セダンの人気が無くなったのはセダンの様な背の低い車は昨今のフロントグリルを強調するデザインを活かしにくいからでしょうか？

Question

ついでにSUV、クロカンならタイヤ外径も大きく見栄えが良いしアルファードは190cmを超える華麗な外観と高級感漂う内装とのシナジーが良く人気をはくしてると思います。

Answer 1

＞セダンの様な背の低い車は

クーペやハードトップが普通にあった時代は、セダンは『背が高く（重心が高く）、どんだけエンジンが強力でもコーナリング性能はタクシー』と言われてたんですけどね。

セダンが滅んだのは、室内が『狭い』からですよ。

※1980年代末頃から、RV（今で言うところのSUV）の巨大ブームが起こりました。
しかし別にオフロード走行の需要が増えたということではなく、単に『室内が広い』『荷物が大量に載せられる（ベビーカーなど、折り畳まなくても載せられる）』ということでした。
尚・・・ここでは、当時の慣例に倣って、オフロードSUVをRV、ミニバンをSUVと記述しますね。

※その一方で、『荷物が大量に載せられる』ということに関しては、セダンのルーフを伸ばしたステーションワゴン型も増えました。
これは、重心が高いRVは『横転し易く危険』と認識されていたからですが、しかし①センタートンネルがあるセダン同様の後席は狭く、床がフラットなRVの後席の方が広い ②当時の乗用車は身長178㎝を最大として設計されており、頭上空間がギリギリ（180㎝以上のヒトはアタマが天井に当たり、シートバックを倒した不自然な姿勢で運転せざるを得ませんでした）・・・ということがあり、RVほどは人気が出ませんでした。（ちょっと余談ですが、面白いことに・・・重心が高いRVやSUVが横転し易いのは今でも変わりませんが、その点は『車内が広い』ということに隠れ、現在は無視されています。危険ということに関しては、軽自動車は依然危険視する一派がいるのに、重心が高いクルマに対する危険性が無視されているのは不思議です。）

※その頃、ルノー・エスパスという『欧州ミニバンの発祥』が輸入されていて、RV同様『室内が広い』『荷物が大量に載せられる』という点で、ジリジリと注目される様になります。
これには、RVが『車重が重く、駆動系の走行抵抗が大きいため、燃費が異常に悪い』『同じ全長なら、ボンネットがある分室内が狭い』などというRVの欠点にユーザーが気付いたということもあり、日本のメーカーがSUVを発売すると同時にRVユーザーがゴッソリSUVに移行し、RV人気は一気に低下しました。

・・・しかし、SUVは完全なバン（貨物車）或いはバスであり、運転者にプラスアルファを与えるものではありません。（例えば、アルファードは高価なクルマで装備的にも高級車ですが、それは『後席の住人』にとっての話です。SUVでは、運転者は『使用人』に過ぎず、オーナーが後席に座るロールス・ロイスと同じジャンルのクルマです。SUVは、運転者にとっての高級車にはなり得ません。）
その後ポルシェがカイエンで、『RVでも、運転者が満足出来る高性能車が作れる』ということを証明し、それまでオフロード性能の為にオンロード性能を少なからず犠牲にしていたRVの作り方が変わりました。
オーナードライバーにとっては『運転の満足感』は重要で、多くのヒトの興味がRVに移り、一方SUVは純粋な『ファミリーカー』となって現代に至ります。

40年前のRVブームにしてもその後のSUVブームにしても、『室内が広い』ということが根底にあります。
室内が狭く荷室も小さいセダンは、SUV登場以前にRVやステーションワゴンの人気が出始めた時点で、ジリジリと低下を始めていました。（セダンを求めたのは、『高級車はセダン』という古い価値観を持った年寄りだけでした。その年寄りが運転年齢を超えてクルマを買わなくなったため、セダンが一気に売れなくなったのが現在の状況です。今の若い世代でも、セダンを指して『ジジィのクルマ』というヒトがいますが、概ねその通りです。）

>昨今のフロントグリルを強調するデザインを活かしにくいからでしょうか？

・・・デザインとかそういう話もあるでしょうが、セダンが死滅したのは、『同じ車体サイズなら、荷室を含めた車内空間全体が狭い』という専ら実用的なことが最大の理由だったのは、間違いありません。

さて、ここで余談ですが。
日本での呼称が、RVはSUV、SUVはミニバンに変ったのは、ミニバンのもう一つの発祥の地、米国の慣例によります。
米国では、ミニバンはミニバンで、オフロード4WD車をSUVと呼び、RVはキャンピングカーを指します。
その慣例に従い、20年ぐらい前に呼称がガラッと変えられました。

尚、最後に。

>セダンの人気が無くなったのは

日本に於ける大衆車としてのセダンの役割は、完全に終わりました。
が、格調高い公式なクルマは、依然セダンです。
これは150年の歴史を持つ欧米の自動車文化の価値観であり、せいぜい80年程度しかない日本の自動車文化では、理解し難いことです。
ロールスやメルセデスや、ジャガーやBMWやレクサスで、最高級クラスは常にセダンです。
各国の政府高官の公用車は必ずセダンであり、日本の御料車（天皇専用車）もセダン、米国大統領車に至っては、完全に装甲車なのにセダンの外観に固執しています。

セダンは決して滅亡しません。
しかしそれは、至って真面目でフォーマルなクルマに関してです。
『スポーツセダン』という子供のおもちゃ的な中途半端なモデルは、日本では衰退したと言えるかもしれません。

Answer 2

ミニバンはスタイルで選ばれてるわけではないと思いますよ 私も子供が生まれてから ミニバン オンリーです ベンツの V クラス ヴェルファイアアルファードなど乗り継いできました
一度ミニバンに乗ってしまうと便利すぎてセダンには戻れないですね ミニバンは開放感があって 車の中で色々なことができます もう一つの 自分の部屋 という感じです 僕は アルファードに ポータブルヒーターとクーラーboxを 載せていて, 夏は冷たいジュース 冬は暖かいコーヒーが飲めます。夜中 どこかの 駐車場などに止めて食べたり飲んだりしながらのんびりと Amazon プライムビデオを見る なんてこともしています 仮眠もできるし ちょっとしたストレス解消です 観葉植物をよく買いますが 自分で運ぶことができます スキー に行く場合も荷物をたくさん載せれるし スーツケースも 5人乗って 5つ 乗ります
セダンではできないですよね

Answer 3

デザインの差異は流行りすたりにすぎず、それでは全世界的なSUVの勃興が説明できません。世界のSUVの需要が伸び始めたのは今から30年くらい前からです。その間もデザインの方向性は二転三転しています

今の時点でもSUVのデザインも多様です。ハリアーの様な流線型があれば、フォレスターの様な伝統的SUVシルエットを墨守しているモデルもある

この２モデルの間にはセダンのカテゴリ内ではありえないほどのデザインギャップがあります。それも飾りレベルではなく根本的な違いがある

ましてやアルファードを見た目だけでパーソナルカーとして買う人が多数派とも思えない

つまりセダンの凋落をデザインで説明するのは無理があるんです

多くのユーザーがSUVに十分なメリットを感じているから世界的に長らく売れ続けている。そういう視点を持たない限り理解できませんよ

Answer 4

ずっとセダンに乗ってる者です。

で、何年も前から、何故、セダン離れが続いたのかな？と、情報を探ったり、SUVに乗り換えた人とかに聞いてたのですけどね。
確かに、デザインなどの流行り廃りでの、時代の流れってのもあるのですが、そのセンスの違いは、個人差があるので、必ずしも、一致しないことが多かったです。
それよりも、何故、高い車高の形状なのか？に絞ると、１番は、乗り降りのしやすさが共通してました。

セダンを好んで乗ってた人が、試乗で、１番感じたのが、降りる時、楽に降りられたと、よく言ってました。
これは、試乗の後に、自分のセダンで帰宅して、自宅などに着いて、降りる時に、強く感じたと。
そして、視界です。
安全確認での視野が、格段に広くなり、その結果、速度感が変わったと。
セダンだと、速く感じた速度も、ゆっくり走ってると感じるくらい、心に余裕が出来たと言う表現をする人も居ました。
まあ、これは、結果として、速度超過をするドライバーが増えた理由じゃないかなぁと、想いますけどね（高速での事故の増加も）。

なので、俺的には、デザインとかって見た目の問題よりも、利便性が、SUVなどの高い車高の方が良いから、カッコ良さよりも、まず利便性重視で、その次に、デザインが良くなって来た＝カッコ良さの価値観が変わる、後づけのように想います。

Answer 5

需要が減っているからだと思います。

セダンよりステーションワゴンの方が使い勝手が良いです。
ステーションワゴンより車高の高いSUVの方が使い勝手が良いです。
もう新車では買えませんが、
トヨタのカムリは新車で約350万円〜
RAV4は約320万円〜
使い勝手が良く価格も安いので、需要がSUVに傾いています。

私はセダンや4ドアクーペが好きなので買いませんが・・