プジョー リフター 「遊びの達人に乗って欲しい!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山田 弘樹
山田 弘樹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
3
走行性能
2
乗り心地
1
積載性
4
燃費
4
価格
3

遊びの達人に乗って欲しい!

2021.9.27

年式
2019年10月〜モデル
総評
デザイン、走り、シンプルだけど楽しい造りなど、全てにおいて若い世代を意識したアクティブバン。
満足している点
ルーフトレイはやり過ぎな気もするが、助手席エアバッグをルーフに移設してグローブボックスをインストールしたり、リアにストレージボックスを設けたりとアイデア満載の作り込みが楽しい。
不満な点
背の高いバンに小径ステアリングは違和感があるが、慣れれば小型ハッチを運転しているかのように思えるので大きな問題ではなさそう。あとは乗り心地の固さを許容できるか否かがカギだと思う。NGならベルランゴをどうぞ。
デザイン

3

商用バンを、プジョーならではのセンスで仕上げた、ちょっとエッジーなルックスが独特でいい。
走行性能

2

130ps/300Nmを発揮する1.5L直列4気筒ディーゼルターボは快活で、実用エンジンながら気持ちよい。出足こそラフに踏み込むと過給圧が唐突に掛かるけれど、それを合わせ込みながら速度を乗せて行けば、グーッと粘るトルクでこのボディをグイグイ走らせる。
乗り心地

1

同じベースを持つベルランゴに比べて、ハッキリと固めな乗り心地。人と荷物を満載にしても、プジョーらしい走りができるようにスタビリティを高めているのだろう。
積載性

4

助手席の背もたれも畳めるし、リアシートを倒せば2126Lもの広大なスペースが得られる。小物入れも充実しているし、どこに何を仕舞ったか忘れないように注意が必要なくらいだ。
燃費

4

カタログ値だがWLTCモードで18.2㎞/Lも走る。ちなみに市街地でも15.7km/L。ディーゼルだけに燃料代も安く済むのが魅力的!
価格

3

361万円・339万円の2グレード。海に山にと、アクティブに遊びたいアクティブなユーザーには、SUVを買うよりもお買い得と言えるのではないだろうか。
山田 弘樹
山田 弘樹
自動車ジャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。この経験を活かし現在執筆活動中。愛車は86年式のAE86と95年式の911カレラ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
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