スバル プレオ 「ビギナー向けの優しい車。」のユーザーレビュー

ビギナー向けの優しい車。

2016.5.29

総評

【運転の気軽さを学んだ車】
当方、10年来のペーパードライバーでした。地元にUターンするにあたり、急きょ買い付けたのがスバル・プレオ。
走行13万キロ、外装凹みあり。笑っちゃうほどダサいなぁと思った初対面のあの日を忘れません。

その日から通勤に、買い物に至るところへプレオで出掛けました。
都市部で高級車を横目に並走したり、可と想えば田舎の田んぼの畔に脱輪してみたり。濃霧の中ウロウロしながら走ったりもしました。そして結果、5年5万キロお世話になりました。

総じていえることは、『気軽に乗れる車』という事です。着飾らないというか、等身大といいますか。

空間デザインや燃費の発展が着目される現代。そもそも軽自動車ってこういう視点だったよねーと、原点回帰を味合わせてくれるそんな車だと思います。もちろん、性能やパワー、デザイン性はお世辞にも比べ物になりませんが、どこか愛着が沸く車です。

ちなみに、プレオ乗りの私がずっっっっと憧れていたもの。それは、純正ルーフキャリアが付いたプレオ。ドアの上を縦に走るタイプ。あれを見るたび、かわいいなぁーと思ってました。
またプレオに乗る機会があれば、マニュアルの２ＷＤ、ルーフキャリア付きをセレクトしたいです。

満足している点

・中古価格がべらぼうに安い。(ビギナー向け)
・独立４サスの恩恵を味わえる。
・CVTも快調でした。
・ある意味、変に気を遣わずに乗れる。
・人にも寄りますが、アウトドアライクな外観が好き。

不満な点

・車重とトルクのアンバランスさ。
・内装の古臭さ。(色合い・デザインとも暗い)

デザイン

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走行性能

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【パワー感】
街乗り平坦な道では十分です。巡航すると非常に滑らかに走行します。
一方、発進時や坂道ではパワー不足を感じます。特に坂道では車重の重さも相成り、顕著にスピードダウン。アクセルを踏み込むとエンジン音ばかりが高鳴り、車は上りません。

【操作性】
ハンドルに一定の『遊び』があり、クイックさはありません。けれど、当方のようなビギナーには誤った急ハンドルを招くこともなく、逆に安心しました。

【扱いやすさ】
取り回しという視点では△。残念なほど小回りが利きません。
コラム式ATは好みが分かれるでしょうが、個人的には特に違和感なし。むしろ、ハザードランプの位置に違和感ありでした。笑
前方・後方視界は非常に良いです。フォルムが角型なので、駐車時も感覚を掴みやすいです。

乗り心地

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【乗り心地・振動】
柔らかめだと思います。
スバル独立４サスの恩恵でしょうか、凹凸による衝撃を上手に『いなす』技術を持っています。これはプレオでも病みつきになりました。
一方、ロールは大きめです。腰が悲鳴を上げます。シートには一時間が限度でした。

【静粛性】
発進時、上りの際は唸りますが、平坦な道を巡航している際は非常に静かです。巡航時もCVT(？)の『キーーーン』という音が小さく響きますが、十分に許容範囲でした。

積載性

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天井が高く、居住性は○です。
リアシートを畳むことで大きな空間が生まれます。
ただ、もともと車重が重く、非力な車であることを考えると、物を積むという発想には至りませんでした。

燃費

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夏…1５ｋｍ/ｍ　(遠出…１５ｋｍ～２０ｋｍ/ｍ前後)
冬…13ｋｍ/ｍ

片道１００ｋｍ、国道沿いをひた走った際はかなり燃費が伸びました。
車重が重く、４WDと考えれば満足です。

価格

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故障経験

５年乗って主だった整備は以下の通りです。
・バッテリー交換
・点火プラグ交換　(冬期。突然エンジンがかからなくなったとき)

他、車検時に諸々交換しています。消耗品と考えていました。