スバル フォレスター 「この車はむしろ中高年の運転大好き人間に乗...」のユーザーレビュー

この車はむしろ中高年の運転大好き人間に乗...

2004.10.5

総評

この車はむしろ中高年の運転大好き人間に乗ってもらいたい。
スバルとは、軽のレックス以来、ヴィヴィオ、インプレッサと乗り継いできたが何れもＭＴだった。このフォレスターも当然ＭＴのつもりだったが、坂道発進が苦手な息子を考えて初のＡＴ車となった。
春夏秋冬、全天候に対応できる能力を持ち、どのようなシーンでも運転する楽しさが味わえるとともに、必要な時には他を圧倒する性能を発揮する、まさにＳＵＶのお手本のような車と言える。
派手で軟派な車が大手を振って走っているなか、スバル車はまさに硬派の代表みたいなもの。販売台数が評価基準になっている今、車本来の良さが味わえるこのフォレスターとは、永い付き合いになりそうだ。

満足している点

何と言ってもトータルバランスに優れた車だ。特に高速での追い越しは全くストレスがなく、ヘタなスポーツカー以上の加速感を味わえる。
さすが水平対向＋4ＷＤのご利益！、そのうえモーターにも似た滑らかな回転と振動の少なさ。
また、3,000回転を超えた時の圧倒的なターボパワーは、Ｔ社やＮ社の車のように「乗せられている」感じでと違い、リアルタイムで車を運転している実感を味わえる、数少ない車の一つと言える。
運転視界も最低地上高200㎜とシートアジャスターにより見切りも良く、楽な姿勢がとれることもあって、高性能車にも拘らず年代を問わず誰にでも安心して運転を楽しめる。
またシートも、言われているほどでもなく、200ｋｍくらいなら問題ありません。デザインも最近の車のように、女性を意識したやたらＲが目立つ軟弱な車と違い、適度に角ばっていて好感が持てる。（これは以外に背広で乗っても似合いそう）
荷室の狭さを指摘する声があるが、この車を「引越し専用」にでもしない限り必要十分な広さといえる。
気になる燃費も平均8.5ｋｍとターボにしては良好で、タンクも60Ｌなので１回の給油で結構遠出が可能だ。
スバル車に抵抗を感じる人は、是非一度このフォレスターのハンドルを握ってみてほしいもの。そうすればまたここにスバルファンが一人誕生すること間違いなしでしょう。

不満な点

水平対向エンジンの欠点でもあり、ターボ車特有とも言える低速トルクの細さはいかんともし難く、出足ではカローラクラスと大差なし。
スバルの塗装はとかく評判が悪いが、黒色を選んだために余計に目立つ。接触したわけでもないのにいつの間にか細かい傷がついていて、風が吹いただけで付いてしまったのかとも思ってしまう。
内装はダッシュボードやドアの内張りの質感がいまいちで、ディンプル加工に埃が溜まりやすく頻繁な掃除が必要になる。
また隙間があるせいか、ドア等を閉めておいても何時の間にか埃が入っている。
足回りに大きな不満はないものの、標準のオールシーズンタイヤはいただけない。カーブではすぐ鳴くし横滑りを起こすので、山岳路ではスピードコントロールに注意が必要だ。
またスバル車全体に通じることだが、遮音対策が不十分で特にロードノイズに関しては疑問を感じる。スバルの技術陣はどう思っているのか一度聞きたいものだ。
4ＡＴは変速ショックが結構あり、乗り味を悪くする一因となっている。できれば5ＡＴを搭載してもらいたい。
ペダル配置はＡＴにも拘らず左側にオフセット気味で、車格の割にはフットスペースが狭く、長距離走行で2度ほど足が攣ったことがあった。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験