日産 セレナ 「継続は力なり・変わらない勇気 当社レンタカーとして在庫しています。眺めて乗って使ってみて、更に使いやすくミニバンの機能をうまく昇華させているなと関心さ」のユーザーレビュー

継続は力なり・変わらない勇気 当社レンタカーとして在庫しています。眺めて乗って使ってみて、更に使いやすくミニバンの機能をうまく昇華させているなと関心さ

2012.9.8

総評

継続は力なり・変わらない勇気
当社レンタカーとして在庫しています。眺めて乗って使ってみて、更に使いやすくミニバンの機能をうまく昇華させているなと関心させられます。外観に関しては、この形しかないなといったスタイルを継承しながら、ほどほどの高級感を出すことに成功しています。フロントマスクに関しては、３代目のクリーンな清廉さが個人的に好みだったのですが、万人に受けるデザインなのかとは思います。実際に乗ってみると、適度に上質な空間に仕立て上げられています。ハンドル上部にメーターナセルを持ってくるやり方はトヨタのラクティスで先行されていますが、こちらの方がはるかに綺麗に収められており、箱型の車から得られる室内幅の余裕が流麗さに拍車をかけています。コクピットは黒一色で味気ないとは思いますが、ウインドウの広いミニバンではこちらの方が映り込みが気にならず、機能に徹していると感じます。いずれにしても、この様な車はまれだと思います。１９９１年のデビュー以来、最初のコンセプトを守り続けながら改良を重ねるといった車づくり、育て方は他の日本車メーカーももっと見習ってと言いたくなります。大げさですが「最新のポルシェは最良のポルシェ」という言葉が口をついて出そうになるほどです（笑）。ミニバンに求められる要素を凝縮し機能性と高めるとこういう車が出来上がるといった好例でしょう。セレナとは別の車にはなりますが、日産には他にＸトレイルという車があります。これもセレナと同じく最初のコンセプトを守り続けた結果、消費者の心をとらえた素晴らしい商品です。実際に売れてもいます。日本車にはこの様に、作り手の顔が見える商品がすごく少なくなっています。モデルチェンジを進めていき右に倣えになり、メーカー側の「こんな車がつくりたい、こんな車に仕上げたい」といったポリシー、アイデンティティが希薄になると、最初のコンセプトはどこへやら・・・・・。いつのまにか他車との差別化がなくなり、「なんだかどこかで見たことのある感じだな」といった既視感がその車しか持っていない個性、特別感を奪ってしまうのです。それではもったいない。それはミニバンだけではなくスポーツカー、セダン、といった自動車だけではなく、日本の工業的ものづくり全てに当てはまるのではないでしょうか。ここに日本企業が世界に羽ばたくグローバル企業になるためのヒントがあるのではないかと思います。

満足している点

コンセプトを守り続けたことによる存在感

不満な点

重箱のすみをつつくことになるので割愛

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験