三菱キャンター(H17年式)のエンジンが止まり掛かりません どなたか、それらしき理由を教えて頂けますか 型式は、PA-FE71DBD (原動機 4Ｍ50）ターボ車です

Question

昨年大晦日に緊急依頼で会社を出て数分後「あれっ？」って感じでエンジンが止まり セルを回したら何とか始動して
数百メートル走り路肩に寄せて停車し、知識豊富な大先輩を大晦日に呼び出し状況報告したところ 直ぐ燃料タンク付設しているエアー抜き出来る様な形状の部品をいじり出しエレメントみたいなプスチック的な物を回し外して中に有る 無知な私でも「ああフィルターかな？」と分かる物を取り外して「ダメだこりゃ！」と一言で ＧＳのみでの給油なら良いとして
それ以外の給油方法をしたのも原因の一つと言われました 確かにメンテナンスも怠っており、重機・機械などから抜き
給油した事も数知れないです 爺いわく 燃料ポンプを交換しろとの事ですが、無知なくせしてディーラーや修理工場に
出して言われたままに代金を払うのが嫌いなたちでプロにいじられるより 仮に余計に払ってでも自分で直してみたい思いが強いのです 安価で済ませたいのが本心ですが最終的に時間も費用も掛かったとしてもなのですが、、
賛否両論と思いますが、そんな無知貧乏チャレンジャーの気持ちを分かって頂ける方がいれば どうかひとつご指導を
お願いします 因みに燃料ポンプは中古で￥5.000－前後で入手可能みたいなので内部のフィルターは新品を使用し、
エンジン付近にあるストレーナーみたいなボルト部分を外し掃除して循環するホース類はエアーを使い管の内部のゴミなどを吹き飛ばし清掃するつもりですが、今は良いのか悪いのか それしか思いつきません
大切なお時間を割いて頂く事になりますが、重ねて宜しくお願いします。

Answer 1

むむ.....非常に立派な志....駄馬たる小生、感激しております。

素人でも未経験の整備士でも噴射ポンプの交換は無理です。99％部品を落としこんで機関分解のドツボに嵌ります。
燃料ポンプと燃料フィルターは注意深くやれば交換可能。

機関が動かなくなった原因は燃料フイルター（兼セジメンタ機能）の水入りでONした警告を無視した結果でしょう。
少量なら水が混入しても屁のカッパで動いて入るガソリン機関とは違いデーゼルは噴射ポンプが焼き付くので銭を掛けてセジメンタトラップを燃料回路に入れる程に水入りは多いし警告を無視した不注意による不具合も多々です。よそのスタンドでの給油は関係ないと思いますが重機やドラムからの抜き取りは結露して溜まった水も汲みますのでヤバイです。いずれにしても重症の場合は潤滑性の無い水が回ったために噴射ポンプが焼き付いているので交換です.....。ただこの判定は直噴機関でも燃料系を整備してからでないと出来ませんので、貴方の書いて居られる計画は正しいです。

要は燃料系内部の水を抜いて（燃料フイルターから噴射ポンプ経由噴射ノズルまで）、エア抜きをするだけの作業です（ゴミが有れば当然除去）。
まず燃料タンクから燃料フイルターのルートを探して燃料フイルター下部のドレーンを緩めて水と軽油を抜きます（車載の”車両取扱い説明書”に手順記載有）....そして入れられれば油差しなどで軽油を燃料フイルターへ満たしておけばエア抜きが早いです。もしOリングを使っていればグリスか油を塗布して締めて下さい。位置ずれや捩れによる破損防止の為です。

あとは噴射ポンプと各ノズルのエア抜きですが、300㎏/㎝2以上の高圧なので下手に触れば軽油が人体へ注射したように浸透し外科的な切断治療の懸念があるので、始動するまで延々とセルを回してエア抜きするのが安全です.....たぶん”この方法で抜きなさい”と取説に記載していると思います（事前にバッテリーは要充電）。

２度程度、満充電バッテリーを放電させるほど回しても始動しなければ噴射ポンプが逝っています........。


注1；セジメンタとは比重差を利用して水（比重1.0）と軽油（比重0.73程度）を分離するトラップ機構です、近年の機関は燃料フイルターと一緒になっています。
注2；若し手順や部品が分からなければ.....車載取説書記載の販社で事情を話されて整備書のコピーを得るのも策です。


御参考までに、

質問者からのお礼コメント

sankblowさん ご教授有難う御座いました！ 気になっていた事をズバリ明確にして頂きました しかも新品バッテリーを２setあげてしまいました（笑）中古ポンプ本体を購入し ご指摘の様にトコトン攻めたいと思います 部品も検索してるのですが純正の記号を調べるのさえ大変な作業でウンザリ でも頑張ります、この度は貴重なご意見を頂き心から感謝します 有難う御座いました。