スバル レガシィ アウトバック 「納車1年、2万2千キロ、C型を自分なりに...」のユーザーレビュー

納車1年、2万2千キロ、C型を自分なりに...

2006.9.16

総評

納車1年、2万2千キロ、C型を自分なりに総括する。ちょっと乗ったくらいで、クルマ、メーカー、ディーラーを断ずるのは乱暴であるが、もうそろそろいいだろう。基本的にはいいクルマである。メーカーの姿勢にも好意的に取れる面が多い。（ちょっと意図不明なところもないではない。）ディーラーも評判が悪いようなレポートが多いが、私が買ったところはいつも誠意が感じられてよろしい。現在の希望は、とにかく不調なラジオが早く完治することであり、それが叶えば、しばらく気持ちよくクルマライフを送れることだろう。クルマの本質は素晴らしいのに、オーディオ、しかもAMラジオなどでケチがつくのは損である。しかし、ユーザーにとっては買ったクルマが全てなのであり、何万台に1台の感覚でこういう問題を捉えてもらっては困る。もし、そんなことなら、谷村新司の歌ではないが、♪さらば～、スバルよ～、てなことになるかもしれない。

満足している点

(1)カッコよい。マッチョであって流麗なスタイル、まずまずの面構えがよい。好みの問題といえばそれまでだが、クルマ選びでこれだけは譲れない。
(2)乗り味、走り味がよい。これは、ハンドリングと動力性能と足周りとボディ剛性などのトータルバランスであり、どれかだけがよくてもダメなのだ。よくできた欧州車的な味とでもいおうか。4駆は曲がらない、とは一体誰がいったのか、というほどよく曲がる。パワー・トルクは必要にして充分、少なくても私はこれ以上求めない。足周りは最良とはいわないが、最初がゴツゴツとひどかっただけになじんでしなやかさが出た今の乗り心地は○である。機械のなじみというものをこれほど実感したこともない。サッシレスドアだからボディ剛性にはさほど期待していなかったが、ドアが閉まるときの重厚な音ともども立派である。
(3)燃費がよい。2.5Lのフルタイム4駆として全く文句ない。ガソリン高騰の折、レギュラー仕様というのも助かる。低燃費を謳うハイオク仕様の直噴ガソリンエンジンが実在するが、距離だけ少々延びても、ユーザーの財布の事情を分かっていない自己満足エンジンである。そんなのより100倍もよい。
(4)シートの評判があまりよくないが、私のアイボリーレザーはいたってよろしい。適度な張りがあり、長距離運転が全く気にならない。また、内装を明るくし、少々リッチな気分にもさせられる。退色が心配なのでせっせとケアしている。
(5)グランドワゴン、ランカスター、アウトバックと続くこの系譜がよい。亜流ながらも確かなポジションを築いた。ただし、名前を変えるのはそろそろ終わりにしてほしい。

不満な点

(1)ATフィールは如何ともしがたい。足周りと違って、なじんでよくなるようなものではないだろうからあきらめるしかないが、次は頑張ってもらいたい。4速という数字の問題ではない。シフトショックとレスポンスの問題である。このままで5速になっても大してありがたくない。アイシンと仲間になったのだから、今度は世界最高レベルのトルコンATを期待する。または、よくできたCVTでもよい。
(2)ボディ剛性をほめたが、サッシレスをやめてフルドアにすればもっと剛性はアップできるはずだ。サッシレスに機能的な必然性を感じない。次はフルドアにして、今のデザインモチーフを踏襲してほしい。それで出てきたら、私は最大級の賛辞を送る。
(3)先の方だけ2股のマフラーはやはり機能の裏づけがない。数年後に錆びて穴があいたら、2股の分だけユーザーに余計な出費を強いる。10年持つならいいが、そうでないなら見せ掛けだけのクルマ作りはやめよう。スバルらしくない。
(4)AMラジオが不調である。FMラジオ、CD、MDは全く問題ない。もう3回修理に出してまだちゃんと直っていない。たかがAMラジオと馬鹿にするなかれ。長距離クルマ通勤者にとって、特に朝のAMラジオは貴重な情報源である。メーカーの技術力の問題か、ディーラーの修理能力の問題か、私の個体が呪われているのか、よくわからないが、結構ドライバーにはストレスになっている。3度目でも直らない、という事実にもうキレてもいいようなものだが、温厚な私はまだ耐えられる。（単にのん気なだけか？）

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験