車の断熱ガラスについて。 住宅用のガラスにはLow-Eガラスというものがありますが、なぜ車にLow-Eガラスはないのでしょうか。 家のようにペアガラスである必要はないと思っていますし、車で

Question

も合わせガラスは多数商品化されています。
今更Low-E金属膜を間やどちらか片面に入れることは技術的にもコスト的にも大した負担ではなさそうに思います。曲面ガラスでは無理なんですかね。

保安基準やETCについても、最悪フロントガラスや運転席は諦めるにしても後部席のガラスについては関係ありません。

旭硝子辺りが本気で開発して商品化すれば、高級車の純正や、高額オプション品としてそこそこの需要は見込めそうな気もします。

もっとも、車はドアも屋根も内張り剥がせば鉄板むき出しですから、そもそも車業界自体が断熱とか考えてもないんですかね。
ただ、そうは言っても鉄板部分の断熱はデッドニング部材として断熱材（=遮音材、吸音材として）は多数出回っています。
窓ガラスだけはどうにも対策のしようがない印象です。一番熱を通す場所なのにIRカットガラスみたいな（Low-Eガラスに比べたら）子ども騙ししかありません。

それこそ日本の住宅の断熱性能はヨーロッパに比べて極めて劣っていますが、欧州車の窓ガラスの断熱はどうなんでしょうかね。スウェーデン車のケーニグセグなんか窓の断熱性能も高いのかな？

車業界に詳しい方いらっしゃいましたらご教授ください。

Answer 1

専門で仕事をしています。

おしゃっているガラスは現在あります。
古い車ですとY31シーマ付近から設定があります。
現在は社外品の種類も増えて来ましたので選ぶ事が可能になって来ました。
ただ車は電波を発生する機器が多く支障をきたす為一般的ではありませんし、ガラスの熱対策よりボディの断熱性能の方が問題です。
あと日本にはオービスがあり反射率を高くしてしまうと顔が見えなくなってしまいます。
車では良く熱反と言われています。
「熱反射吸収」の略ですので
この車の熱反(ネッパン)ありますか？と自動車ガラス屋に聞いて見ればすぐに通じます。
建物のガラス屋は普通にLow-eって言うのがメジャーですね。
ちなみにドアガラスも製品化してあります。


ガラスと電気の専門店

HP： http://rexutsunomiya.jounin.jp/
Blog： http://rexutsunomiya.blog-fps.com/

質問者からのお礼コメント

具体的な回答をありがとうございます。
商品名が違うだけですでにあるんですね。
フロントガラスしか設定がないことや、同様の商品を検索するともろドレスアップパーツの位置付けであることを踏まえると、断熱としてよりはオービス逃れのための商品として存在してるんですかね。
いずれにしても、とても勉強になりました。
優れた断熱ガラスとして全ての窓に設定出来る仕様ができないかなぁ。

Answer 2

①既にあなたが書かれている通りで、車の窓ガラスに対して、誰も「断熱性能」など求めてはいないので、採用された例が無いのだと思いますよ。

②その代わりに「UVカット」などは需要があるので、採用しているのでしょうね。

③Low-eとは？ あなたが書かれた通りで「金属製の蒸着膜」ですし、その厚みはミクロン単位でしかないので、建築用では「ペアガラス（複層ガラス）」の内側の、誰も触れられない位置に吹き付けていますので、単板ガラスの吹き付けたのでは、それが例え室内側だとしても、アッと言う間に剥がれてしまうでしょうね。

④車のガラスには、何よりも「安全性」が求められるので、「合わせガラス」や「強化ガラス」の方が優先しますし、最近ではポリカーボネート製でも、各種の基準値に到達出来る製品まで出来ましたので、これなどはガラスと比較をすれば、圧倒的に「熱伝導率」が低いので、ある意味「断熱性能」があるとも言えますけどね。

「補足」があれば「追記」が可能です。

Answer 3

Low-Eガラスは
保安基準の
割れた際の散乱時防止策はできないかも知れません(細い石状)

防犯目的では無いのでフィルムを貼る とありますが…

薄い色が付くのも、恐らく却下の対象かと

Answer 4

クルマでは、強度が無いので、使用されてないと思います。