スバル レガシィ アウトバック 「非日常性や夢を買うなら個性派のアウトバックはおすすめです。 たとえば箱根の山道でポツンと高級セダンが止まっていたら、それは事故か故障であり乗ってた方が」のユーザーレビュー

IkegamiOta IkegamiOtaさん

スバル レガシィ アウトバック

グレード:レガシィ アウトバック リミテッド_AWD(CVT_2.5) 2014年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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非日常性や夢を買うなら個性派のアウトバックはおすすめです。 たとえば箱根の山道でポツンと高級セダンが止まっていたら、それは事故か故障であり乗ってた方が

2014.11.20

総評
非日常性や夢を買うなら個性派のアウトバックはおすすめです。 たとえば箱根の山道でポツンと高級セダンが止まっていたら、それは事故か故障であり乗ってた方が心配です。崖から飛び降りてないか気がかりです。でもそれがアウトバックだったら、おそらく止まっている先には発見や冒険がきっとあり、その先に何があるのか、ちょっと興味をそそられてしまうでしょう。 この車には、そんな遊び心のエッセンスが品良く盛り込まれているのであり、日常と非日常が同居する独自の世界感で満たされているのです。 往年の外車ファンの皆様も試す価値あり。既成の規格外である方が居心地が良いでしょうし、ちょっとゆさゆさもしますが、それはそれで面白く、まじめな車造りを前にして、長年調整不足だった目玉の位置が久々にデフォルトされてスッキリするはず。 いろいろ慣れもいりますが、車列をズバッと抜き去る生活は忘れ、ゆったり見下ろしながらもいいものです。 追記:平均燃費は冬の都内通勤渋滞路をエアコン全開のシートヒーターONで6.8km/l、空いてる市街地なら8km/l程度、そこそこ流れる幹線道路は10km/lを楽に越え、首都高戸越~関越湯沢・市街地少々を3名乗車で快適に往復したときは14.1km/lでした。新型だけに低燃費だって思ったら、自分自身もスッカリ変わっておりました。(とは言っても小型車には乗りませんが)
満足している点
保守的でありながらも遊び心に満ちており、日本車にしては珍しく堂々とした面構えをしています。 今多くの日本車は、個性を出そうと試みて失敗し、下品になるか不細工になるかの2拓に陥る傾向にありますが、これなら大人が乗ってもおかしくないデザインと言えそうですし、知能を疑われる心配もなさそうです。 内装は実用車として立派に磨きがかかったもので、手袋をしながらいじれる解り易い操作系を基本としつつ、プレミアム寄りの挑戦を感じさせるものです。 ややゆったりめに動き始め、走り出せば体格の割にサッと動いてスッと切れ、きついコーナーでもフラットを保とうとする車体制御が見事です。 軽くて丈夫な骨組みをしており、足のたてつけも良いので、首都高の連続したコーナーをちょっと飛ばすくらいではビクともしません。手前でギアを2つも落とせば、まず安全に走れるでしょう。そう、CVTなのにATみたいな段付きの変則が与えられているのです。ワンポイントの仕事をし、勝手に復帰してくれるバドルシフトも大正解です。ちなみに仲間同士と思ってついて来た1BOXが大アンダーからふらつき悶える姿をミラー越に良く目にします。スバルにしてはおっとり系だと聞いていましたが、ちゃんと血統を受け継いでいるようです。車内の騒音については、4気筒でも温まるとそれなりに静かで軽やかです。大陸仕様の寸法ですが、エクスプローラーと並んでみると、なるほどミドルサイズだと実感できる大きさで、大型セダンに慣れてる人なら結構コンパクトに感じるはずです。見切りが良いので走行中の不安も少なく、高い着座位置はちょっとした優越感があって気持ちがいいです。装備面で良かったのは何といっても電動ハッチです。今のところ日本車では珍しいので、ゴルフ場やホテルの入口で庶民ながらもちょっと威張りたいときに威力を発揮し、単なる実用車じゃないぞって車が頑張ってくれてる感じがとても可愛い気がします。必要性が薄くエコとも関係ないこの装備を、きっと他の装備を捨ててでも標準としたのは英断としか言いようがありません。本来このたぐいのジャンル、つまり気配りしたり、いらないとこまで電動・電子制御化してしまう技術は日本車こそが得意としていた分野のはず。 基本性能で欧州車に追いついた今こそ先人が積み上げたお家芸を思い出すときですし、それを素直に評価するときではないでしょうか。
不満な点
この手の車ですから過度の期待は禁物です。決定的なダメが無いことが良い車の証なのです。 デザイン面ではテールランプだけがやや不満です。デカデカと芸なくとがった目じりが旧来からのへぼい日本車感をかもしだしており、真横から見ればピラーと揃っておかしくないが、総じていじりすぎで不恰好になったきらいがあります。後ろ顔はやや品格に欠ける仕上がりとなってしまいました。 やはり力作である新エンジンは、なるほどノイズが少なくスバルさんが音を聞かせたい気持ちもわかりますが、ここは素直に実用車の最高峰CやEを手本とすべきではないでしょうか。空気を伝わるわずかな鼓動だけでも案外満足だったりするものです。外界と遮断された、ある種の隔絶感も立派に楽しさの一つなのです。 クラクションの音が相当にチープでしたので驚いて交換しました。 コーナーワークが良い分、路面のショックを拾ってドタバタする事があります。尤も、不満という程度ではありません。 追記:ミシュランXI3を軽いホイールにつけて冬季用に履き替えましたが、足回りが格段に自由になって乗り心地がアップしました。 サマータイヤも都市部主体であれば、コンフォート系、例えばレグノをSTIホイールにつけるくらいが最適でしょうから選択肢を与えて欲しかった。 幹線道路などを惰力でたらたら走行したい時でも、最近のエコカー風にサーっとは転がらず40km/hから下は1500回転付近に張り付いて予防安全モード?になろうとするため、アクセルの付けたしでガクガクし易くかったるい。MT側へシフトを倒すと幾分改善されるが、良くも悪くも自動で小まめにシフトダウンし1200rpmを目指す仕様となっている。アイサイトには益々進化発展してもらい、環境を見分けてシフトパターンにも積極介入するまでになってもらいたい。(追記:走行2500kmを越えるくらいから不思議と1500rpm付近のガクガク調が治ってきました。エンジンにアタリが付いたのか、又は運転手の傾向を学習したのかは不明です。) 蛇足として見やすいアナログ時計がやはり不可欠と思うのと、エアコンON、OFFが別ボタンとなるのが不可解です。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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