スズキ アルトラパン 「いいクルマです」のユーザーレビュー

いいクルマです

2023.4.7

総評

この車の存在意義は唯一無二のデザインに尽きると思いますが、一方で基本性能や使い勝手を全く犠牲にしてしていない、とてもバランスの良い車の一つだと思います。

満足している点

◎内外装デザインの独自の世界観
◎量産車最軽量クラスの車重、(相対的に)低重心
◎十分な動力性能、燃費、実用性
◎ハンドルキャップやリアエンブレム、ダッシュパネルエンブレム等の印象的なオリジナル加飾
◎フォーンベージュメタリック/アーバンブラウンのカラーリング
〇Android Auto・シートヒーター・各収納等の充実した装備
〇良好な視界
〇居住空間（前席＋後席）優先の割り切ったパッケージ

不満な点

いずれも不満というほどのものでもありませんが、あえて言えば以下の通り。
△SUVのようなホイールハウスとタイヤの隙間
　→ダウンサスを入れました。
△無粋なリアのドアハンドル
　→多車種共用のメリットは理解できますが、そこはかとなくにじむ生活感が残念。その上のLCエンブレムがイケているだけに…。
△エアコン回りのセンターパネル処理
　→ほかの造作に比べて少々手抜きなデザインで、おもちゃ感を感じます。
△防眩ではないルームミラー
△微妙なデザインの専用アルミホイール
　→鉄チンホイール的な見た目からはさほど上質感が感じられません。
　→ララパームに交換しました。
△インパネの液晶表示
　→ドットの粗い単色表示は10年以上前の車の印象です。
△ステアリングセンターキャップ＆リアエンブレムの色味
　→深みのある良い色ではあるのですが、もう少し赤みを抜いてくれたらベスト
△車内の所々に配された隠れラパン
　→おっさんの私的には当然不要
△効かないエアコン
　→軽自動車ってそういうものだとは思いますが…
✕ドア開閉
　→明らかに気密性の問題で強めにドアを閉めないと半ドアになってしまうところ。スズキの車に多いようですが、これは完全に設計不良だと思います。

デザイン

5

【外装】
ハイト系が当たり前なこのご時世において相対的に低い車高のパッケージは、このクラスとしては今や希少な存在感あるボンネット、フロントグリルと相俟ってパーソナル感を上手く演出していると思います。
個性的なグリルに関しては、初めて画像を見たときは『なんだコレ…??』といった印象でしたが、見慣れてくるとこちらの方がスタンダードにも見えてきました。
【内装】
無印ラパンを含めた全グレードのインテリアの中で、唯一受け入れることができたのがLC・Xグレードのインテリアです。
テーブルのような木目調ボードやブラウンのチェック柄シート、2トーンの本革巻ステアリングホイールなど、リビングのような内装は居心地の良いものです。
空間の広さに関しても、前席・後席ともに十分で全く不満はありません。

走行性能

4

パワフルなエンジンではありませんが、車重が軽いこともあり、1~2名乗車時には日常使用においてストレスを感じることはありません。
但し、当然ながら急な山道や高速道路の追い越し車線の走行時、3~4名乗車時は"それなり"です。

乗り心地

4

柔らか過ぎず硬過ぎず、このクラスとして極めて普通であることに満足しています。
→サスをTANABE SUSTEC NF210に交換してから若干硬めになりました。

積載性

4

積載性を語る車ではないかと思いますが、セパレート可倒式のリアシートを活用すれば、日常用途の99%以上はカバーできると思います。

燃費

4

→燃費記録参照

価格

3

以下オプションをつけた状態で、乗り出し170万円でした。
・2トーン塗装
・バックカメラ付きディスプレイオーディオ
・純正デコステッカー
・前後ドラレコ
・ETC
・36ヶ月車検整備込みメンテパック
・全国版ご当地ナンバー

故障経験