パーコレーションで夏困りDatsun240Zのボンネットの裏面に遮熱シート耐熱性を張りました。

Question

またエアーエレメントにアルミダクトを設置し、フロントグリルから直接外気を送り、ボンネット内の熱をエアーエレメントに行かないようにしました。ですが来年の真夏日を考えると、SUキャブをソレックスにしてマニホールドに遮熱版取り付け、マニホールドに遮熱テープした方がパーコレーション対策に良いのでしょうか？またL24型エンジンにインジェクションを組み込むことが出来ますか？パーコレーション対策になりますか？費用はどのくらいかかりますか？何度もすみませんがご回答願います。

Answer 1

パーコレーションはターンフローであるが故、エキマニ上にキャブとなるためエキマニの熱がキャブを熱してしまうために起きる。
そのため吸入空気は良いとしても、フードの遮熱は塗装にとっては良くてもキャブには意味があまりありません。
下手すれば熱が籠ることにもなり対策のつもりが意味が無いどころか影響を助長することにもなってしまいます。

根本的にはエキマニからの熱を少しでも受けにくい様にすることが大切、また走行中は良くても停車時(信号待ち)に怪しくなるなら、遮熱だけでなく電動ファンで風を当ててやる等の措置も必要では？

インジェクション仕様も可能。
但し仕様等や使用機材と何処までやるかで費用は異なります。
入手性の高い純正ECU流用(可能かは不明)した仕様とするか、フルコンでインジェクタのみの制御か点火系等を含めて総合的にフルコン制御とするか。
インジェクションキットを使うのか、流用&ワンオフとするのかでも費用は異なりますから、恐らく必要な物を集めるだけでも50万程度は軽く、取付やセッティングまで含めたら100万程度でも掛かるのでは。
そこまで掛からない可能性はあったとして、仮にキットがあってもセッティングまで含めたら60～70万程度は掛かるんじゃないでしょうか。

Answer 2

ターンフローのキャブレター車のパーコレーション対策は、どこまでやっても完璧にできません。

過去に過剰なまでに行ったことがありますが、ほぼ起こらなくなったというレベルです。

基本はキャブレターに送るガソリンは冷めた状態で送るということです。
機械式燃料ポンプはエンジンの側を燃料ラインが通るため、これは使わない方がいいです。

燃料を大量に送り、大量に戻すことも重要です。
配管を太いものにし、大容量の燃料ポンプを取り付け、レギュレーターで圧力を調整し減圧したものをキャブレターに送ります。
余剰な燃料はリターン配管にて燃料タンクに戻します。
送られるほとんどの燃料は燃料タンクに戻ることになります。

一見無駄に思えますが、送り戻りの配管でも冷却されますので、タンク内のガソリンの温度上昇も防げます。

これはSUだけでなく、ウェーバーやソレックスでも有効です。

L24エンジンのインジェクション化は勿論可能です。

インジェクションは、インジェクターから噴射されるまで高圧で送られるため、温度の影響は少なく液体のまま噴射されます。
パーコレーション自体は起きない訳ではありませんが、吸気温度、燃料の圧力をフィードバックするなどの対策を行えばその影響は最小限です。

費用は使うECU、スロットルにより大きく異なります。
ウェーバーを模したスロットルを3基使い、6気筒対応のECUを使った場合、取り付け費用を含め80万円程度になります。

ノーマルのインマニを使い、2つのスロットルを取り付けるものもあり安価にできます。
こちらなら50万円以下で可能です。
ただしインジェクターが2本となり、レイアウト上2番5番シリンダーの空燃比が濃くなりやすくあまりお勧めいたしません。