交差点においては直進・左折・右折の順に優先度が高いとされていますが、右折待ちによる渋滞発生や右折車と直進車の事故による事故のニュースなどを見ると、

Question

逆に右折・左折・直進の順に優先を設定した方がよいのではと考える時もあります。

そもそもなぜ現行の優先順位が設定されたのかがわかる資料などはありますか？

また、右折の優先順位を高くした場合のデメリットや、地域限定で右折優先に設定することが望ましいケースもあるかも教えてほしいです。

Answer 1

仮に右折車優先にした場合、ヨーロッパ諸国にある「ミニ・ラウンドアバウト（日本でいう環状交差点の小型版）」に近い車の流れになるのではないでしょうか。
以下の動画でイメージが分かると思います。

○参考動画：https://www.youtube.com/watch?v=g6A0nqTARWA#t=0m7s


デメリットは、直進車の流れが悪く渋滞が発生しやすいことと、交差道路の優先関係と組み合わせたときに優先関係が分かりづらいことです。

●上記の動画(0:23〜)で分かるかと思いますが、結構車の流れが悪くなるんですよ。交差点が連続する道路では、速度が出せず道路の円滑性に問題が出てきます。
●道幅の異なる道路で、右折車と交差する直進車はどちらが優先にするべきでしょうか。
●また右から来る車や見通しの悪い交差点では、相手車の右ウインカーが見づらい場合もあるでしょう。ウインカーを見落として優先関係を誤認するリスクを考えないといけないです。


もし導入するのであれば、右折車優先＋右方優先というルールにする必要があると思います。（これで環状交差点に近い優先関係になります。）
導入すれば、環状交差点を作るスペースがない場所でも、似た運用ができるようになる可能性があります。

Answer 2

＞そもそもなぜ現行の優先順位が設定されたのかがわかる資料などはありますか？

そんな資料は無いと思うけど？

＞逆に右折・左折・直進の順に優先を設定した方がよいのではと考える時もあります。

仮に交差点を通過する車の右折、左折、直進の割合が同じだった場合(10台、10台、10台)は、右折を優先にすると待たされる車は左折と直進の20台、現在のルールなら待たされる車は右折の10台のみです。
※一方向の右折車の為だけに二方向の左折車と直進車を止めておくのは非常に不合理です。

矢印信号機がある片側一車線の交差点の場合は、現在の「青、黄、→」の順番ではなくて「先に→、黄色(黄は無しでもＯＫ)、その後に青信号」の順に出す様にすれば先頭に右折車がいても後方の車が詰まる事は無いです。

何台目かにまた右折車がいたらそこで対向車待ちになりますが、青信号なら対向する車が途切れれば右折できますので、現在の様に先頭に取り残されている1台の右折車の為に青信号の初めから後方の全部の車が動けないという理不尽な状況は防止できます。

Answer 3

提案の内容を実現するならば。

右折車と直進車が対抗した時に、双方が確実に「相手がどちらに行きたいのか」分かるのが必須になります。
しかし、ウィンカーが右左折時のみ点灯で直進を示す灯火がないので、右折の球切れや出し忘れは即事故に繋がることになり、あまり実用的なルールとは思えません。

Answer 4

交通の優先度を決めた資料は分かりませんが右折優先道路は幾つか知っています。交差点と丁字路ですが交差点は進行方向と右左折に優先で対向車と左右は一時停止です。丁字路も同じ仕組みです。交通量が極端に少ない方が一時停止で多い方は優先だと思います。右折優先にする場合、対向直進を一時停止にする為、交通を円滑にする為ならばあり得ると思います。右直事故を懸念するのならばラウンドアバウト交差点が候補になると思います。昔はロータリーとか呼んでいましたね。

Answer 5

そもそも法的には
「右折車は直進、左折車を妨げてはならない」
だけであり優先云々の規定が存在するわけではありません。

そもそも右折とは、必ず相手の進路を横切るというイレギュラーかつ、危険を伴う行為であり、最も遠慮すべきなのは当然の理屈じゃないですかね。
世の中、
「この右折車さえ居なければ起きなかった」
という事故は嫌というほどあります。

Answer 6

右折優先すれば、直進や左折車が待たされることになり、渋滞は発生しますね。
直右事故も減るとは思えません。