ボクスターやケイマンは、911とどう違うんですか？

Answer 1

エンジンの搭載位置が異なります。
ボクスターはそもそも、マツダのロードスターに触発されて出て来たという経緯があります。無いと考えられていたオープン2シーターのマーケットが、ミアータMX-５（マツダロードスターのこと）により実はあったということが発覚して以降、ベンツSLK、フィアットバルケッタ、アウディTT、BMW Z3等がぞくぞくと出て来た流れで、ポルシェは911の駆動系コンポーネントを前後逆にしてミッドシップ化しボクスターを作製、市販して来ました。ケイマンはそのクローズドボディ版です。
過去からのしがらみだらけの911に比べて、部品共用化の制約はあるものの比較的自由に作れるボクスター/ケイマンは、スポーツカーとしては911よりも優れた部分も少なくありません。それでいてあの価格は大バーゲンと言えるでしょう。2人乗りが許容できるのであれば、超オススメです。

質問者からのお礼コメント

有難う御座います。

Answer 2

ボクスターは、911のパーツを流用しながら安く仕上げたミッドシップオープンになります。このため、バルクヘッドから前はどちらも全く一緒で、そこから後ろのエンジン搭載位置だけが違うモデル。

ケイマンは、このボクスターに屋根を付けたモデルとなります。

通常はクーペを先に作って屋根を取りオープンを作ることから、補強などでオープンモデルはクーペに対して重くなります。が、ケイマンはその逆で設計していることからケイマンの方がボクスターよりも屋根の分(20kgくらい)重い。

トランスミッションなどほとんど同じパーツを使っている最上級のケイマンSと、一番下の911カレラがほぼ同じ価格帯に入ります。それより911の上のモデルは、ターボが付いて4駆になりブレーキが強化されて…と、単純に装備の違いです。

車のキャラクターは双方で変えられており、ボクスター/ケイマンがより騒音も騒がしくスポーツ嗜好で、911はGTカーとしての快適嗜好へと性格付がされています。

ポルシェはかつて928というFRモデルを出して911の後継モデルとしようとしたことがあり、これに失敗して一度経営危機に陥っています。これを救ったのが911の継続生産であるのですが、RRという特殊なレイアウトからいろいろな意味で今の時代には合わなくなっているのです。

おそらくですが、今のポルシェはラインナップを増やして業績を支える柱が何本も生まれています。これで経営を安定させた後に、FR2ドアクーペのパナメーラGT(仮)というモデルを用意しています。つまりは928のリベンジをしたいワケ、FRはカイエンでポルシェ悲願の4ドアはパナメーラでリベンジしました。

これで、効率の悪い911の生産を終了し、ラグジュアリーモデルはパナメーラGTが受け持ち、スポーツモデルは車格を上げたケイマンに引き継ぎたいのだと思います。このため911は、現行タイプ991が最終モデルだとは言われています。

Answer 3

９１１がRRで、その2車はMRってのが大きな違いじゃないですかね？

Answer 4

911は、３５６から続く、ポルシェ伝統？のリアエンジン車で、ボクスターやケイマンはポルシェの始祖のPワーゲンの流れをくむミッドエンジン車です。