもお洒落です。
デザインも、Cセグメント後発の強みで、VWゴルフやボルボV30等のデザインを良い様にアレンジして展開しています。
2400ccと、3500ccの大排気量構成ですから、一般的にも、カローラシリーズの様に安っぽく見られにくくて安心。
世界一、故障が少なくて安心、豪華内装のトヨタブランドが、自身を持ってリリースした日本市場のみに作られた3HB車。コレが、ブレイドのメリットの全てです。
- 不満な点
- ゴルフGT-TSIと車幅も全く同じで、重量もほぼ同じですが、全長が35mm長くなります。
オマケに最小回転半径はゴルフの5.0mに対して、ブレイドは5.2mになり、コンパクトカーのメリット部分でマイナスです。
又、排気量は1000cc確かに大きいですが、VWゴルフの1400ccのスーパーチャージャー+ターボ装備のエンジンより、最大馬力、トルク、燃費も含め全て下回っています。
クルーズコントロールや、リアFOGも付きません。
おまけにゴルフGT-TSIは、DGSという変速機の革命といわれる、2ペダルの最新式の変速機を標準装備しており、CVTとはポテンシャルが桁違いです。
排気量差による自動車税の納税差額を考えれば、かなり高くなるブレイドは?です。
ブレイドは車高も、2cm高い上にタイヤも1インチ小さい16インチになり、タイヤも55扁平になる為、乗り心地は少しよく感じるかもしれませんが、小径ブレーキになり結果ブレーキ性能も落ちてしまい、一般道路レベルでさえコーナリングの安定感、ハンドリングは桁違いです。
高速域になるほど差は顕著に現れてきます。
排気量のみで性能差を誇示できない状況になってきているのです。
ゴルフGT-TSIとの50万円の価格差をどう評価されるかは、購入者の判断です。
***比較評価ですので、ゴルフGT-TSI編も書いています。折角ですからこちらもご覧頂くことをお勧めいたします。
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