スズキ アルトラパン 「ラパンＸ、試乗」のユーザーレビュー

ラパンＸ、試乗

2015.6.9

総評

　お店で体感! エネチャージ&Sエネチャージ試乗会で、ラパンに試乗。試乗したのはXグレードのアーバンブラウンパールメタリック、2WD/CVT。

　軽自動車は遠出を考えていない設計であるが、ラパンはより顕著に街中専用車として設計されている。短距離しか乗らないから、シートのホールド性は不要。山道を走らないから、スタビライザーは不要。大切なのは見た目の可愛さと見切りの良さ。悪い設計だとは言わないが、クルマとしてはどうなんだろう？　
　
　個人的には、走りに特化した往年のラパンＳＳを復活させてほしいと思う。ラパンの外観にアルトＲＳをぶち込んで、グリルをメッシュにして、大径フォグ付けて……。既存のユニットを流用できるから、コストパォーマンスは最高だと思うんだけどなあ。

満足している点

・デザイン
　ツリ目全盛の時代に、丸目をリリースしたこと。今回のラパンはテールランプも丸目になっている。前後どちらからでもクルマの雰囲気がホンワカするので、好印象。

　ボンネット上面が平らになっており、見切りが良いこと。

・装備
　リアシートのヘッドレスト標準装備。

　シートリフター＆チルトステアリング標準装備。

　分割可倒式リアシート標準装備。

不満な点

・スタビライザーが装着されていない。

・ボディーの重さにエンジンパワーが釣り合っていない。

・ベンチシートなので、ホールド性が無い。

・タコメーターが見にくい。

・リアシートの位置。(後ろすぎ)

デザイン

-

走行性能

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　アルト(X)に比べて30Kg重くなっているので、軽快感は無くなっている。アルトではNAで十分と感じたが、ラパンではターボが欲しくなった。

　CVTモデルと異なり、AGSモデルだと違った印象となるのだろうが、なかなか試乗車が無い＾＾；

※アルトF(AGS)に試乗したので、AGSについて追記。
(さすがにラパンでAGS搭載グレードの試乗車は見つけられなかった。ラパンはアルトとほぼ同じなので、参考にはなる)

・Dレンジ。
　ATやCVTのようにアクセル踏みっぱなしだと、いきなりクラッチが切れて前方につんのめる。
　これを防ぐためにはシフトチェンジのタイミングに合わせて、アクセルを抜く必要がある。（取説にも記載アリ）　……なのだが、タイミングがつかめなかった＾＾；　早々にDレンジでの試乗はあきらめ、Mレンジに変更することとした。

・Mレンジ(シフトアップ)
　高回転まで引っ張ったら、アクセルを抜いてシフトアップ。シフトアップ時に一瞬間を置くとスムーズに変速するようだ。
　引っ張り気味に運転している関係もあり、CVTの時のようなエンジンパワーをロスしている感覚は皆無。楽しい＾＾

・Mレンジ(シフトダウン)
　アクセル抜いてシフトダウンすると、ヴォンってブリッピング。クルマが回転数を合わせてくれるのでシフトショックはほとんどない。
　オーバーレブ防止のため、回転数があるていど下がらないとシフトダウンしないので、アクセル踏みながらのシフトダウンは不可。ATやCVTのように、コーナー手前でアクセル踏んだままシフトダウンで車速を強引に落とすような運転はできない。素直にブレーキ踏むこと。

・シフトノブの形状について
　アルト、ラパンのシフトノブの形状だと、シフトチェンジ時に手首を上向きに曲げる必要があるので、若干使いにくい。エブリィのシフトノブの形状に変更してもらえないのかね。

　結論。ＡＧＳ搭載モデルであれば、ターボは不要。ＣＶＴ搭載モデルはターボが欲しい。
　個人的にはＡＧＳを強く推奨。できれば、ＤとＭを入れ替えてほしい。（Ｄレンジ、無くてもいいぐらいだ）

　でも、冷静になって考えてみよう。こんなにクセのあるミッション、ラパンに搭載しちゃって問題ないの？　ラパンのキャラクターには、AGSは明らかにミスマッチである。

乗り心地

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　フロントにスタビライザーが装着されていないため、グラグラする。
　アルト(X)に比べてタイヤサイズも1サイズ小さくなっているので、悪印象。アルト(X)のホイール+タイヤをオプションで選択できるようにして欲しいと感じた。

積載性

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　アルトと同様、トランクは狭い。4人乗車時には荷物の積載をあきらめる必要がある。
　ラパンはリアシートが分割可倒式なので、アルトに比べると使い勝手はラパンの方が高い。

燃費

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　不明

価格

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故障経験

　不明