ＦＦベース４ＷＤ車のローダウンによる負担

Question

質問させていただきます。

現在Ｈ１９年式ｅＫスポーツターボ４ＷＤに乗ってます。 今車高調を組んでいて、ノーマルから２～３ｃｍほど落としています。 最近もう少しだけ落としてみようかと思っています。

ただ、以前に「４ＷＤ車は下げすぎると危ない」という話を聞いたことがあるのですが、この場合(ＦＦベース４ＷＤ・リヤ車軸懸架式)下げすぎると負担がかかってしまう部品というのはどこなんでしょうか？ たしかリヤデフかプロペラシャフトセンターベアリングだったと思うのですが･･･。

どなたか詳しい方ご教授お願いします。

Answer 1

なんとなく言いたい事は解りますよね。

負担がかかるとすればフロントのドライブシャフトの事ですよ。

FFってのはフロントの車軸より前にエンジンが乗っかってますよね。
FFは構造上駆動系を車軸の軸上に持ってくることができないので
ミッションからドライブシャフトは、タイヤに向かって斜めに延びてます。
ただでさえドライブシャフトの左右のベアリングには負荷がかかってい
るので、車高を下げる事によりその角度は増す場合があるため、
耐久性は著しく落ちる事があります。

耐久レース車両などはダストブーツにエア抜きを設けたり、
耐熱グリスに交換したり、折れるの前提でスペアを用意したり
するほどです。ハイパワー車両のフロントのドライブシャフトは、
競技使用なんかするとまぁ悲惨な消耗しますよ。

ひどいのになると、シャフトそのものがねじ切れる車もあります。
名誉の為名前は伏せますが、FRベースの有名な国産４WD車だって
良くねじ切れました。

FFスポーツカーで有名なある国産車は、スペアを持っていかないと競技
参加後に自走で帰れない場合がよくありました。

僕も昔TVのCMで、サーキットをドライブしながらげらげら笑ってる外人が
出て来た車に乗ってましたが、何本シャフトを折ったか覚えていません。

だからFFベースの４WDに限った話しではないんですよね。

むしろ４WDよりFFの方がよっぽど厳しいです。

だって、同じトルク１０Kgの車だったら、４WDならドライブシャフト
１本にかかるトルクは2.5Kgですが、FFだったら5kgですからね。

その点FRは比較的無理をしていないし、動く範囲もフロントに
比べると一方方向で制約されているので破損する事はそんなに
ありません。

車高は必要以上に下げるとストローク不足でかえってアンダーが
でるので、見た目はカッコイイのですが、ストローク確保ができないなら
バネレートを上げるはめになりますので注意してくださいね。