三菱 デリカD:5 のみんなの質問

解決済み
回答数:
1
1
閲覧数:
6,804
0

デリカスペースギアに乗っていますが、雪上走行の安定感が凄く良いのにビックリしていますが、これは気のせいでしょうか?
デリカの前には95プラドに乗っていました。

デリカに乗り換えて初めてスキーに行った時に、プラドより雪上での安定感が高くてビックリしました。これって、ホイールベースや足まわりの違いなのでしょうか?それとも、三菱の四駆システムのせいなのでしょうか?
ちなみに、タイヤどちらもブリヂストンのウィンターデューラーでした。
本当に安定していて雪道を走るのが、楽しくなります。もちろん、過信はしていませんので、無茶な運転はしていません。
プラドも好きでしたが、デリカの方が走っていて楽しいです。いろいろ批判もある車だとは思いますが、遊び好きにはたまらない車だと思います。ただ、最近はあちこちでガタが来ていますが・・・。長く乗りたい車です。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

プラドには乗ったことがないため、比較したわけではないのですが…

三菱の4WDシステム、SS4(スーパーセレクト4WD)について。

以前のクロカン四駆では、前後輪のトルク配分が50:50に固定された(可変しない)、所謂、直結四駆でした。そのため、乾いた舗装路などでは、旋回時に前後輪の回転差を吸収することができず、タイトコーナブレーキング現象を引き起こすため、舗装路では2WDにして、滑りやすい路面に、4WDに切り替えて使用していました。

それでは不便ですので、乗用車を中心に、フルタイム4WDが開発されたのですが、ビスカスカップリングなどを使って、前後輪のトルク配分が可変になるように作られています。四輪が滑っていない状態では、主たる駆動輪をメインに走行しているので、2WDに似た挙動をし、滑り出すと、トルクが滑っているタイヤにも伝わり、4WDになるというもの。
トヨタも採用していますが、特に、日産や、ホンダが得意ですね。滑り出すまでは、限りなく2WDに近い動きをします。

三菱のSS4は、センターデフをもつ、フルタイム4WDのよさ(いつでも何処でも4WDで走ることができる)と、直結四駆のよさ(どんなぬかるみでも前後輪に等しくトルクが伝わるので脱出しやすい)を、組み合わせたシステムで、運転者の任意の操作で、2WD、フルタイム4WD、直結(Hiと、Loがあります)を選択できるのが特徴です。

というのが、一般的なお話。実は、それだけではないんですよ。

フルタイム4WDを採用する、多くの車種の最大の欠点は、前後輪のトルクが可変であること。長所のはずが、実は、短所でもありまして。いつでも4WDに入れておけば、いざ滑ったときには、すぐに4WDとなるはずですが…
実は、滑るまでは、2WDに近い状態ですので、滑りやすいんです。
あくまで、滑ったら、4WDになる、という考え方。

でも、滑ってから4WDになるより、最初から、滑りづらい4WDのほうが、もっと安定して走ることができるわけでして。
この点は、スバルが熟知していて、センターデフを持つため、常時4WDで、尚且つ、前後輪のトルク配分は、固定した状態。最初から、積極的に4WDなので、滑りづらい。前後のトルクは固定だけど、センターデフを持つため、舗装路でもハンドル操作が容易なわけで。
こうしたシステムで、特筆すべきは、直進安定性だけではなく、コーナーでアクセルを踏み込みながら、旋回できること。

スペースギアの場合…4Hに入れておくと、前後輪50:50のフルタイム4WDとして機能しながら、滑り出すと、滑っていない側へのトルク配分を増やします。
・前後輪に、最初から等しくトルクが配分されており、滑りにくい。
・滑り出したときには、滑っているタイヤの回転を抑えて、滑っていない側へトルクを増やすため、脱出が容易。

例えば、エンジンが前にあり、重量が重い。2WDにしたときには、後輪が駆動輪となる、FRレイアウトではありますが、雪道などでは、軽い後輪に駆動力が集中してしまうと、滑りやすいですね。ハイエースのフルタイム4WDなどは、この例です。荷物を積載していないと、後輪は空転しやすいのです。(荷物を積載して、はじめてバランスが取れるような設計です)

スペースギアの場合は、エンジンの重量があるため、重い前輪にも、常にトルク配分があるため、雪を押し固める、面圧が大きく、最初から滑りづらい。旋回時に、アクセルを踏み込んでも、後輪が空転する可能性は低く抑えられているため、お尻を振るような不安定な挙動が、少ないように作られています。

あの、トヨタが真似しようとしても、真似できなかった4WDシステムです。
但し、コスト的にも割高ですし、部品点数も多くなりますから、故障するリスクも、高くなるかも。

もうひとつ、デリカの特徴です。
2tの重量級でありながら、基本は、4ナンバー貨物と共用する5ナンバー幅のボディ。ですから、同クラスのクロカン4WDに比べると、タイヤは、やや細いのです。
細いタイヤが、雪道で有利かどうかといえば、YES!
雪を、タイヤのブロックで押し固めて、前に進むのがスタッドレスタイヤなのですが、同じ重量ならば、タイヤの面積が狭いほど、面圧は強くなり、雪を押し固める力が強くなるわけです。

デリかも、多くの車と同様、というか、むしろ多いかな。ドレスアップを楽しむオーナーさん。オーバーフェンダーを装着して、幅広タイヤを装着する方も多いのですが…
見た目の派手さを求めるのもいいのですが、雪道の走りに限って言えば、地味だけど、やや細目のタイヤは、硬派な男のアイテムです。

画像は、今年1月に、信州と越後の県境にある、秋山郷へ、デリカ仲間と新年会に。
大雪の降るなか、スペースギア数台連ねて走りますが、やはり、ドレスアップした車のほうが、不安定だし、遅い…

回答の画像

質問者からのお礼コメント

2011.11.6 21:25

4WDにもいろいろあるんですね。詳しい説明ありがとうございました。

その他の回答 (0件)

その他の回答はまだありません

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。
三菱 デリカD:5 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

三菱 デリカD:5のみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離