V６エンジンと点火順序について教えてください！

Question

V６エンジンの点火順序について疑問点があります。

直列６気筒エンジンの点火順序は1-5-3-6-2-4や1-4-2-6-3-5というように、バランス良く点火し、クランクシャフトへの
ねじれを軽減していると学びました。

ではV6はなぜ1-2-3-4-5-6の点火順序を採用しているのでしょうか？クランクピンが共有している場合でも、1-4-2-5-3-6と点火してもいいような気がするのです。

なぜV６の点火順序は順番通りなのでしょうか？

詳しい方、教えてください！

Answer 1

●気筒順番
一般にクランクシャフトの前部から，そこにつながるピストンに対して順序をつけます。

つまりV6型であれば，下記の順番になります。なお左右が入れ替わる場合もあります。しかし左側（左バンク）で数え，次に右側で数えるようなことはしません。

５－６
３－４
１－２
エンジン前部

あるいは

６－５
４－３
２－１
エンジン前部

●例（6気筒）
1-4-3-6-2-5 … ほとんどの直6エンジン，VWの狭角V6エンジン，オペル OmegaAエンジン
1-6-5-4-3-2 … GM3800エンジン
1-2-3-4-5-6 … トヨタGR系，日産VQ系，GMのV6エンジン（バンク角60度）
1-4-2-5-3-6 … ベンツのM104エンジン（直6），フォードのコローニュエンジン（V6）
1-4-5-2-3-6 … シボレー・コルベア
1-6-3-2-5-4 … スバル 水平対向6気筒
1-6-2-4-3-5 … ポルシェ ボクスター水平対向6気筒

●条件
下記3つの条件があります。

(1) 等間隔燃焼（爆発）
(2) ねじり振動が起きにくい
(3) 吸排気がスムーズ（特に吸気系分配）

では，ここでは，下記の2つについて考えてみましょう

<1> 1-2-3-4-5-6
<2> 1-4-2-5-3-6

●等間隔燃焼
V6エンジンでは，720度÷6＝120度なので，バンク角が60度のものが大半です。一部，V8エンジンを流用したV6エンジン（ベンツの先代V6エンジン）はバンク角が90度です。

→ これはどちらの組み合わせも満たしています

●ねじれ振動
→ これもOK

●吸排気
これが違います。

<1> 1-2-3-4-5-6 … 吸排気が左右に振り分けられます
第1気筒の排気行程で，重なるのは第2気筒です。つまり左右に振り分けられているので，排気干渉が少なくなります

<2> 1-4-2-5-3-6
第4気筒の排気行程で，重なるのは第2気筒です。これは同じバンク側になるので，排気干渉しやすくなります。
第4気筒の吸気行程の終わりに第2気筒の吸気が始まります。これにより，第2気筒の吸気のため，第4気筒への吸気流れが弱くなります。これにより充填効率の気筒間バラツキが大きくなり，各気筒あたりのトルクが異なるため，ねじれ振動の原因になります。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました！

Answer 2

根本的に勘違いをされている面が有ります。
直列の場合は、車の一番前からか或いは、後ろ側から123・・・と、シリンダー№を付けますが、水平やＶ型の場合は、各メーカーに由って、シリンダーと其のナンバーリングの位置関係は違います。由って貴方が思っているファイヤーリング・オーダーとの違いが出ているだけの事です。ちなみに、このオーダー番号は６気筒の場合は一番と４番目を足すと７に成ります２番目と５番目も同じです、８気筒も同じく・・。

☆☆☆補足
少し説明が解りにくいかな？
Ｖや水平の場合、前から順では無く右バンクから123、左バンクに行って456等に成るので（各メーカー違う）、内部のクランクピン位置関係では同じ事なんです・貴方が思い違いをしているだけの事。シリンダーの位置関係とナンバーリング方法の違いか？或いは印字間違いか？読み間違い？では。

3 6

2 5 ← 残念ながらこの様なＶ型エンジンは存在しＨ車にもＶ6－90°は存在します。

1 4

水平で有る場合は

コルベア

6 5

4 3

2 1

ポルシェ

6 3

5 2

4 1 ですね