2015年12月
■2015年12月
三菱自動車はデリカD:5にミニバン初のクリーンディーゼル搭載車を設定し、2013年1月11日から発売した。
新搭載されたのはすでに欧州で販売されている直列4気筒2.2リッターDOHC16バルブのコモンレール直噴+インタークーラー付きターボで、ミニバン用エンジンとしての最適化を図って搭載した。
動力性能は109kW(148ps)/360N・mの実力で、タービン容量を可変制御するVGターボを搭載することなどにより、低回転域でのトルクと高回転域でのパワーの伸びを両立させている。
組み合わされるトランスミッションはINVECS-IIのスポーツモード付き6速ATで、これもミニバン専用のチューニングをした上で搭載されている。パドルシフトによる変速操作も可能だ。
燃費はJC08モードで13.6km/Lを達成し、エコカー減税が免税になるほか、クリーンディーゼル補助金も受けられる。クリーンディーゼル搭載車はDパワーパッケージとDプレミアムの2グレードが設定されているが、いずれもガソリン車に対して約30万円高の設定。14万円を上限に補助金を受けられる。
2014年2月20日にはDプレミアム(4WD、7人乗り)をベースに、クロムメッキのフロントグリルや本革シートなど内外装に上質感のある装備を施した特別仕様車「ロイヤル エクシード」を発売した。
同年6月10日にはガソリンエンジン搭載のMをベースに、本革巻ステアリングホイールや5本スポークタイプのアルミホイールなどを装備した特別仕様車「Mリミテッド」を発売した。
同年8月7日にはクリーンディーゼルエンジン搭載車の動力性能を向上させるなど一部改良を施した。
2015年2月16日にはクリーンディーゼルエンジン搭載グレードのDパワーパッケージ(8人乗り)をベースに、ナビゲーションや運転席パワーシートなどを標準装備した特別仕様車「シャモニー」を発売した。
同年12月17日には一部改良を行い、電動スライドドアにワンタッチ開閉スイッチを採用して利便性を向上して発売した。
あわせてカスタムモデルの「ローデスト」に、クリーンディーゼルエンジン搭載グレード「ローデスト Dパワーパッケージ」を追加設定した。
■2016年10月
三菱自動車はデリカD:5に特別仕様車「ローデスト ロイヤルツーリング」を設定して、2016年10月27日から発売した。
「ローデスト ロイヤルツーリング」は「ローデスト Dパワーパッケージ」をベースに開発。ボディカラーはウォームホワイトパールとダイヤモンドブラックマイカの2色を設定する。アルミホイールは、ベース車にメーカーオプション設定のスパッタリング仕様を標準装備した。
インテリアはセカンドシートをキャプテンシートに変更して7名乗車とした。また本革シート(ブラック)やフロントシートヒーター、運転席パワーシートを採用し、上質感や利便性を向上した。
装備面では、7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーション「MMCS」や後席9インチワイド液晶ディスプレイ(リモコン付き)+音声・映像入力RCA端子、ロックフォードフォズゲートプレミアムサウンドシステムの装着有無を選択可能とした。