(最終更新日:2010年10月17日、総走行距離34,570km)
※実は各項目に文字数制限があるようなので、用意された項目は無視して記述する。
2010.10.17
- 総評
- (最終更新日:2010年10月17日、総走行距離34,570km)
※実は各項目に文字数制限があるようなので、用意された項目は無視して記述する。
■満足している点
燃費・環境性能
オーソドックスな作り(エンジンキー周り/フロアシフト/メーター)
マニュアル7速モード付きCVT
十二分なトルク
ルックス
静粛性
希少価値
■不満な点
多目なロール
シャシー剛性不足(ハンドル操作でよじれる)
乗り心地(衝撃の角が鋭利でダンピングし切れていない)
右前方の視界不良
フロントサイドの若干ボテッとしたデザイン
一部の装備(ドリンクホルダー)
エンジン始動性
- 満足している点
- ■総評(前編)
2010年3月に13,000km走行車を中古購入。グレードは2期型のSR 2WDで、オプションのパールホワイトカラーに、セットオプション付というもっともゴージャスな仕様。対抗馬と目されている、ダイハツソニカRS Limited(以下ソニカ)にも1年間乗った上でのインプレッションである。
軽のターボ車としては、2010年10月現在でもなお、燃費23.0km/L・低排出ガス車認定75%低減レベル(☆☆☆☆)・燃費基準達成(+20%)という内容はトップクラスである。660ccターボエンジン車では、大きく塗り替えることは難しい究極のスペックであろう。
巷の公私インプレッションで賞賛されている通り、ドライブトレインが素晴らしい。直噴エンジンとCVTにより低回転が保たれつつ、820kgの軽量ボディーで加速とトルク感が素晴らしい。惰性走行時にもロックアップがあり、1~2速に当たる部分にショックがあるのがやや気になる点だが、慣れてしまえばニュートラルポジションとの併用で問題なく走ることができる。ソニカと違い、マニュアルモードにした途端にシフトダウンすることもなく使いやすい。実燃費においても、直噴が効いてか、「限界を追求しやすい」、という意味において、セルボSR(以下セルボ)の方にわずかに軍配が上がりそうである。信号が少ない北海道とはいえ、高速道路も使用し、実用に耐えうる範囲の燃費運転を心掛けただけで、あっさりカタログ値を越えられた(24.04km/L)のには驚いた。
ソニカもセルボも、軽自動車の究極としてしのぎを削った自動車であり、甲乙付けがたく優れている。メーカーが違うため、細かいファクターの優劣はやはりあるが、総じて「好みの問題」、と言い切れなくもない。比較して、セルボに感じるのは、あたかも軽自動車の枠を超えんとするような、量感である。エクステリア、サスペンションやシャーシのセッティングにそれを感じる。前述のエンジンブレーキのニュアンスも手伝ってか、着座し走り出した段階で、重厚感を感じる。裏を返すと、軽快感はソニカの方がある。走りと外見から、カッチリとした小粒なスポーツ感を味わえるのが、ソニカだ。
- 不満な点
- ■総評(後編)
インテリア/装備に関して、細部を述べて行きたい。内装に関しては、セルボも洗練されているが、良くも悪くもオーソドックスである。フロアシフト&サイドパーキングブレーキ、他モデルと共通のスタンダードなメーターがそれだ。言い換えれば硬派ともいえる。ダイハツより、スポーツ車としての軽を数多く作り続けてきたスズキのこだわりを感じる。個人的には、フットパーキングブレーキが馴染めないので、フロアタイプはありがたい。
エンジンキー周りも、流行のキーレススタートを備えてはいるが、エンジンキーはOFF→ACC→ON→IGNITIONとオーソドックスである。ソニカはキーを持っていれば近づいただけで、ロック/アンロックをするタイプで、一見便利なのだが、整備や洗車中に誤動作を繰り返すのがいただけない。しかもその間「ピッ」と毎回鳴ることを止められない。セルボは無音だし、リクエストスイッチ採用で必要なときだけ開け閉めでき、結果的にスマートに仕上がった。
ドリンクホルダーはソニカの方が数が多く高級感があり、使い勝手も良い。セルボは出し入れが硬く力が必要である。ソニカと違い、前述のフロアシフト&ブレーキの関係で、センターアームレストはなく、その分収納も減っている。その代わりなのか、ドア側にレストスペースがせり出しており、若干窮屈な印象を与えている。運転席側のパニティーミラーにすらライトがない点はややトレンドから漏れた感があるが、トータルコストの関係かもしれない。リアシートはどんぐりの背比べだが、セルボはスライドこそできないものの、5:5分割でリクライニング可能と優れている。
「SR」はシリーズ中唯一直噴ターボエンジンを採用した異端児であり、その影響でエンジン始動性が不安定といえる。ただ、色々と発生条件が限られるようで、乗り始めてしまえば、アイドリングストップしてもアクセサリからなら掛からなくてあせるシーンはない。
最後に安全性における懸念点を一つ。ソニカはダッシュボードが平面で、フロントガラスへの反射が非常に多く何らかの対策(低反射シート・偏光サングラス)が必須だったが、セルボはダッシュボードが複雑に形状を変えるタイプで、表面処理としても反射は多くない。ただ、セルボはAピラーの位置と太さにより、体格やシートポジションに関わらず、右前方に死角が出てしまう。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験