トヨタ ブレイド 「大人しくない大人 オーリスプラスαの内容でプレミアムには無理がある。特筆すべきは装備なのだが、それでプレミアムという意味するには奥ゆかしさが感じられな」のユーザーレビュー

大人しくない大人 オーリスプラスαの内容でプレミアムには無理がある。特筆すべきは装備なのだが、それでプレミアムという意味するには奥ゆかしさが感じられな

2007.2.13

総評

大人しくない大人
オーリスプラスαの内容でプレミアムには無理がある。特筆すべきは装備なのだが、それでプレミアムという意味するには奥ゆかしさが感じられない。対象は大人しくない団塊世代というが、大人しくない部分での主張がリアビューだけというのも悲しい。あとは上位の大人しい大人のためのセダンのイメージをオーリスをベースに構築した印象。ドライバビリティは総じて曖昧。実用車としても上質車としても中途半端な印象。

満足している点

安全装備が充実したこと。
静粛性が良いこと。
塗装が厚いこと。
トルク重視型の設定であること。
後席の着座位置が高いこと。
レギュラー仕様であること。
拡大したトレッドとダンパーのおかげで
オーリスほどではないがトヨタ車としては奇跡的な安定感があること。

不満な点

■インテリアデザイン
ダッシュボードの曲面が美しくない。
前方視界が狭い。ルーフの圧迫感が強い。
スエード調インテリアはバラバラしている。
スエード調インテリアのグラフィックスがみっともない。
スエード調は人の手が触れると汚らしい模様が付く。
インテリアの素材が統一感がない。
オーリスのセンタークラスタが目立ちすぎ。
ハンドルとセレクターレバーの革の色目が浮いている。
シートバックのフレーム形状がマークＸそのもの。
デザイン性のみの三角窓は視野角を狭める。
クルマのキャラクターに合わない子供っぽいメータクラスタデザイン。
■エクステリアデザイン
前後の統一感が悪い。
サイドパネルがオーリスと同じ。差別化が最もないポイント。
フロントマスクは印象に残らない。クラウンとプレミオ、マークＸの合成。
リアは気持ち悪い。ぷくっとした曲面も美しくない。
ハッチを開けた際にドアのきりかきに角があり危険。
フロントドアのグラフィックスがミニバン然として美しくない。
■運転性
ステアリング　ラフな操作に対しての反応はあるが繊細な動きに反応しない。アンダー傾向が強く、節度感に欠ける。
足回り　情報が曖昧で浮遊しているような錯覚。路面の希薄感が気持ち悪い。
アクセル　レスポンスは悪くないが、戻しても収まりが悪く加速し続ける。速度感の無さと相まって制御性が悪い。リズムを作ろうとしても残響が残るため、ゆっくりとした操作を押しつけられる。
ブレーキ　あそびが大きく押し込まないとききがこない。ペダルが小さく作りもかちゃかちゃして華奢。
ハンドブレーキ　デザインに走りすぎて使いにくい。
セレクター　マニュアルモードの数は何を持って決めたのか？ライバルプラス１という発想がおかしい。エンブレは使いにくいし思った段が得られないという、いざというときに使えない仕様。
ＣＶＴ　エンジンのトルクをフィルタリングして使う特性はオーリスと同じ。クルマを走らせる主導権はＣＶＴに奪われている。ユーザーはそれに任せきってオーダを入れるだけ。
エンジン　ＣＶＴの影でさして特徴がみえてこない。重い。音を立てるだけの存在だが、吸音材のせいでそれさえも希薄。
共有コンポーネントで構成され、特筆すべきことのないメカニズム。
■実用性
荷室の奥行き（容量）が足りない。
オーリスのアンダーラゲッジトレイが省かれている。
シートを倒す際にベルトが引っかかる。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験