なすこぐまさん
日産 ジューク
グレード:16GT_FOUR_4WD(CVT_1.6)
2010年式
乗車形式:マイカー
16GT-FOURは、ただの上級グレードと勘違いしないで下さい。GT4は世界中のSUVでは世界№1の走り!ジュークは全く違うグレードが4種類(2010
2010.11.11
- 総評
- 16GT-FOURは、ただの上級グレードと勘違いしないで下さい。GT4は世界中のSUVでは世界№1の走り!ジュークは全く違うグレードが4種類(2010年現在)
16GT4は軽快さ、全くロールを感じず、オンザレール感覚の久々の楽しいクルマです。日産は1.5と1.6ターボという全く性格の違うジュークを2種類用意してくれたということですね。ただし購入で悩んでいる時、上級グレードだからってGT4を選ぶと、内装の装備は一緒だし、もし15Rを乗った時、「こっちで充分」「良かった」となりかねないグレードのラインアップです。
15R系=ラグジュアリー、静粛性、コンフォート、通勤
・RS →ブラック内装希望。変化の無い3モード、(あまり利口じゃない)
オートエアコン、(感知設定可能だがポジションが付かない)オートライト、
本革ステアは要らない。
・RX →レッド内装希望。インテリジェントコントロールディスプレィ、
オートエアコン、ライト、本革ステアリング
16GT系=スポーツ、完全雪国、山岳地帯=16GT4
・GT →直線番長したい。FFで攻めてみたい!
・GT4 →峠を攻めたい。サーキットも走りたい。
雪国での生活なので4WDは必須
16GT4は楽しい走りと安全を提供しますが、ラグジュアリー、静粛性、コンフォート、乗り心地を求めるなら、15R系の方が優れています。某大手メーカーのように「一番グレードが一番高いの持ってこい!」という買い方では必ず後悔するかもしれません。
それほど、性格が異なったRS,RS,GT,GTの4種のラインアップ。だから、「何を求めるのか?」という簡単な問いだけなので、これから購入する人は迷わないで済みます。
ジュークの廉価版を買ったとしても「後悔させない」という非常に優れた販売戦略なのかも?特に 2010年の4種は、装備が基本同じなので、あとは「ジュークに何を望むのか?」が結論だと思います。
11/10ディーラーに借用。15:30~16:30約1時間の走行。
走行距離57㎞、平均速度52㎞ 退勤時の渋滞(国道)、対向車線の無い山岳地帯(標高1,000m級)、高速道路等で走行
- 満足している点
- 15R系との比較です。
街乗りのストップ&ゴー、渋滞ノロノロ時や60kmまでのシフトショックやロックアップが、ほぼ感じない。(副変速機が無いせい?)CVT-M6を旧型と思わなければ、市街地はGT系の方が走りやすい。
60km走行、R系と回転数がほぼ変わらない。瞬間燃費も20㎞以上差すので、「通常」の走りにおいては、燃費の悪さを感じさせない。
後部サスがR系と違うので、若干ゴツゴツ感を感=硬めだけど、RとGTを同時に試乗しても、ジュークオーナー以外は感じられないぐらいのしなやかさ。
加速はシートに押し付けられるほどじゃないけど、思い通りの加速。気がつくとメーターがとんでもないことに。コーナリング中も桁違いの速度で走れる。胃がよじれるほどでも酔いが無い。
トルクベクトリング・システムは、あくまでも自然。介入は全くわからない。車体が軽く、コンパクトになった印象で、クイクイって回ってくれる。どんなキツイコーナーのスムーズに走る。
どんなカーブでも、Gを感じないのは、SUVルックを忘れるぐらいのロールが全くない足回り。これに関しては、かなり秀逸だと思う。SUVとスポーツを両立させた初のクルマ。CR-ZタイプRやフォレSTIも実はフォロワーか?トヨタも絶対購入してのNEW-86を開発しているな。16GT4は他メーカーにもイイ影響です。ただこのトルクベクタリングの軽快さはジュークGT4のみの特権?
何も考えず、アクセルとブレーキだけで、ステアリングを切るだけで、かなりのレベルのスポーツ走行が楽しめる。ランエボXと同じ印象。(パドルがあれば、尚更面白い)
久々に11月でも汗をかくほど、ドライビングのみに集中できる走り。サーキットや峠での休日が楽しいかも?4WD-VとVDC装備は、破綻を想像することなく、心から走りを楽しめる。
15Rのスポーツでさえ、勾配のある連続したコーナーの山はキツイと感じたけど、車重と車高を全く感じさせない。ターボとトルクベクトルのマッチングの良さ。
Dモードでは、すぐ加速し、高速ギアになるので、ある意味危ない。危険を感じるほど走りなのでギア比、ほぼ3速ホールドで110㎞付近までカバー出来る。(攻める時ね)シルビア再来同じ保険料率アップの危険さ!違うのは4WD-VでVDCも付いていることだろうか?もっ
- 不満な点
- 15R系との比較です。
アイドリング時や信号待ち時は、「カラカラ」とタービンの音が車内に入ってくる。軽いディーゼル?工場でのエンジンチェックでは「キーッン」というジェット機のような金属音だったが、車内には「ミィーン」というターボ加速音が入るが、好みがわかれそう。
静粛性とスポーツ性の両立を目指したのか?音の雰囲気の味付けは、どっちつかずの中途半端な印象。が、元々海外向けはすべて1.6ターボなので、向こうでは当たり前のコンパクトカーエンジンとして扱うべきか?日本には、1.5FF副変速機付CVTという、コンフォート性能に特化したモデルがあるので、どうしても比較してしまう。
さすがに低速時ラフに細かく連続でアクセルを開閉すると、ある意味、ターボラグのおかげでギクシャクはしないものの、タービン(ターボ)が回ったり、回らなかったりと、エンジンには悪いのだろうなあと思った。
Gモード表示は、攻めている時は全く見えない。フロントガラスに表示されるぐらいの楽しみが欲しい。トルク配分も同様。R系と同じメーター周りのインフォメーション表示は再考すべき。
インテリジェントコントールの存在意義が必要ない(と思う)アクセルを踏むとどのモードからもターボの加速!R系でも初期(サービスキャンペーン前)は、3モードの違いが明確だったが、S702以降はあまり感じられず。しかもGTになって、それが顕著になり、スポーツでもエコでも峠を攻めることは可能。
所詮は1600㏄なので、ターボでも過度の期待は禁物。カンマ何秒のターボラグは、瞬発的な追越し時に、イメージと実際の加速にもラグが出てくるので、対向車線には注意。NAの1.5の方がリニアな反応と感じることもある。
45㎞走行後、ガソリンタンク52リッター(Rと共通なはず)、メモリが16個のうち、3メモリ減る、つまり約9~10リッター消費?つまり燃費5km。(試乗車なので、遠慮なくフルパワー!)
ハイオク仕様は、原油高の昨今、常に自制心と財布を意識する走り?(笑)
RSとGT4の差額=約76万(軽1台分)ターボと4WDをそこまで必要とするか?
どう判断するかによって、全く違う車種となるのがジュークの良さでもあり、悪さでもある?
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