スバル インプレッサ(ハッチバック) 「そこに価値を感じられるか否か」のユーザーレビュー

ぺんこさん ぺんこさんさん

スバル インプレッサ(ハッチバック)

グレード:ST-G(CVT_2.0) 2023年式

乗車形式:レンタカー

評価

3

走行性能
4
乗り心地
3
燃費
2
デザイン
3
積載性
3
価格
-

そこに価値を感じられるか否か

2024.8.25

総評
個々の要素はよく出来ていると思うけど、飛び抜けているポイントは無く、欲しいかどうかと言えば決め手に乏しい。基本性能に優れた良いクルマであることに間違いないけど、今の時代にヒットするには物足りなさを感じる。

SGPもアイサイトも今となっては当たり前の性能。以前代車で借りた同じくGU型のST(非e-BOXER)がベーシックグレードながら好感触だっただけに、それより本体価格が約50万円高い(ST-G)e-BOXERを選ぶ理由に悩んでしまう。どうせならトップグレードのST-Hなんだろうが。

クロストレックに乗ったことはないが、それの世間の評価が高いのに対してこのインプレッサは「?」と思った次第。それと上述した通りGU型で初めて乗ったのがSTだった故にこのような感想になってしまったのも一つある。

スバルの中ではクロストレックにそのポジションを奪われてしまったセグメントであるが、30年以上の歴史があるビッグネームなのでもっと頑張ってほしい。


↑アメリカを感じる部分、リヤサイドマーカー
満足している点
・従来比でスムーズさと力強さが増したe-BOXER
・圧倒的なボディ剛性と安全性能
・2ピニオン電動パワステの滑らかなフィール
・機能的なフロントシート(パワーシート)
不満な点
・バランスが悪いエクステリアデザイン、顔が重たく見えるしタイヤハウスの隙間が大きい
・価格相応の価値を見出せないインテリア
・歴代のインプレッサで最も車両感覚が掴みにくく視界も悪い
・エアコン操作や車両設定のインフォテイメントは見易さと使い易さがイマイチ
・しなやかさが足りない乗り心地
デザイン

3

クロストレックありきで生み出されたようなエクステリアデザインなので、そこから車高を下げタイヤが小さくなるとちぐはぐな印象。もっとプレーンかつシンプルな印象にしてクロストレックと差別化を強くしてもよかったと思う。

GP型からそうだったが、ハイブリッド搭載となるとフェンダーとタイヤの隙間が大きくなりカッコ悪い。

インテリアは昨今のスバル車共通の意匠だが安っぽい。素材はともかくせめてデザインで頑張れなかったものか… 明るい内装色もあれば印象は変わるかな?


走行性能

4

e-BOXERはやっと他メーカー並みに近づいたように思う。積極的にEV走行モードになるし、アシストもさりげなく十分。エンジン自体も気持ちよく回る。エンジンの停止・再始動は走行中は気付かないくらいスムーズだが、減速中や停車中の再始動だとクルマが飛び出すくらい動力が唐突に繋がるのでブレーキをしっかり踏んだりAVHを活用したほうがよい。

ステアリングフィールは軽めでリニアで雑味が無く気持ち良い。

今回乗ったクルマはFFだったが、AWDと比較して軽快さは少し感じるがフロントヘビーな印象が強まる。降雪地でなくても安定性を求めるならAWDのほうがよいと思う。

乗り心地

3

ハイブリッドで重量があるせいか足回りは硬め、新車装着タイヤがDUNLOPのSPORT MAXXということもあり、しなやかさだとかストローク感はあまり感じられず、ドタドタとした乗り心地。ハイブリッド無しのSTのほうがカドが取れた乗り心地だった。エンジンの停止・再始動に気付かないくらいロードノイズも大きい。

一方でシートは腰回りをしっかりサポートしてくれる上に電動ランバーサポート(パワーシート装着車のみ)も付いていて、長時間座っていても疲れにくい。

乗り心地については最近のスバル車の傾向から最も期待していたポイントであったが、スポーティでもコンフォートでもない曖昧な印象。個人的に長距離ツアラーとしてはナシ。

積載性

3

このクラスでは十分な広さではないでしょうか。
リヤゲートの開け閉めも軽くて扱いやすい。
燃費

2

積極的なモーターアシストやEV走行を以てしても、カタログ燃費は20km/ℓに届かない。ということは…。マイルドハイブリッドだから…とは言ってもライバルはもっと先を行っている。e-BOXER登場当初から言われている苦し紛れのセールストークであるターボに代わるスープアップ的な考え方ではなかなか理解されないように思う。

燃料タンク容量も相変わらず小さく(48ℓ)、燃費も航続距離も総じてバッテリーが無い分車重が軽い非ハイブリッド車に対してのアドバンテージが弱い。
価格

-

旧型(GT型)は出来が良く、今思えば価格設定も程良くてグレードも選択の幅があった。1.6ℓもあったし。現行型も最もベーシックなSTは装備面で劣るが純ガソリンエンジンのフィールと軽さ、足の良さは魅力的。そのせいでe-Boxer搭載の上級グレードほど価格と価値が釣り合っているかどうか悩ましい。確かに進化している部分もあるけども…。申し訳ないけど内外装のレベルはアンダー200万円クラス相当。軽自動車のほうが限られたコストと素材でもっと工夫している。

基本性能にコストをかけてしまうスバルらしいと言えばその通りなんだけど、エントリーモデルとは言い難い価格帯になってきたのだから所有欲を満たしてくれるポイントがもっと欲しいところ。上級セグメントのクルマに飽きた人がダウンサイジング志向の乗り換え先として満足してもらえるくらいの仕上がりがあればもう少し売れるんじゃないだろうか。

もうちょっと頑張ればクロストレックはもとよりフォレスターやレヴォーグも見えてくる価格です。

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