日産 ブルーバードシルフィ のみんなの質問

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アイドリングストップ機能の無い車に乗っています。

確実に長時間待たなければならない信号にかかってしまったときや、

道路脇にちょっと(1分ほど)停車して自販機でジュースを買うときなど、エンジンを切るようにしています。
そのようなとき、どれぐらいの時間以上ならエンジンを切ったほうがガソリンの節約になるのでしょうか?

再度エンジンかけるときには、通常のアイドリングよりも多くのガソリンを消費すると聞いたことがあります。
目安を教えていただければ幸いです。

車は2000年式の「ブルーバードシルフィ・20XJ」です。
排気量は2000ccです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

●アイドルストップでの燃費改善効果は?
実際に計算してみましょう。

★エンジン再始動時に必要な燃料量
スタータ出力 = 1.5kW
始動時間 = 3秒
オルタネータ効率 = 50%
エンジン効率 = 20%
必要な燃料発熱量 = 45kJ(キロジュール)
ガソリンの発熱量 = 34.6MJ/L (メガジュール/リットル)
必要なガソリン量 = 0.00130L

★アイドリングに必要な燃料消費量
・Nレンジ エアコンOFF = 0.000233L/sec

★エンジン始動に必要な燃料量が相当するアイドリング時間
0.00130 ÷ 0.000233 = 5.57秒

●まとめ
エンジンの再始動時間やアイドリング時のエアコンONなどにより,多少,変わってきますが,だいたいエンジン1回の再始動時間は

アイドリング 3~10秒

に相当します。つまり10秒以上,アイドリングするのであれば,アイドルストップをしたほうが有利と言えます。

さてアイドリングストップ(アイドルストップ)の運転操作の方法については下記3点を考慮する必要があります。ちょっと長い説明で申し訳ありません。

●お金の節約
●運転操作の負荷
●環境への影響

まずお金についてですが、下記の3点に分かれます。

●お金は節約されているか?

(1) ガソリン消費量はどうか
アイドル時の燃料消費量とエンジン再始動時の燃料量増加+スタータモータ負荷から計算すると、5~10秒以上のアイドルストップであれば、ガソリン(燃料)節約になります。

(2) バッテリ、スタータモータの寿命は
5秒以上のアイドルストップを実行した場合、エンジン再始動回数が増加し、バッテリおよびスタータモータの寿命が短くなります。スタータモータの寿命予測は困難でしたが、バッテリ寿命は約1/3になります。つまり寿命としては1~1.5年になります。

(3) 操作ミス
再始動する際の、しばしば操作ミスをします。後続車を気にして、遅れを取り戻そうとして、どうしても車両加速が大きめになり、燃費が悪化します。

次にドライバーの操作負荷(運転者の疲れ)が変わるでしょうか。これも下記の3点に分かれます。

●運転の負荷は?

(1) 待機中の精神的余裕
一般に渋滞走行は、前車との距離維持のために、通常走行よりも疲れやすい傾向にあります。このため信号待ちで停止している時間は、その疲れを軽減できます。しかし5秒以上のアイドルストップを実行すると、この疲労軽減時間がなくなります。結局、渋滞走行+アイドルストップでは、精神的な緊張状態が持続することになり、疲れやすくなります。

(2) 再始動時の手間
数十回以上経験し、ある程度、慣れれば、操作が自然にできるようになりますが、それでも手動のアイドルストップは面倒です。

(3) 操作ミス時の精神的動揺
数十回以上、操作を経験しても、やはり時々、ミスしてしまいます。この場合、後続車のことが気になり、どうしても運転操作、安全確認が粗くなってしまいます。

最後に環境に対する影響ですが、これも下記の3点に分かれます。

●環境にやさしいか?

(1) 触媒低温化によるHC(炭化水素)増加
三元触媒は低温になると、浄化能力が低下します。このためCO2(炭酸ガス)排出量は低減されても、HCやNOxは低減しない場合もあります。

(2) バッテリ・リサイクル増加
バッテリ寿命が短くなると、バッテリのリサイクル頻度が高くなります。バッテリのリサイクルはある程度、確立していますが、廃棄数量が増加すると、やはり環境の負荷は高くなります。

(3) 操作ミスによる燃料量増加
前述の通り、操作ミスによる急な加速は燃費が悪化します。また操作ミスにより、渋滞が長くなり、後続の方に迷惑になったり、後続車の加速が強くなるため、社会全体に対してはCO2排出量が多くなります。

●自動車会社の見解は?
自動車工業会は,次の問題を指摘しています。

*ブレーキが効きにくくなります
*エアバッグなどの安全装置が作動しません
*部品寿命(バッテリ、スタータ)が短くなります
*運転補助器具(ワイパー、窓晴れ用エアコン機能、ウィンカー)が作動しない場合があります
*電子装置(エンジンECUや変速機ECUを除く)の起動には、数秒かかります
*走行距離に対して、アイドルストップの頻度が高いとバッテリがあがります

つまりアイドルストップ対応車でないクルマでは,燃料費節約のメリット以上のデメリットがあるということです。

以上から、5秒以上のアイドルストップというのは、自車の排出CO2の低減だけを考慮した単純な結論であり、社会的、環境的な影響は加味されていません。このため自動車工業会の意見を参考にすると,短時間のアイドルストップは避けるべきであり、30秒から1分程度以上のアイドルストップをお奨めします。

ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2012.3.22 17:26

大変詳しく、かつ丁寧にご説明いただきましてありがとうございました。
確実に30秒~1分以上の停止のときのみ、アイドリングストップをするようにします。

その他の回答 (4件)

  • 以前に日本テレビの「所さんの目がテン!」とNHKの「ためしてガッテン」で、精密な流量測定装置を使って実測した結果は『30秒以上』が、発進時の金額に於ける損益分岐点だそうです。

  • JAFは4~5秒といっています

    わずかと思える時間でもエンジンを切ったほうがお得です

    オルタネーターはアイドルストップによる負荷増程度で劣化しませんよ

    バッテリーが弱っているときは控えめにすればいいのです

    今の車なら、アイドルストップ程度でバッテリーが上がることもまりませんよ・・

  • 下の方が仰る理由で、俺は15~20秒以上って聞いたことがある。

    いずれにしろ、機器類がアイドリングストップに対応していないので、これらに負担が掛かり故障のリスクが高まります。
    さらにいうとアイドリングストップ中は、冷房も暖房も効かないので車内環境が悪化して不快になるでしょう。

    ほんの僅かのガソリンを節約するのにそこまでする必要があるかどうかは、考えた方が良いと思います。


    なお、「道路脇にちょっと(1分ほど)停車して自販機でジュースを買うとき」は、僅かとはいえ運転者が自動車から離れる以上、エンジンを切るのが常識だと思います。

  • 5秒以上だと節約になるようです。
    再始動時に5秒分ほどの燃料を使うからだそうです。

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