自動車の運転ポジションについて｡長距離の運転が楽なのはどっちですか? ゼダン等のようにゆったり座り込んで足を伸ばしてアクセル操作をするのとトラック等のように椅子に

Question

座るような感じで足元のアクセル操作をするのではどちらが楽ですか?車の性能やサスペンションの性能は考えずあくまで楽な姿勢という答えをおねがいします｡実際に運転してみての皆さんの意見や人間工学的な意見など幅広く回答お待ちしています｡
ちなみに私はセダン系のポジションの方が腰が痛くなる気がします｡しかし現行型の日産ＮＶ２００などは室内の高さがあるにも関わらずカタログにはセダンのような運転ポジションをあえて採用みたいな事が書いてあったのでやっぱりセダンみたいなポジションの方が楽なのでしょうか?

Answer 1

お答えしましょう。

ゆったり座るか、椅子に座るような感じになるか、の違いは室内の高さではなく、ヒップポイントの高さによって決まります。

ヒップポイントの高さとは、お尻とフロアの距離のことで、
スポーツカーは重心を低くするためにヒップポイントを低く
トラックなどは視界を良くするためにヒップポイントを高く
する傾向があります。

具体的には
ヒップポイントが150ｍｍであれば座面角を25度（スポーツカー）
ヒップポイントが350ｍｍであれば座面角を12度（トラック）
らへんに調整します。
*座面角とは、フロアとシートの下の部分（太ももが当たるところ）の角度のこと。

NV200はヒップポイントをあえて低くして、ゆったり座るポジションにしているのでしょう。

で、どちらの方が楽かというと、これはどちらが楽とは短絡的には言えんでしょう。
長距離トラックは椅子のように座る一方で、グランドツーリングカー（長距離走るのが得意なスポーツカー）はゆったり座らせています。つまりどちらでも疲れず、楽にするシートポジションは作れるということです。

腰が痛くなるというのはシートの出来が悪いか、運転手のドライビングポジションが悪いか、のどちらかに当てはまるような気がします。腰痛持ちの人がシートに敷き物をしいていますが、あれは正しいドラポジをとることを考えると逆効果？（後述の1参照）のように感じられます。適切なドラポジ取って腰痛になるんであればとっととレカロシートいれましょう。（高いけんどね）

良いシートは適度に腰をサポートしてくれ、腰に負担がかかりにくいのです。これは事務椅子などでも経験されていることだと思います。レカロシートやヨーロッパ車のシートでも味わえます。自分も腰痛持ちだったときでも、家の車（アウディ）に乗るときは腰痛は気になりませんでした。

あと、ドライビングポジション、これは疲労度にすごく関連する事です
１まず初めに、シートの奥までしっかりお尻を入れ込むこと。これとても大事なんです。これができてないと一発で腰痛になります！

２次にブレーキをいっぱいまで踏み込んでも膝が軽く曲がるポジションまで座席を前にやる。いっぱいまで踏んだ時に腰が浮くのはＮＧ

３これはほとんど知られていないことですが、シートバックを寝かし気味に座った方より、立てた方が疲れにくいということ。

一般的には、シートは寝かした方が楽に感じられそうですが、立てた方がハンドル操作時にしっかりホールドされるため、体が安定しやすいのです。（レース経験者は経験的にシートを立てて運転する。そちらの方が激しいハンドル操作に対応できる）

仕事柄（ガソリンスタンド）、いろんな人のドライビングポジションを見るのですが、8割方の人はシートを寝かせすぎです。ハンドルの上を持った時に、背中をシートバックから浮かさないと届かないのであれば、それは寝かせすぎの証拠です。

質問者からのお礼コメント

詳しい説明ありがとうございました｡座り方に気を使ってみます｡

Answer 2

１BOXみたいな腰掛け型だと……長時間の運転では足がむくみがちになりますよね。

でも、腰が云々はポディションの問題より、座り方が腰を前に突き出して浅く座っているだけの場合が多いです。

まずはキッチリ腰や背中を密着させ、きちんと座ってみる。
それでペダルを合わせる為にシートを前後させると、乗り降りに窮屈さを感じるくらい前に出す形になるでしょう。

ハンドルが邪魔にならず乗り降りに格別な支障も無いようだと、たいてい座り方がいい加減。