2019年2月
■2019年2月
三菱自動車は、オールラウンドミニバンの新型「デリカD:5(ディーファイブ)」を2018年11月21日に発表、同日より予約注文の受付を開始し、2019年2月15日に発売した。なお従来型のガソリンモデルはグレードと装備内容を見直して、継続販売となる。
新型「デリカD:5」は、三菱のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」やマルチLEDヘッドライトにより、ひと目で新型デリカD:5だとわかる特徴的なフロントデザインを採用。リヤコンビネーションランプはリヤゲートガーニッシュと連続性を持たせることでワイド感や安定感を表現している。ボディカラーは「エメラルドブラックパール」を新規開発したほか、歴代の「デリカ」が採用してきたグリーンを継承、「デリカ」らしさを引き立てる2トーンの「エメラルドブラックパール×アイガーグレーメタリック」をテーマカラーとした。
そして今回、“もうひとつの新しい個性”として「デリカD:5アーバンギア」が設定された。エクステリアは専用デザインのソリッドかつクリーンなフロントメッキグリル、ワイド感と安定感のあるフロントバンパー、ドアガーニッシュなどにより、ダイナミックな塊感を表現。また、マフラーの切り欠きを廃したリヤバンパー、クリアのリヤゲートガーニッシュを採用することで、モダンでクリーンなスタイリングに仕立てられている。
インテリアはインストルメントパネルのデザインを一新。水平基調の「ホリゾンタルアクシス」というコンセプトに基づき、走行時に車体姿勢がつかみやすく、ワイド感に寄与するデザインとした。また、ステッチを施したソフトパッドや削り出しの金属が持つ重厚なイメージのセレクトモードダイヤル、立体盤面によるメーターデザインとした。
パワーユニットは最高出力107kW(145ps)/3500rpm、最大トルク380Nm/2000rpmを発生する2.2リッターディーゼルターボ。従来型に対して5%のトルクアップを実現し、新開発の8速スポーツモードATと組み合わせることで燃費と動力性能を向上している。全モデルが4WDとなり、電子制御4WDでは新たにヨーレイトフィードバック制御を追加することで車体の旋回運動を的確に判断、ドライバーのハンドル操作に忠実な車両挙動を実現する。
また、ディーゼルエンジンの排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを三菱自動車として初採用。AdBlue(高品位尿素水)により、NOx(窒素酸化物)を安定して浄化する。
予防安全技術については「e-Assist」を新規採用し、衝突被害軽減ブレーキシステムや後側方車両検知警報システム(レーンチェンジングアシスト機能付き)、後退時車両検知システムを採用。快適性の向上については遮音材と吸音材の採用箇所を増やし、フロントウィンドシールドに遮音ガラスを採用、フロアカーペットに遮音材を追加するなど、車内の静粛性を向上している。また、大画面の「デリカD:5オリジナル10.1型ナビゲーション」をディーラーオプションとして用意した。