スバル レガシィ アウトバック 「レガシィと言えばスバルの代表だったんですけどね」のユーザーレビュー

レガシィと言えばスバルの代表だったんですけどね

2020.11.25

総評

色々な機能が搭載されてきている新型が登場する中、なにか古典的な雰囲気を感じる車だと思っていましたが私には丁度良いかもと思える装備でした。
細かく気になるところはあるのですが、この車であれば後悔はしない気がしています。私はね！

満足している点

威風堂々！スバルのフラッグシップ！
腐ってもレガシィ！（言い過ぎ？）
個人的にはこの３つの言葉にレガシィの意地を集約させてみました。
最近ではレガシィブランドよりもレヴォーグブランドにフラッグシップを持って行かれている感があるように見えますが大人の佇（たたず）まいとして地味な存在感を見せているところは満足ですね。
あと営業の方に「アウトバックはどう？」と尋ねると「あ～アウトバック？」と若干忘れていましたという様な雰囲気の中「かつてはスバルのフラッグシップだったんですけどね」ってオイオイ！えっ？そうなの？と笑ってしまった。ですので思い出させてあげたという点で個人的に満足です。

不満な点

荷室がちょい狭い。
荷室左側の出っ張り（パワーリヤゲートの装備の隠し場所？）が大きく、ゴルフバックを複数個積むのが意外と大変。その点CO7は問題なしだし、新しいレヴォーグも大丈夫のようで、「デカいのにね～」とちょっと残念なところ。
あと個人的には（使ったことないから）気にしていないのですが営業さんが「最高峰なのですがツーリングアシスト機能が無いので…」を何度も言うので逆に気になってしまった。

デザイン

5

近くで見ると結構迫力のある大きさなんですよね。横に今のフォレスターが並んでいたのですが、デカい、立派だなと思っていたフォレスターが若干きゃしゃに見えるくらい。シートに座ってみるとCO7より前の視界は狭い（多分天井が低い）のですが顔や体の前の空間が広く感じ助手席のドアまでの距離も遠く感じる。大きい車ですよということを感じて何故か偉くなったような気にさせてくれた。別に偉くなりたいわけではないけど…。そして私の中で一番気にするところで、過剰な装飾をしていないところに好感が持てました。派手さは全くと言っていいくらいなく、でも貧素でもない。あえてギラギラさせないところが素敵です。

走行性能

3

エンジンは極めて普通で、強いて言えばフラッグシップとしての特別感が欲しいところでしょうか。
CO7と同系のエンジンですが、全くの別物と言う感じ。CVTがだいぶ違うのかな？シフトダウン等の反応は明らかに早い。
そしてこの車、直線をゆったり走るのが大好きな車なんだなと思いました。実際にはサスペンションも意外としっかりしているし、ハンドルの操作に対して車が意外と良く動いてくれるので山道も問題はないと思うのですが、やはり大きさのせいか真っすぐ走っているのがストレスフリーで好ましい雰囲気。

乗り心地

4

ここが好みが大きく分かれるところかも。
専用のダンパーを使用している（スタブレックスサスペンションとか言うやつ）せいか意外としっかりした乗り味。個人的には意外と硬いと思いました。通常の綺麗な路面では気になりませんが荒れた（うねった路面等）ところではコツコツと感じました。
静粛性は良いですね。走行中も耳から感じる密閉感みたいなものを感じましたし、走行中に窓を開けてみると急に音が侵入してきて大きくなり、随分CO7とは違う静粛性だなということを感じました。

積載性

3

個人的にパワーリヤゲートは要らないので荷室の左側の出っ張りを無くして欲しい。
よく価格表を見るとパワーリヤゲートが装備されていないものもあり、世紀の大発見くらいの気持ちで営業の方に言ったら「それでも出っ張ってますよ！」と。何故？･･･
それじゃあその出っ張りを撤去出来ないか聞くとリアシートを荷室から倒す為のレバーが埋め込んであるので出来ないと思いますよ、だって！

燃費

-

試乗なので

価格

5

フォレスターの金額を見て、レヴォーグも見て、その後にアウトバックを見るとあの内容で、あの立派な大きさで、フラッグシップなのに安くない？と思えてしまいました。一番安いアウトバックで見積もりを作ってもらいうちの奥様にプレゼンしようとしたら「これならVOXYとか買ってもお釣りがくるんじゃない？使い勝手も満たしてくれるんじゃないの？」と逆プレゼンされてしまった。
「全く分かってね～な～」
などと言おうものなら間違いなく買い替え計画は頓挫するので次の策を練らないと。

故障経験