MINIはなぜBMWの傘下になったのですか？

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イギリス病ってご存知でしょうか。1960年代以降になって日本やドイツといった戦敗国が経済発展を続ける中、産業革命によって世界のトップに立っていたイギリスが極度の長期不況に陥ったのです。

ミニは、元々BMC(ブリティッシュモーターコーポレーション)の車種であり、日本では、ローバーミニとして人気がありました。このローバー社が長期不況になり、最初はホンダに助けてもらっていましたが、結局身売りすることとなり、BMWがミニとランドローバーを購入したのです。BMWはランドローバーはインドのタタに売ってしまいましたが、FFのミニは残しておいて、ミニだけで無く2クラスや1クラスに発展させています。

当時はベンツがクライスラーと合併するなど、自動車会社の生き残りをかけて熾烈な競走が行われていました。ボルボも中国企業傘下になり、サーブが自動車部門から撤退するなど、自社経営が難しくなった時代でした。日本も例外で無く、日産がルノー傘下となりました。

これから、さらに自動車会社の合併や身売りが加速するかもしれません。ガソリン車が販売禁止になれば日本社のアドバンテージもなくなります。テスラのようなベンチャーが既存の自動車会社を買い占めるかもしれません。まぁ、ミニがBMW傘下になったおかげで生き残れたように、日本車も他国の会社に救ってもらう事が吉となるかも知れません。