購入後、5000kmほど走行して、2度目の投稿です。
私は学生時代に最初に買った車が初代エスクードTA01W、その後、TD01Wノマド、JA22、J
2011.4.29
- 総評
- 購入後、5000kmほど走行して、2度目の投稿です。
私は学生時代に最初に買った車が初代エスクードTA01W、その後、TD01Wノマド、JA22、JB23と乗り継いでTDA4Wに、というのがこの22年間の愛車遍歴で、スズキ四駆の歴史と共に生活してきたようなものです。この20年余の間に、各社にSUVが大増殖したわけですが、そのオリジンはエスクードTA01Wであることを知る人はどの位いるでしょうか。当時からジムニー譲りの走破性はなかなかのものがありましたが、フルタイム化されたTDA4Wもクラストップの走破性を堅持しているところが素晴らしいと思います。ジムニーほどいじる要素がないので、エンスーには向いていないかも知れませんが、なんちゃって4駆全盛のいま、本物に乗りたい人には唯一無二の相棒になってくれるでしょう。私は、日本の道にはランクル・パジェロはでかすぎると思っているので、エスクードがちょうど良いです。コストパフォーマンスも最高。隠れた名車でしょう。
- 満足している点
- 縦置きエンジン、センターデフ、サブミッション、LSDなど四駆の基本をしっかり押さえた上で、現代的なSUVに昇華させている点。他車のスタンバイ四駆とは悪路での安心感が全く違う。
エンジンは新型の2.4lがなかなか素性が良く、高速から悪路まで破綻がない。4ATとのマッチングは良好。
直結4駆からセンターデフ式にしたのはこのクラスの本格派SUVとして最も正しい進化だと思う。ワンタッチ切り替えのサブミッションも使いやすくて良い。小回りも意外に効く。
操縦安定性はこのクラスのSUVではトップクラス。縦置きエンジン、前後の重量バランスなど骨格がしっかりしていることが効いていると思う。
装備の良さもかなりのもの。オプションでつける必要があるのはESPぐらい(標準でもメカニカルLSDの機能はあるので充分か)。ヘリーハンセンやサロモンなどのリミテッドエディションは特にお得感が高い。
- 不満な点
- 燃費が現代の車としては残念な数字になっていること。3.2lで5速ATを使っておきながら、なぜ主力の2.4lでは4速にしてしまったのか理解できない。あと15万円高くても5速AT車を設定して欲しかった。
海外での販売が95%という車種なので仕方ないが、初代のサイズが林道走行にぴったりだったので、やや幅広すぎる感じはある。ただし、室内のゆとりやシートの快適性は値段から考えられないくらい良い。
MT車は当初検討していたが、シフトフィールやクラッチの操作感がダイレクト感が不足しており期待はずれだった。2速のギア比も高すぎて、一速との繋がりが悪くトルク感も乏しい。6速にして、1速から4速はもっとクロスさせないと、せっかくのエンジンの良さがスポイルされてしまう。MTは好きな人しか買わないのだから、もう少し煮詰めて欲しい。
エンジンは現状でもトルク感・噴けあがりなど素晴らしいが、今後の練り上げでまだ良くなるとおもう。今後は吸排気可変バルブ化やDSGとの組み合わせを期待したい。
4輪独立のサスは、オンロードでの乗り心地や安定性には間違えなくプラスに効いているものの、オフでは伸びが不足。最低地上高も200mmとはいえ、リアサスまわりをヒットしやすい形状なので注意が必要(ただし、他社の競合車種よりはずっとクリアランスはよい)。
Ltdモデルに標準の18インチタイヤは、せっかくのバランス良い操縦安全性を崩している。17インチがベスト。リフトアップやインチアップには注意が必要なサスだと思う。
売れない車なので、車種バリエーションが少なくなり、さらに売れなくなる悪循環に陥っていること。燃費重視の改良を行えば、エクストレイルやフォレスターと互角に戦える実力は持ち合わせているはずなので、口惜しい。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験