プライベート使用は×アクマでも法人向け!
発売して1週間ちょっとしか経っていませんが1日借りる機会がありました。
先代ラティオは「コンパクトクラスで上
2012.10.20
- 総評
- プライベート使用は×アクマでも法人向け!
発売して1週間ちょっとしか経っていませんが1日借りる機会がありました。
先代ラティオは「コンパクトクラスで上質な造り・トップレベルの室内空間」が売りを謳っていたティーダベースでしたが、今回のFMCではダウンサイジングでマーチベースになりました。ボディのプラットフォーム・内装のデザインをマーチと共通・タイ生産で「ローコスト・低価格」を目標にして造られました。なので、先代ティーダ&ラティオを知っている方、又は先代にあった上質な質感をイメージした方が乗ると「何だこれは・・・」とガッカリされるかもしれません。ディーラーマン曰くデザインから色々は発展途上国国向けに造られいるらしく、日本ではファミリー兼社用車で使う顧客を狙っているらしいです。
表現が下手かもしれませんが、言わせてもらうと、シルフィが「履き心地が上質で愛着が湧く革靴」でこのラティオは「動きやすく気軽に履けるシューズ」です。なので、この2台を比べた場合、セダンという同じカテゴリーではあるが、方向性が全く違います。高級感・品のあるセダンが欲しいが大きい車は取り回しが困るという方はシルフィ。余分な装備なんて要らないし、内装も拘らないが、とにかくセダンが良い(教習車がセダンだったなど)、又は不動産・営業向け・タクシーにつかうならラティオがお勧めです。
造りとしては個人的に「こんな車よく日本で売るなぁ、売れるかなぁ・・・」と言う内容で、特に見えない所は雑な造りになってます。
- 満足している点
- ・1030kgという車体に軽量な1.2L直3
直3は振動が酷い!ガサツ!煩い!と言うイメージがあるが、この新型HR12DEエンジンは上のクラスである直4エンジンに引けを取らない程の静かなアイドリング・滑らかさに感心します。スペックでは以下にも非力なパワー値ですが、車体が凄く軽いので出足がとても軽いの一言!これはスロットル調整が機敏に反応するセッティング・CVTの伝達効率の良さが効いています。特に0~40km/hまでは先代の1.5Lに引けを取らない加速と感じました。また、CVTが副変速機付きなのか、アクセルを踏んでからワンテンポ遅れて反応する感じは皆無です。急加速も3000回転位回してやれば気持ち良い加速が得られるので、街中でのいざとなった時でも問題はないです。しかし、高回転まで回した時のガサツな騒音ははっきり分かる程に伝わってきますが・・・
・5ナンバーのセダンの使い勝手
後部座席の足元空間は足を組んでも前席まであと拳2つ分ある広過ぎる広さだが、頭上空間は全くないに等しいです。173cmの自分でもギリギリ座れるかなぁと思う程で狭いです。また、後部座席は3人は絶対乗れない程の狭さです。しかし、トランクルームはさすがセダン!ゴルフバック3つは入ります。
- 不満な点
- ・良くも悪くも安っぽい内装
下の方も言っているがマーチをシックに仕上げた内装です。インパネのデザインは80%マーチと共通の上、シートの骨格・デザイン・座り心地はまんまマーチそっくり!柔らかい素材は皆無という程プラスチッキーな内装で、フロントガラスの映り込みも酷いもんです。太陽のダッシュボードへの反射が酷すぎるため危険だなぁと思いました。シートのヘッドレストの下の部分の処理がヨレヨレで、縫い目が雑!
・セダンらしからぬ粗い乗り心地
足回りのショックを吸収する時の硬さと収まりの悪さが気になりました。綺麗な黒いアスファルトを走っているときはまぁまぁのフラットな乗り心地だが、少しでも悪い道になるとピョンピョコ跳ねるし、更に悪くなるとまるで出来の悪いバンに乗っているような錯覚が起きる程。しかし、これはマーチベースにしたから仕方がないか・・・でももっと何とかならないかと不満気味です。遮音性は煩くて、セダンとしては最低です。。確認した所トランクと座席の間に鉄板があり、遮音材が入っていたから、そこで音はカットされる筈だが・・・
・見えない所は????
特にトランク周りの処理は無いなと思いました。配線剥き出しの上、建て付けが悪く、処理が雑です。一番気にいらない所はトランクドアは鍵を回して開ける方式です。ボタン式ではありません。そんな所です。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験