日産 マーチ 「突きつけられた現実 このマーチが発表されて巻き起こった戸惑いは、すなわち日本市場の特殊性を露呈しているから故の現象と言ってもよいと思う。 タイ製では不」のユーザーレビュー

突きつけられた現実 このマーチが発表されて巻き起こった戸惑いは、すなわち日本市場の特殊性を露呈しているから故の現象と言ってもよいと思う。 タイ製では不

2010.8.16

総評

突きつけられた現実
このマーチが発表されて巻き起こった戸惑いは、すなわち日本市場の特殊性を露呈しているから故の現象と言ってもよいと思う。
タイ製では不安？
安全性等の高度な性能を求められる高額な商品であるクルマだから仕方ないが、あのトヨタや三菱もタイでの生産を開始する。しかもトヨタはハイブリッドを、である。
日本の雇用問題は？
メーカーが競って技術者や熟練工をリストラしたために開発能力が低下したり、国外に技術が流出した件は不問に付しておいて、海外生産だけを否定する気にはならない。
さらに海外に雇用を創出することで、回りまわって国内の新たな雇用が確保されるのだが。
これがマーチ？
ルノーと提携している日産は、直球勝負のルノーに対して変化球勝負で挑まねばならないポジションにある。そこで日産はデュアリスやエクストレイル、ジューク、キューブというラインナップで、いわば欧州のニッチマーケットへ切り込む役割を任されている訳である。
だからマーチには、ルノーがカバーしきれないアジア方面を中心とした大衆車としてのポジションを与えられた。欧州で確立したマイクラのブランドを引っさげて。
翻って日本市場はどうか？
パッソ・ブーンの市場に切り込むためにマーチの名前を利用、安っぽいならノートやキューブがありますよという戦略を取った。
見事な割りきりであろう。
まあそういう事情が今回のマーチなのである。

満足している点

エコ
アイドリングストップや三気筒化によるダウンサイジングという極めて現実的な対応をしていること。

不満な点

安っぽさ全開の造り。
現地での整備性や補修しやすさを考慮した結果か？
先進性ゼロ
乗っても新鮮さなし。
三気筒エンジンのネガが皆無なのは良いが。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験