スズキ アルトラパン 「ラパンらしさに磨きをかけ続ける」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西川 昇吾
西川 昇吾(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
3
燃費
3
価格
3

ラパンらしさに磨きをかけ続ける

2022.1.21

年式
2015年6月〜モデル
総評
ブランディングと言っていいのか分からないが、ラパンらしさを維持しながら、軽自動車に求められる要素を備えて進化しているのは高評価なポイントと言える。次期モデルや年次改良があるのであれば、運転支援システムの充実とマイルドハイブリッドの装備を期待したい。
満足している点
一番の魅力はキュートなデザインとターゲットユーザーを見据えた装備や収納の利便性であろう。また、基本的に必要な安全装備が標準装備となっている点も評価できる。あまりクルマの知識がなくても迷いなく安心して購入できる1台と言えるのではないか。
不満な点
ACCやレーントレーシングアシストの用意がないのが、同価格帯の軽自動車と比較した時に痛手と言えるのではないか。このような安心感が向上する装備は、ターゲットとしている女性ユーザーにとっても購買意欲向上につながるはずだ。
デザイン

5

歴代ラパンのキュートなイメージを踏襲しつつも、しっかりと現代のモデルらしいモダンなデザイン処理が行われている点は好印象。ボディカラーや特別仕様車でのデザインの味変もうまく、同じ車種であっても個性を出しやすい仕様に仕上がっていると感じさせる。
走行性能

4

車重が700kg弱と軽量なため、曲がる止まるといった部分に大きく不満を感じることはないと思うが、NAエンジンでマイルドハイブリッドなどもないことを踏まえるといささか加速性能には不安を感じる。しかし、女性ユーザーをターゲットにしている点を考えると大きなマイナスポイントとは思えない。
乗り心地

4

ラパンべースということで車重はとても軽量なのだが、軽量な車重の割には頑張って良い乗り心地を実現していると思う。しかし、それは街乗りなどの低速域に限った話で、高速域ではもう少ししっかり感が欲しいと思われるが、コンセプトや値段的にも多くを望むのは難しいかもしれない。
積載性

3

全高が低い5ドアハッチバック軽なので、通常時のトランク積載性は限られてくる。しかし、細かな収納スペースの配置などはターゲットユーザーをしっかりとリサーチしていると感じさせる造りだ。積載性に関して日常使用で大きく不満が出ることはないはずだ。
燃費

3

2015年デビューということで、まだマイルドハイブリッドなどの採用が軽自動車でそこまで普及していなかったことを考えると、燃費は当時としては良好と言える。現代の水準から見ても大きく見劣りすることはないが、燃費性能に関しては良くもなく悪くもないと言える。
価格

3

トップグレードでも150万円という価格設定は安く感じるが、運転支援システムの装備内容などを考えるとバーゲンプライスと大声で言える価格ではないと思う。この点は年次改良で装備が進みバーゲンプライスとなることを期待したいが、そろそろフルモデルチェンジの足音が近づいてきているかもしれない。
西川 昇吾
西川 昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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