日産 フーガ 「【FUGA 450GT】納車から1年5か月・約38000km走行しての再レビューです。」のユーザーレビュー

foo.Multicylinder foo.Multicylinderさん

日産 フーガ

グレード:450GT(AT_4.5) 2007年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
-
デザイン
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積載性
-
価格
-

【FUGA 450GT】納車から1年5か月・約38000km走行しての再レビューです。

2015.11.19

総評
この車の一番の魅力は何といっても緩急自在なV8エンジンだと思います。
普段は静粛に、ひとたび踏み込めば豪快なV8サウンドを奏でながら、すぐさま望んだ速度に到達。
高速道路で真価を発揮するスペックは、常用域での余裕の振る舞いにつながっています。
そしてセミアニリン本革パッケージの質感高い内装。
車に乗り込むたびに、エンジンを始動してV8サウンドを聴くたびに、「買ってよかった」と感じています。





記載の通り、不満な点もありますが、少し我慢すればよいレベル。
気にしだしたらキリがありませんからね(笑)

また、トヨタの某高級セダンとは異なり、街中でほとんど見かけない点もいいですね♪
450GTとなればなおさら‥

ダウンサイジング&エコカーが全盛の現在、V8エンジン搭載車は絶滅危惧種となっています。
(日本向けではレクサスLSのみ健在です)

貴重なエゴカー‥否 「V8 FUGA」を今後も大切に乗っていきたいと思います。
満足している点


1. V8エンジン
・極低回転から充実したトルクが出ており、アクセルワークが非常に楽です。また、低回転で十分に走ることが出来ますので、エンジンがうなることも無く音振的な問題も皆無。ノイズに悩まされる場面がありません。
・2500回転を上限として加速しても、後続車を置き去りにすることができます。40―80km加速等も一瞬でこなせます。
・エンジンサウンドの面でも、個人的には非の打ちどころがありません。マルチシリンダーならではの上質な回転感覚が全域で味わえます。
・暖気中でも、嫌なノイズは発さず、「シュイーン」という感じの回転感覚です。
・アクセルの電子制御スロットルも、普通に乗る分には4500ccは影を潜め、滑らかなセッティング。発進時のトルクの立ち上がりも緩やかなので、扱いやすいスロットル特性です。

2. トランスミッション
・トルコンスリップ時の滑りが少なく、ダイレクト感のあるフィーリング。
・1、2、3速の変速が非常に速いため、極低速域は低回転で滑らかに走行することが可能。

3.サスペンション
・太いタイヤを履いている割には、大きい入力はうまく角を丸めていなし、それでいて高速域では路面から離れないフィーリング。安心感は高かったです。

4.ボディー
・ボディー剛性がすごく高いとは思いませんが、がっしりした印象で、不快な振動はほとんどないように思います。
・当時としてはかなり太めのタイヤサイズ。(245幅)
燃費には不利ですが、走行性能とのバランスを重視した点はとても好感が持てます。

5. 装備・内外装

【運転支援装備】
・インテリジェントクルーズコントロール
設定可能速度40~100km、先行車を検知した場合、車間の維持(3段階切り替え可能)および停止まで制御します。

・ディスタンスコントロール (自動ブレーキ)
先行車を検知し、停止まで制御するので、渋滞時などは非常に便利。
また、走行中に先行車に近づいた場合、アクセルペダルを押し戻し、車間の維持を促します。

・サイドブレインドモニター
左ドアミラーに仕込まれたカメラの映像をナビモニターに映します。
左フロントタイヤ付近を映し出すので、幅寄せや駐車の際は非常に便利です。

【内装】
・セミアニリン本革 (ブラウン内装) を含む質感
しっとりとした触感のセミアニリン本革と、本物のタモを使用したウッドパネル、随所に使用されているクロコダイルパターンの革など、いつも車に乗り込むたびについ笑みがこぼれます(笑)
アナログ時計は、初めてフーガに乗った方からよく「イイね」と言われます♪
Y50後期型は、LEDのカラーがホワイト&パープルで統一されており、また各ボタンで光り方にムラがなくて良いです。

・電動チルト&テレスコピックハンドル、電動シート
電動なので、楽々ポジションを合わせることが可能。
また、乗降時のシート自動後退&ステアリング跳ね上げ機能が嬉しいですね。

・シートのベンチレーション (前席のみ)
夏場などはどうしてもシートと体の接触面が蒸れるのですが、この機能のおかげで快適にドライブ出来ます♪
シートヒーターが装備されている車は以外と多いですが、個人的には冷風シートクーラーの方が重要です(笑)

・操作部の取付け剛性がしっかり確保されている
シフトレバー、ハンドルおよびペダル類の取付け剛性が高く、無駄な遊びがほとんどないため、安っぽい感覚がありません。
特にシフトレバーの「コクコク」と入る操作感は逸品です♪

・ 油圧式パワーステアリングの雑味の無い操作感
低速域では比較的重めですが、ひとたび走り出すとドッシリとちょうどよい重さで、快適です。

【外装】
・多すぎず少なすぎず、随所に配置されたクロームメッキ。後期型になって、高級感が増したように感じます。特にロアグリルのクローム配置が好みですね♪
・リアの造形も、うまく腰高感が解消されており、良いと思います。
・テールランプのデザイン。丸目4灯はY50フーガのトレードマークですからね♪
・凝った造形のヘッドライト。グリーンに着色されたロービーム周囲も印象に残ります。
・18インチ純正アルミのデザインが好きです。
・純正ですが、タイヤハウスの隙間は少なめです。450GTは他のグレードに比べ重く、サスのセッティングが柔らかいため、他のグレードよりも車高は下がっているようです。

【その他】
・タンク容量が80Lあり、1タンク航続距離が結構伸びます。
(今までの最高記録は938km走破)
・4500ccの割には、意外とまともな燃費。
・ボンネットおよびトランクがアルミ製で軽量のため、開閉が非常に楽。開閉音もパシャパシャではなく、うまくチューニングされています。
・車とは直接関係ないですが、安い中古車価格。
新車本体価格600万強の車を、昨年7月に2008年式、走行距離30000kmの車両を約200万円で購入しました。
不満な点
1. V8エンジン
・ノーマルのECUでは滑らかなのですが、反面かったるいスロットルのセッティングです。一気にスロットルを開けた際、加速し出すまで一瞬の躊躇を感じる場合があります。
※2015.10.11 コンピューターチューン (N-tec) で解消済みです。

2. トランスミッション
・2008年発売の車で5速しかないATとは‥。。。。450GTは全車5速ATなので仕方がないですが((+_+))
多段ATであれば、「街中でちょうど良いギアがない(低速ギアで引っ張る)」、「高速走行時の巡航回転数が高い」といったネガを解消できると思うのですが‥
・ロックアップ領域が3速40km~と非常に狭く、低速域でストレスが溜まります。
・シフトアップ時の変速ショックが‥。ゆっくりゆっくり加速しているときと、少し早目に加速している時は結構なショックが発生する場合があります。


3. サスペンション

・コーナリングで一定以上のGになると、車重に負けて踏ん張らない感じです。常用域では問題ないのですが、ワインディングを気持ちよく走るときなどはもっとしっかり感が欲しいです。
高速道路を法定速度で巡航するならちょうどよいセッティングなのですが‥
・ワンダリングの強いステアリング特性。


4. ボディー

・「バンッッ」と車格に見合わない軽いドアの開閉音。
アルミ製なのが影響しているものと思います。
※2014.08 ドアデッドニングである程度改善しました


5. 装備・内外装

【運転支援装備】
・水滴感知式オートワイパーの動作にムラがある
オートワイパー自体は大変便利なのですが、土砂降りの時は「最速」で動作し(最速なんて通常使いませんwワイパーの存在感が強すぎて、逆に気になります)、弱めの雨でも、自らのワイパーで吹き取った跳ね跡を雨と感知して、時折「最速」に。。。
もう少しまともに動作しないものでしょうか…

・インテリジェントクルーズの加速が雑
例えば50kmで巡航中、先行車がいなくなり70kmまで加速する際、盛大にスロットルを開きラフに加速します。。
450GTのトルクを意図的に強調するセッティングなのかは不明ですが、車格的にも滑らかにスルスルと加速する方があっていると思いますし、いちいち前後Gが掛かると疲れます。。


【内装】
・随所に感じる仕上げの甘さ
例えばリアの空調吹き出し口やその周辺、メーターの周囲が特にプラスチッキー。素材云々よりも見せ方が影響しているように感じます。
また、運転席のパワーウインドウ以外、オートスイッチがありません。。
なぜでしょうか。
運転席は8WAYの電動シートですが、助手席は4WAYです。そこは省かなくても‥
上の方に目を向けると、自動防眩ルームミラーではなく手動式ですし、オーバーヘッドコンソールもルールランプ&サングラスホルダーのみと必要最小限の装備です。。

また、センターコンソールのアームレストを前方にスライドさせるとドリンクホルダーが使えなくなります。。
アームレストの位置が実用的でない車種が多い中、スライド式になっているのはとても好感が持てるのですが、配置が謎です。



【外装】
・純正4本出しマフラーの径が細く貧弱な印象
せっかく4本出しなのですから、もう少し太くした方がデザイン的には‥
細すぎます(汗)

・他グレードとの差別化が皆無
250GT、350GT、450GT全車共通のエクステリアです(笑)
判別点は、エンブレムのみだと思います。
羊の皮を被った狼的要素としては有りですがwww

【その他】
・ワイパーのモーター音が聞こえる
信号待ちの際など、周りが静かな時は「ウィーン、ウィーン」と少し聞こえてきます。。
興ざめです‥(ディアマンテの時は聞こえませんでした)

・エンジンの静粛性以外の静粛性は優れていると言い難い
前記のロードノイズを筆頭に、走行音は結構ダイレクトに入ってきます。
また、周囲の車の音が結構聞こえるので、窓からの透過音が大き目かもしれません。。。
また、天井は外板+内貼りのみなので、雨音はダイレクトに響きますし、トンネル内では天井からの騒音が一気に高まります。
※しばらくフーガを所有しての個人的な感想であり、今まで乗った車の中で一番静かであることは確かです。

・インテリジェントキー、ドアハンドル、ハイマウントストップランプなど、他日産車と共通部品が結構目につく
特に、キーに関してはコンパクトクラスのノートと共通品です。。。
デザイン

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走行性能

-

※大変長文です、御注意くださいm(__)m
(最後に満足している点 / 不満な点 / 総評をまとめていますので、そこだけでもご覧頂ければと思います)

表題の通り、納車から日々の通勤のお供として、時には往復2000kmを超える遠征ドライブにも行き、納車時では見えていなかったことがだいぶ掴めてきました。
また、当時とは車に対する印象もかなり違ってきているように感じます。

10/11に開催されたフーガ全国オフもありましたし、これをきっかけとして、再度自分が乗っている”FUGA 450GT”という車について考えたいと思い、再レビューいたしました。
※コンピューターチューン以前(ノーマル)の状態についてのレビューです。




【主要諸元】
・車体
寸法 : 4930×1805×1510mm
ホイールベース : 2900mm
車両重量 : 1770kg
最小回転半径 : 5.6m
10・15モード燃費 : 8.1km/L
駆動方式 : FR
サスペンション(前/後) : ダブルウィッシュボーン / マルチリンク
タイヤ(前/後) : 245/45R18 96W
ブレーキ(前/後) : ベンチレーテッドディスク

・エンジン (VK45DE)
シリンダー数 : V型8気筒
シリンダー内径×行程 : 93×82.7mm
総排気量 : 4,494cc
圧縮比 : 10.5
最高出力 : 245kw(333ps) / 6400rpm
最大トルク : 455N・m(46kgf・m) / 4000rpm
燃料噴射方式 : ポート噴射
タンク容量 : 80L
トランスミッション : 5速AT(ロックアップ機能付き)




1. エンジン
4500ccの低回転トルクは流石です!
登坂路も4速や5速のロックアップした状態(1000rpm台前半)でサクサク登ります♪
下道を普通に走行する場合の常用回転域は~2000rpmまでで十分事足ります。
ただし、後述するトランスミッションのギア比の関係で、3速は約1800rpmまで必ず回ってから4速にシフトアップします。
また、発進加速でも大排気量多段ATを搭載した車のような芸当(1000rpm台中盤でサクサクシフトアップする)は不可能。
どうしても2000rpm弱は回ります…
このセッティングに関しては、スロットルを絞りながらあえて回転を引っ張ることで加速感を演出しているような印象です。
あるいは、あまりに極低回転域を使うと、音振的に苦しいのでしょうね。

上記のように、低回転域で十分走ることができますが、トルク特性的にも本来のエンジントルクを発揮するのは、3000rpm前後からです。
回転計の針の上昇スピードが一段と増します♪
今は慣れたので加速感自体は何とも思いませんが、まず一般道では使用しない方がよい回転域ですね(笑)
ちなみに、0-100km加速は5.8秒だそうです。※自分は計測しておりません(笑)
ただ、排気量からすると最高出力が低めに感じます。
レブリミットまでスムーズに回りますが、トルク感を強く感じるのは5000回転あたりまでです。

冷間暖気時は、約1400回転を維持します。
ただ、気を付けないといけないのは、暖気時は相当燃料を吹いているのか、クリープだけでも相当な勢いで車が動きますのでその点は慣れが必要です。

エンジン音や回転感覚に関しては、「乗り心地」の項目に記載いたします。

2. トランスミッション
正直に申しまして、この車の一番ネガな部分です。
まずギア比ですが、5速100km時で約2000回転まで回ります。
現在の標準で考えると異常に高い回転数です。。。
(同発売時期の他社同クラスは、多段ATの搭載によって1500~1700回転程度に抑えてあります)

5速ATで、広い変速比をカバーするため、特に3速と4速が離れております。
そのため、3速1800回転までは必ず引っ張ります。
加速しているときはそこまで気にならないのですが、3速1500~1800回転(速度的には42~50kmの範囲)で巡航しているときは無駄に高い回転で引っ張っている感覚(=効率が悪い)があり、不満です。。
希望としては1500回転強で早々とシフトアップしてほしいですね。。。

加速時の変速ショックは明確にあります。
このあたりの感覚は好みの問題になってきますが、日産いわく、「スポーティ感を演出するために、あえてショックを作っている」のだそうです。。

ただ、このトランスミッションの良い点は、トルコンによるスリップが控えめで、ロックアップ状態でなくてもそこまでエンジン回転が先行しないことです。
もちろん、いつロックアップしたかわからないレベルではないのですが、トルコンスリップ状態でもしっかりとエンジントルクが駆動輪に伝わっている感じですので、エンジンの回転数が必要以上に上昇することが少ないです。
個人的にはATのトルコンスリップによるトルクの損失感が好みではないので、トルコンが嫌いなのですが、フーガのセッティングならATでもいいかなと思います。

反面、ロックアップ領域は3速40km以上となっており、不満です。
また、ロックアップ状態で巡航中、再加速のためにある程度踏み込むとすぐにロックアップを解除してしまいます。
4500ccのトルクがあれば、スリップで回転数を稼がなくても十分快適に走れると思いますが‥

また、シフトダウン時はプリッピング(空吹かし)制御が入ります。
この制御のおかげで、シフトダウン後の回転数が2000回転以上の時は、回転合わせがピタッと決まりショックレスで素早いシフトが可能になっております。
同乗者がいても、積極的にエンジンブレーキ(燃料カット)を使用することができます♪
(プリッピング制御の無い車は、ATのクラッチで無理やり繋ぎに行きますので、結構なショックが伴います)
ただ、残念な点はシフトダウン後の回転数が2000回転を割るような場合は、プリッピングが過剰で、同期する回転数よりも高い状態で繋がりますので、車が一瞬前に出るとともに、ショックが伴います。。



3. 運動性能
コーナリングに関してはV8エンジン搭載ということもあり、基本的にフロントヘビーな特性です。
特に、低速域はフロントノーズの入りが悪く、曲がりませんね。
これは限界域だけでなく、普段交差点を曲がるときにも如実に感じます。
ただ、中速域以上になると硬めのサスペンションのおかげなのか、適度にロールしてニュートラルな特性で旋回します♪

ブレーキですが、正直キャパに余裕ありませんww
フーガは全グレード共通のブレーキですが、250と450では約100kg程度重くなっています。

タイヤサイズは245/45R18となっております。
最初は「こんなに太いタイヤいるの?」と思っていましたが、いざ乗ってみるとフロント・リアともにキャパシティに余裕はありませんね。。
フロントは重いV8を曲げるのに必死、リアはV8のトルクを受け止めるのに必死です(笑)

運動性能?なのか微妙ですが、
意外と小回りが利く印象です♪ (最小回転半径は5.6mですが、フロントタイヤがよく切れます)
流石FRですね。
乗り心地

-



1. 足回り
サスペンションは固めと思います。
ただ、不快な固さではなく固い中にもうまく”角”が丸められており、初期のタッチは穏やかです。
しかし、ある程度以上(例 : 踏切など) の入力になるとショックアブソーバーがしっかりと減衰力を発揮しますので、低速域で路面の凹凸がある場合は結構揺さぶられます(笑)
高速域では減衰がしっかりと効いている中で、初期のタッチがマイルドなので路面の追従性が良くなかなか快適な足でした※
※70000kmを走破した現在、純正足回りはへたっており、当時の安定感はありません。

また、ワンダリングが強く、路面の状況に影響され車の進路が変わることもあります(笑)
直進安定性自体は悪くないと思うのですが、いささか外乱に弱い印象です。

2. ボディー
流石にEセグメントだけあって、室内スペースは広いです♪
セダンとしては異例の、全高1510mmは伊達ではありませんw
※ ただし、単純にスペース効率の面では昨今のコンパクトカーにはかないません。。。

4名乗車では各スペース共に必要にして十分です。
特に、前席頭上のスペースは広いですね。
ただし、結構幅広のセンターコンソールの関係で、横方向は広々という感じはありません。

ボディー剛性ですが、
現代の同クラス車と比較すると流石に低いのは否めませんが、路面からの入力でボディーがブルブルする感覚は皆無です。
強い横Gがかかるような攻めた走りをすると、若干ゴムがねじれて戻るような挙動を感じ、もう少し剛性が欲しいかなと思うことはあります。
(サスペンションの横剛性なども関係してくるので、一概には言えませんが‥)
しかし、通常の走りなら不快な振動を遮断し、固めのサスペンションをしっかり生かすことができる剛性は確保されていると思います。


3. 静粛性
・エンジン
エンジンは基本的に静かです。
流石、シーマに搭載されているV8エンジンですね。

常用域では、加速時にかすかに聞こえてくる程度で、巡航中およびアイドリング時はほぼ無音といって差し支えないと思います。
空調を入れていれば送風の音である程度掻き消えるレベルです。
ちなみに、アイドリング回転数はエアコン・灯火類オフで約530回転です。

一番感動したのは、高速道路巡航時にエンジン音がキャビンにまったく伝わってこない点ですね。(登坂時・加速時等エンジンに負荷がかかっている時は除く)
2000回転程度までエンジンがまわれば、V6エンジンでしたら多少は勇ましい音が聞こえてくる回転域になりますが、流石マルチシリンダーV8です♪
また、手動でシフトダウンした際、一瞬プリッピング(空ぶかし)をし、燃焼音が聞こえた後、
エンジンブレーキ(2500回転以下の領域)の最中はほぼ無音になります。


これだけではただただ静かなエンジンで終わるのですが、
アクセル開度の大きい状態では、2500回転付近から「フォオオオ~♪」と勇ましいサウンドになり、4000回転以上の領域ではビートの細かいメカニカルサウンドが結構な音量でキャビンに入ってきます♪
常用域は静粛に仕事をこなし、その気になれば迫力のV8サウンドを堪能できる、素晴らしいエンジンです。
ただし、冷間暖気時にはインジェクタの作動音等の雑音が聞こえます。

上記の印象を含め、様々なシチュエーションで試した結果、遮音材で抑え込んでいる感じではなく、あくまでもエンジンそのものの静粛性が良い印象です。


・ロードノイズ
この車の2番目のネガが、「ロードノイズ」です。
走行中の騒音はほとんどロードノイズが占めていると言ってもいいぐらいですね。。

きれいな路面でしたら快適なのですが、荒い路面ですとザラついたノイズがダイレクトに伝わってきます。
この辺りは、某国産メーカーに大きく水を開けられている感じがします。

しかし、245幅のタイヤ、固めのサスペンションなど、車の造りからして、フーガ自体が静粛性重視な感じではないのも事実ですね。

・風切り音
法定速度内では全く気になりません。
150kmを超えてくると風切り音がかなり増大しますので、それ以上の速度域での巡航は疲れます。。

4. 振動面
アイドリング振動は、ステアリングには伝わってきますが、シートには全く伝わってきません。車齢7年に達し、エンジンマウントも劣化していると思いますが、振動面で不満はありません♪

また、ボディー剛性の枠でも記載しましたが、路面からの連続した入力や強い入力があった際でも、ボディーはブルブルと振動せず、しっとりとした乗り味が確保されています。


5. その他
1速および2速で走行時、トランスミッションからの「ヒューン」というノイズが発生します。
オーディオ・エアコンオフ状態でかすかに聞こえる程度ですが、一旦気になりだすと意識してしまいますww
個人的には嫌いな音ではないですし、モーター音的な感じもするので高級感の演出にも一役買っているかもしれません。

積載性

-

トランク容量は495L。
ただ、リアのタイヤハウスの張り出しは少々大き目。
トランクスルーも装備されていますので、長物も一応積載可能ではあります。
残念ながら、最近の車のようにシートは可倒式ではありませんww

ちなみに、ラゲッジにも全面に内貼りが施されており、チープな印象はありません。
燃費

-




※自分は通常そこまでエンジンを吹かす運転ではありません。
※まれに5000回転程度まで回すこともあります。
※巡航時は、出来るだけ一定のアクセル開度を保つよう心がけています。

・市街地走行 約5km~8km/L
・流れの良い一般道走行 約10km~12.5km/L
・高速道路走行 約11.5km~13km/L
・通勤燃費(冷間暖気+片道6km) 約5.5km/L

車を購入してからの通算平均燃費 9.3km/L
最高燃費記録 12.9km/L (高速道路+一般道路走行)

10.15モード燃費(8.1km/L)から考えると、非常に良い燃費を出してくれるのでとても助かっています。
価格

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故障経験
購入して1年と5か月、約40000キロを走行していますがまずまず良好です。
ただ、車齢7年に達しており、エンジンに様々な症状が出ています。
具体的には、エンジン始動~暖気中の短時間で発生する、「カチャカチャ」という異音。
これは、2015年の3月~8月あたりまで、症状の大小はありましたが継続的に発生していました。
現在は、なぜか改善しております。。。
また、エンジン始動時にマフラーから白煙が出ますので、おそらくオイル下がりと思われます。
オイルの減り具合としては、5000km走行で500cc程度なので、特に問題はないかと思います。

故障ではありませんが、前記の通り純正足回りがへたってきました。。。
 

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