三菱 アウトランダーPHEV 「１カ月乗車して評価が変わりました（笑）」のユーザーレビュー

１カ月乗車して評価が変わりました（笑）

2015.12.20

総評

ひと月乗車して、こちらでいろいろアドバイスをもらって、だいぶ評価が変わってきました。使い方を工夫すると、燃費が向上したり、電気が長持ちしたりと使いこなしがいがあります。

仮にプラグインシステムと大容量の電池が２００万円とすると、２００万円台でこの規格のSUVが乗れるのことに三菱の企業努力を感じます。あたりまえですが、現行のデザインが好きで、ＨＶよりも新しいシステムを望む人には、おすすめのバーゲンプライス車ではないでしょうか。

その一方で、内装や細やかな使い勝手、イメージ、単純な経済性を重視する人にとっては、高いのに突っ込みどころ満載の車になってしまうかもしれません。

満足している点

一番満足しているのは、静粛性です。ロックフォードのオプション付きですが、ノーマル車でここまで音がよくなるのかという感じです。

回生ブレーキが優れもので、電気のもちがよくなり、５段階で調整できるため、街中でも山道の長い下り坂でもブレーキを踏む回数が相当減り、楽ちんです。

自動追尾は、一般道よりも高速道路で有効で、とても便利です。

デザインはアウディを意識したデザイン（笑）で、写真よりは実車の方がそこそこ高級感があり、内装も丁寧に作っていますが、他社と比べればダサいです。せめて、海外で販売されているパジェロスポーツの内装ぐらいにはしてほしいです。

不満な点

細かい所は突っ込みどころ満載です。
・寒いとエアコンをつけるためにエンジンが起動し、燃費ガタ落ち。
・快適モードにしても後席のエアコンの効きが悪い。
・スタートボタンがハンドル左のワイパーレバーの先にあり、右利きには不便この上ない。
・後席のシートの奥行きが足りず、床下の電池のため足下のスペースが狭い。
・スマホのリモートコントロールが、車体のＷＩＦＩ範囲が狭いため家で使用できない。
・２０年前の車のようなサイドブレーキ。
・夜でもウィンドウボタンは点灯せず、車内全体が真っ暗。
・ドアが重く、一発で閉まらない時があり、イラッとする（笑）
・ディーラーオプションで魅力的な商品がない。
・普段使わないボタンがずらりと並び、小銭を入れるスペースすらない（笑）

デザイン

-

走行性能

-

出だしが遅いという書き込みもありますが、ギクシャクしない設定からくる印象でしょう。エコモードを外すと、車重が100kgぐらい軽くなったような印象を受けます。特筆すべきは、ヨーロッパ向けのCMのように、回生ブレーキを0設定にすると、アクセルを外しても滑るように走る感覚が気持ちいいです。

低速から中速までエンジン車のようなトルクの谷やシフトチェンジ感、ＣＶＴ車のような滑りながら加速する感じが全くなく、するすると加速します。

体感的にはパワーよりは滑らかな感じがしますが、実際のところはパワーは相当あります。ボディーサイズもちょうどよく、狭い道の取り回しも特に苦になりません。

乗り心地

-

ムラーノからの乗り換えのため、初めは乗り心地や静粛性が格段にいいとは思いませんでしたが、オーディオをかけた時に、ものすごい微細な音が聞こえ、驚きました。振動吸収やデッドニング、風切り音対策などを相当施していることが予想されます。

乗り心地や静粛性はクラウンのような趣で、悪く言えば眠くなりますが、快適です。

積載性

-

サイズ相応の積載性です。車体がスクエアなため、同サイズの中では少し体積が大きめかもしれません。小型SUVに比べれば、かなりアドバンテージがあります。後ろの座席は、足元のスペースが広めにあります。（ＲＸやムラーノに比べれば狭い）

燃費

-

電気で走行すればするほど燃費が向上します。電気の走行比率が高ければ、ＨＶよりもはるかに燃費がいいです。エアコンの使用状況によって、燃費が大きく左右されますので、短距離乗車の方で、寒がりな人は温水ヒーターや100V電源の装着を強くお勧めします。

価格

-

故障経験

なし