日産 ティアナ 「このセンスの良さは理解されにくいのか ４月末の晴れた日に八ヶ岳までドライブに行ってきました。 クラウンあたりから比べると明らかに煩いエンジン音、乗り心」のユーザーレビュー

このセンスの良さは理解されにくいのか ４月末の晴れた日に八ヶ岳までドライブに行ってきました。 クラウンあたりから比べると明らかに煩いエンジン音、乗り心

2009.7.26

総評

このセンスの良さは理解されにくいのか
４月末の晴れた日に八ヶ岳までドライブに行ってきました。
クラウンあたりから比べると明らかに煩いエンジン音、乗り心地の悪いシートに座りながらのドライブです。
しかし、そんな欠点を「どうでもいい」と思わせてくれるのは、やはりティアナ独特の雰囲気のおかげでしょう。
先代から受け継いだ上品な佇まいは現モデルでも健在。落ち着いた雰囲気のインテリア。決して派手ではなく、シックに纏められたそれはこの車を価格以上に上品に見せてくれます。これこそがティアナであり、最大の美点だと思います。
トヨタが作ればもっと静かで乗り心地がよく燃費も良い車になっていたでしょう。
しかし、トヨタが作ったのではこの車がもつ上品さは生まれてこなかったと思います。
個人的に近年のトヨタ車は良い車が多いのですが、好い車が少なく購入する気が起きません。
このティアナにはトヨタ車にはない何かを持っていることは確実です。
トヨタ、日産どちらを選んでもユーザーの自由ですが、トヨタ車には無いこの雰囲気を一度味わってみるのも良いと思います。車といえばマークＸ、クラウンとばかり思っているおじさんがいたら一度は乗って頂きたい。そしてこのセンスの良さを味わって頂きたい。
ティアナは「良い車を買ったなぁ」と思わせてくれるだけのモノは持っていますよ。

満足している点

落ち着いたセンスの良いインテリア。これに尽きる。この車を価格以上に上品に見せてくれる。
トヨタ社をはじめ、世界各国どこの車を見てもこの独特の雰囲気を持った車はない。しいて言えばイギリス車に一番近いかもしれない。
リアからＣピラーに伸びる英姿が絶妙。
先代よりシート生地がなり良くなった。特に後席の座り心地は柔らかく他の車でも採用してほしい。
剛性が良くなった。前はちょっと荒れた道を走るとキシミ音がしたりしましたが、現行は一切音がしない。
スクラッチシールド塗装がとても良い。細かい傷など見えなくなってしまう。
落ち着いた乗り味。紅葉が美しい京都や夏に竹薮の中を静かに走る姿はピッタリでしょう。
価格が安いこと。この内容で300万円以内で十分買える点は素晴らしい。

不満な点

乗り心地はマークＸの方が上。マークＸの方が良い部品が使われている訳ではないが、セッティングが上手いのでしょう。但し、しっとりした乗り味が好きならばティアナが良い。
メーカーオプションの設定でBOSEを付けないとオーディオがアップグレードできなかったりＶＤＣ（横滑り防止装置）が3.5L以外オプションでも選べなかったりとユーザーの心が分かっていない。マークＸやクラウンといった保守層からユーザーを獲得するには、ティアナにしかない長所を前面に押し出してほしい。
サイズが大きすぎフーガと被る。ライバルはマークＸのはず。ならばなぜもう一回り小さくしなかったのか。田舎ではまだ良いが都内では大きすぎる。
3.5Ｌは不要。2.5Lでゆったり乗るに限る。
総じて商売下手の日産のせいで売れない。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験