三菱 チャレンジャー のみんなの質問

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アメリカ軍の戦車、WW2でも開戦前にあまり準備もなく、認識も極めて弱かったので、大戦間を終始して活躍したM4シャーマン戦車、

足回りについては、航空機用星型エンジンを主機として採用し、車高が高くなることを厭わなかったため、VVSS、HVSSというコイルスプリングを板でわたし2輪を受け持つ方法を採用した。
ドイツやソ連の戦車が低姿勢や側射防護などを考慮したことのと異なり、とにかく故障の少なさ、また一貫した小改良をせず多少の低性能には目をつぶってマスで戦場に送り込む、をアメリカ軍は徹底した。
M4の後継としてより火力の強い90ミリ砲を搭載したM26パーシングを計画したが、生産や兵站が混乱することを軍上層部は嫌い、M4の砲塔のすげ替えで切り抜けようとした。ノルマンディとバルジでようやくドイツ軍戦車の威力を思い知った米軍は、1945年2月からM26を欧州に送り込んだが、結局戦況に影響を与えるに至らなかった。
しかし幸いなこととしては、M26は上層部の政争に巻き込まれた結果、熟成の機会を与えられ、HVSSからトーションバーを与えられ、以降M1まで続く米軍戦車の基本を築き上げた。

このM26を大いに参考して製造された、陸上自衛隊初の国産戦車61式戦車も迷いなく足回りにはトーションバーを採用したが、次の74式からは独自性を発揮し、世界にもあまり例のない、アクティブ油圧サスペンションを採用した。

この理由、私は考えたのだが、理由が一つ思い浮かびました。日本には製鉄以外にも金属加工を生業とする工場が無数にあります。精密に工作して漏れの少ない、耐久性のある油圧サスペンションを他国よりは容易に入手できるかもしれない。防衛産業の盟主として、三菱が主契約の国産戦車事業、一つ国内産業の振興という側面も担わせましょう、としゃんしゃんで決まったのではないか、と思い至りました。トーションバーは堅牢で戦場の酷使に耐えるがシンプル過ぎて部品点数も少なく、足回り関係企業にとって儲けが少ない、だから止めときましょっか、みたいな。

油圧式はチャレンジャー戦車が被弾時の火災を懸念されていましたが実戦では問題にならず、寒冷地の動作も北方に配備された自衛隊戦車は問題なくクリアしています。ただ漏れや取り付け軸の耐久性などでトーションバー式に劣るという評価があるようですが、それも30年、40年経ってからのこと、自家用車ならとっくに乗り換え買い替えです。

陸上自衛隊の戦車が、決して世界の本流とは言えないアクティブ油圧式懸架方式にかたくなにこだわるのはなにか理由があるのでしょうか?姿勢制御車高調にこだわりがあるようだが、価格高騰の一因と思うので、どうにかならないのか?
安くていいんだよ。完璧を目指しても予算は青天井じゃないのに、監査機関が機能しないのが不思議。

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ベストアンサーに選ばれた回答

まさにその姿勢制御のためです。日本はヨーロッパと違って縦深が決して長くはなく、起伏が大きな地形ですからね。そうなると稜線射撃を重視することになります。

質問者からのお礼コメント

2021.7.6 07:56

問題は、価格が高い。
開発間隔が短い。
装備数が少なく、さらに価格を高騰させる。
かねないのに借金して新車買いませんよね?
周辺産業はおこぼれで潤ったかもしれませんが、別になくてもよかったものです。そういうことで儲けてもうれしくない、と思わなければいけませんね。

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