初代セルシオ（1989年10月）が発売された時、いくらバブル絶頂期で好景気の時代であっても、セルシオが買えずに、仕方なく日産シーマを買った人は多かったのでしょうか？

Answer 1

初代セルシオと日産シーマは「まったくモノが違う」と言われていたので、あったとは思いますが「多くはなかった」と思っています。

シーマが発売された時に、バカ売れしたのですが、その現象は「シーマ現象」と名付けられました。「シーマ現象」とは、「定番商品に、チョットおまけを付けて、見た目をよくして、高級品として販売したら、爆発的に売れる現象」を意味していました。
実際シーマは、セドリック・グロリアという300万円くらいのセダンに、チョットおまけを付けて、見た目をよくして高級車として売り出した車だったのでした。つまり、シーマ自体は「大した自動車ではない」ことは暗黙の了解事項でした。

売れ始めた頃は「何で、あんな車が売れるんだ？」と不思議に思われていたのでした。購入層を分析した結果「高級であること」に価値観を見出した層が購入していたのでした。
この後、あちこちで、「定番商品に、チョットおまけを付けて、見た目をよくして、高級品として販売する」ようなことが起きました。家電分野で印象的なのは、ビデオデッキに使いきれないくらいのテンコ盛りの機能を付けて高級品として売り出していました。実際買った人で使いこなせていた人を見たことがありませんでした。

初代セルシオは、「トヨタが源流対策」を講じ、社運をかけて作った本物の高級車でした。トヨタが「高級な車とは」「高級な運転感覚とは」「高級な乗り心地とは」「高級なエンジン音とは」「高級なエアコン・空調とは」・・・、と徹底的に研究した高級車だったのでした。
真偽の程は分かりませんが、当時「トヨタが7年の歳月を掛けて、アメリカで6万ドルで、日本で1000万円で売るつもりで開発した車」と言われていました。
それが「超円高のため、アメリカで6万ドルで売るには、日本で600万円で売るしかない、となった。1000万円の価値のある車が600万円で買える。凄いお得な高級車」と言われ、衝撃的なニュースとして自動車販売業界を駆け巡っていたいたように記憶しています。
また、当時の評論家が「今後のトヨタ車は、このセルシオで開発された新技術が様々な車種に採用されるので、大きな期待が出来る」と評価していた記憶があります。

「300万円の車におまけを付けて高級車に仕立て、売れるのが不思議なシーマ」と
「1000万円で売るつもりで開発し、600万円で発売することになった、凄いお得な高級車のセルシオ」では
「まったくモノが違う」との評価も仕方なかったと思います。

この状況で、「セルシオが買えずに、仕方なく日産シーマを買った人」が居たとしたら、それは「根っからの日産ファン」とか、「セールスマンに美辞麗句を並べ立てられて、大して変わらないと思い込まされた新車情報に疎い人」とか、ごく一部の人だったと思います。

新車という高額な買い物において、慎重に情報を収集し、評判や評価を気にし、新車情報を集めた人は、まずシーマは買いませんでした。
なので、「セルシオが買えずに、仕方なく日産シーマを買った人」は、あまり多くなかったと思っています。

それほど、大差のある両車だったと思っています。

Answer 2

シーマ 500万円
しばらく後でセルシオ発売 650万円

発売時期に違いがあるのでセルシオ諦めてシーマを買うって言うのは少し違う気がする

Answer 3

セルシオもシーマも価格は似たようなものだと思います。

セルシオ、シーマが買えなくてクラウン、セドリック買った人はいたかもしれません。

Answer 4

何年まえの話をしてるの

Answer 5

450万円からあったのに誰でも買えたでしょ？
貧民？