スバル インプレッサ STI 「まるでクロームバナジウム鋼で出来た工具。...」のユーザーレビュー

まるでクロームバナジウム鋼で出来た工具。...

2006.2.2

総評

まるでクロームバナジウム鋼で出来た工具。限界を共にした者ほどその安定感・正確性を知る。
GC8 ver.Vからの乗り換えです。買い換える前はインテＲ(DC5)、RX-8も試乗比較しましたが、インテＲはリヤの挙動の大雑把さが合わず、RX-8は“スポーツカー”的な造りが日常で使うには気が引けて、結局またインプレッサになりました。
買った当初は、GC8よりも動きが鈍くて、正直「ワクワク感」が足りずに幻滅した時もあったのですが、一度限界付近での挙動の正確さ、穏やかさを知ると、GC8より確かに進化している事に納得します。普通のドライバーの私が、雪道でDCCD AUTOで四輪ドリフトが楽しめる時が来るとは思いませんでした（GC8の時はリヤがナーバスで…）
これでGC8の頃の軽快感が戻れば言う事無いのですが、今のところ他に代えられる車も無く、当分は乗り続けることでしょう。

満足している点

○限界付近での信頼感
　限界付近でも挙動がしっかりしていて、唐突な動きが出ない。インフォメーションも途切れずに車の動きが掴みやすく、絶大な信頼がおける。
○DCCDのセッティング
　ONでも雪道でドリフトが出来るコントロール性の良さとトラクションを両立させた素晴らしい出来。
○ブレーキのタフさ
　GC-8は下りを攻め続けるとキャリパが開いて効きが落ちて来たが、GDBでは未だ起きた事が無い。
○意外と便利なルーフベンチレーター
　雰囲気モノとしてだけでなく、春先や初夏は意外に使える。
○セダンとしての使い勝手
　視界が良くて室内に開放感があり、肩肘張らずに乗れる。後席は広くないが、4ドアだし４人乗りも妥協出来るレベル。

不満な点

×spec.Cをもってしても軽快感を削ぐ車重
　GC8に比べると、コーナーでのノーズの入りが振り子を振り回しているような感じで、イヤがる車をムリヤリ曲げているようで気持ち良くない。一旦入った後は、スキあらば外へ逃げようとするCG8より安定していて良いのだが…。スバルさん、何とかして下さい。
×DCCDのロックの遅れ
　コーナー脱出時のロックが遅く、一瞬アクセルを踏み込むのを待たされる。
×ステアリング切り始めの応答の鈍さ
　微小に切った時、サスが動く前に何かが動いているような感じで、反応がリニアでない。
×シート形状
　長距離乗ると腰が痛くなる。座面調整が無い助手席は特に良くない。GC8 ver.IIの頃の方が良かった記憶が…。
×サスの低速でのゴツゴツ感
　このカヤバ製サスは何とかなりませんか？
×もう少し欲しいパワー
　ボディが勝ちすぎていてちょっと面白みに欠ける。この車重なら、もう少しパワーが欲しい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験