ミニ MINI Clubman 「MINIの皮を被った何か」のユーザーレビュー

MINIの皮を被った何か

2021.10.18

総評

実家へ行く際にレンタカーとして乗車。

MINIであってMINIでない、ややこしいクルマ。
MINIの皮を被ってる、鈍重なブタ…と言うと言い過ぎだろうけど、ちょっと行き過ぎだろう。
このクラブマンやクロスオーバーあたりは、MINIのブランドにありながら十分過ぎるボディサイズがあり、それを動かすエンジンは逆に小さい。
クルマとしての成り立ちに、妙なチグハグさを感じてしまったのよね。
質感は高いし、悪くないとは思うけど。

満足している点

MINIのイメージ通りの内外装デザイン。
組み合わせを考えながら、カラーリングやオプションを選ぶのは、このブランドに与えられた特権。
（ちょっと豪華になり過ぎたが）
またハッチバックのような軽快さはないものの、意のままに動かす楽しみは残ってる。

不満な点

名前のイメージに反してデカ過ぎる図体。
5ナンバー枠を全幅で10センチも上回っており、見た目にも十分デカい。
MINIはMINIとして、そういうボディの中で機能性を追求して欲しかった。
またエンジンはレスポンスや吹け上がりは悪くないけど、いかんせんあまりにもパワーに欠ける。

デザイン

3

MINIのイメージを活かして、メリハリのあるエクテリアデザインができているが、何せ「MINI」なのにデカいｗ
狭い実家周辺の道路では、取り回しに苦労した。
渋めのモノトーンからカラフルな原色まで、あらゆる色彩で着飾ることができて、さらに遊び心のあるオプションも豊富なあたりは楽しい。
したがって普通の輸入車として見れば５点、MINIとして見れば２点かな。

走行性能

3

完全にアンダーパワーであり、加速にはキックバックが必須。
何せハッチバックバージョンより200キロも重いボディに、それと同じエンジン積んでるんだから、ビュンビュン回るわけがない。
久々にアクセルべた踏みしたわｗ
ただしデカい図体の割に回頭性は良好で、ハンドリングやペダルへのレスポンスも悪くないため、MINIらしい楽しさもある程度確保されている。
JCWならこの馬鹿デカい図体でも、振り回したりできるんだろか。

乗り心地

4

通常のハッチバックMINIと同様のインテリアは、センターコンソールがスピードメーターからナビ画面となり、デコライトの演出もあって楽しいイメージ。
従来のチープな質感は、大いに改善された。
大きなボディの恩恵を受けて、（ヘッドクリアランス以外の）リアシートの空間もそこそこ確保されている。
一方で締まった足回りは凹凸の吸収が良く、姿勢制御にも優れており快適。
GTとして見れば優秀かも。

積載性

2

通常の360Lの容量は、ステーションワゴンとしては少ないね。
リアシートを倒せば三倍以上になるみたいだが、そうでなければそこらのハッチバックと変わらない。
また観音開きハッチは左右の開閉順番が決まっており、慣れないと使い勝手に難？

燃費

-

価格

-

故障経験