三菱 デリカスペースギア 「次もD：５ではなくスペースギアを選びます...」のユーザーレビュー

次もD：５ではなくスペースギアを選びます...

2008.1.17

総評

次もD：５ではなくスペースギアを選びます。このアイポイントの高さからくる運転しやすさ気分のよさは、スターワゴンを除けば他のどの国産車にもありません。それにパセンジャーの気分がぜんぜん違いますよ。いくらシートを豪華にしても、せっかくドライブに出ているのに、景色を楽しめずに車載テレビ見てるなんてもったいない。
ただ、ドラテクではない、オトナの運転テクを要求される車ではあります。要は飛ばさないこと。燃料も食いますしね。この車の見せ所は舗装路の上じゃないと思ってます。ラフでも飛ばさない。でも黙ってどこでも何事もないように行けちゃうところが真骨頂。無骨で派手さのない親父だけど、いざと言うときはめちゃ頼りになるオヤジ、そんな車。
そう言えば昔のジープのように、エイやッと気合をかけないとコクピットに登れないことも気に入ってます。ナナハンのシートに回し蹴りで乗り込むあの感覚にも似ている。そしてコクピットに納まれば、今までとは違うアイポイントの高さに世界が違って見える。いやーその気にさせるぢゃないか。

満足している点

アイポイントの高さ。これは乗ってみないとわからない長所ですね。何より気持ちがいい。これは運転手はもちろん、助手席リアシートの家族や友人たちに大好評ですね。高速道路でも周辺の景色が良く見えます。高架の上を走る時なんか空飛んでる気分。
また前方交通の状況が早めに把握でき、車線変更や早目のブレーキなどが自然にできるので疲れません。確かに取り回しの悪さはありますが、それをアイポイントの高さがカバーしています。
パワー不足やブレーキのプアさが良く語られているようですが、それらは普通のオトナな運転をする範囲ならまったく不満のないレベルです。走破性の高さは非常の場合にものすごいアドバンテージです。スタックや脱輪（したことないけど）からの脱出はもとより、車乗り入れ可能なキャンプサイトでも、わずか100ｍのラフ走行ができるかできないかで、一番いい場所を取れるか取れないかが分かれます。
ウオークスルーとサンルーフと二列目ベンチシートは、ファミリーユースには必須アイテム。
最後に一番気に入っているのはスタイル。三菱のカタログは写真下手ですね。カタログ写真と実見とでこんなに印象の違う車も珍しいです。三菱だけに飛行機のようなシルエットにも見えます。愛車と言うより愛機って感じ。

不満な点

エンジンの振動と騒音がだんだん大きくなってきた。バイクに長く乗っていたので、静かなエンジンはむしろ物足りないほどなんですが、そろそろ、その「心地よいエンジンの響き」のレベルを超え始めている。
コーナリングの限界点の低さは、普通のオトナの運転でもヤバイくらい低い。攻めた走りをしなくてもリアシートの家族が起き上がりこぼしのように振れる。
だから山間のワインディングでは観光バス並みの超スローイン、ややスローアウトを余儀なくされます。ゆっくり走るのも嫌いじゃないし安全運転につながると割り切ってますが、思いもかけず奥のRがきつかった、みたいなカーブの時は後ろの人に「ごめーん」と言わなきゃいけない。だけど、そうやってゆっくり走っても、眺めがいい分退屈しないのがこの車の別の魅力でもある。
乗降性の悪さは気にならないが、後期型のスライド式ステップがあればもっといい。三菱に聞いたら「後付はできません」と言われたが、調べてみるとDIYでやっておられる剛の者もいらっしゃるようだ。だったら金とっていいんだから、そのくらいアフターオプションにしてくれてもいいのに。
ディーゼルの黒煙はまだ出ない。でも予兆はある。三菱に聞いたら「ほとんどの場合これこれを交換すれば直ります」と言われた。費用は１０万ほどかかると言う。私はそれでも、黒煙モウモウのスペースギアに乗っている人はきちんと修理・部品交換してほしいと思う。愛機がそうなれば私は必ずそうします。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験