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コンパクトなのにワゴンの良さがある「MINIクラブマン」。同じ予算で狙える国産&輸入ワゴンも意外なほど豪華

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コンパクトなのにワゴンの良さがある「MINIクラブマン」。同じ予算で狙える国産&輸入ワゴンも意外なほど豪華

小さなボディに高い積載能力が魅力のクラブマン
愛らしいルックスとキビキビとした「ゴーカートフィーリング」、そしてリーズナブルな価格から初めての輸入車となることも多いミニには、定番のハッチバックや流行りのSUV、陽気な気持ちにさせるコンバーチブルなど、様々なボディタイプが用意されています。

そんなミニのラインナップの中でも、高い積載能力を誇るステーションワゴンモデルが「クラブマン」です。現在販売されているのは2015年9月にフルモデルチェンジした2代目ですが、2019年10月には大幅改良が施されており、パワートレインや内外装のデザインが刷新されています。

ミニ クラブマン改良でガソリン7速DCT化とライトまわり変更。JCWは75psアップ

ベーシックなハッチバックモデルの「3ドア」や「5ドア」、あるいは昨今人気の高いSUVモデルである「クロスオーバー」に比べると、やや地味な印象を覚えるクラブマン。果たしてどんな人が比較検討するべきなのか、競合モデルとともに解説したいと思います。

クラブマンの最大の魅力は、やはり荷室容量360Lを誇るラゲッジルームの広さです。これは「5ドア」の278Lを大きくしのぐ数字であり、後部座席を使用した状態でゴルフバッグを3つ積載することが可能です。

後部座席を倒せば、荷室容量は最大1250Lにまで増やすことができ、大きな荷物を積むことができることはもちろん、工夫すれば車中泊なども行うことができます。

>>MINI クラブマンのカタロググレードをチェックする

全高以外のボディサイズはMINIの中で最大
ボディサイズを見ると、クラブマンは全長4253mm×全幅1800mm×全高1441mmとなっています。「5ドア」の同4000mm×同1725mm×同1445mm、「クロスオーバー」の同4105mm×同1790mm×同1550mmと比べると、全長だけでなく全幅もクラブマンが勝っていることがわかりますが、クラブマンの最小回転半径は5.5mと小さめであるため、取り回しがしにくいということはないでしょう。

クラブマンには、ベーシックな「バッキンガム」からスポーツモデルの「ジョン・クーパー・ワークス」まで7つのグレードがラインナップされています。パワートレインもガソリンエンジンとディーゼルエンジンが用意されており、多様なニーズに応えることができる点も大きな魅力です。

それぞれのグレードの価格は下記の通りです。
・バッキンガム:373万円
・クーパー:403万円
・クーパー D:416万円
・クーパー S:457万円
・クーパー S ALL4:481万円
・クーパー SD:470万円
・ジョン・クーパー・ワークス:578万円

>>MINI クラブマンのカタロググレードをチェックする

バラエティに富んだグレード構成をもっているクラブマンですが、それだけ比較検討の対象となるライバルも多くなります。具体的には、どんなモデルがライバルとなるのでしょうか?

ボディサイズが近いステーションワゴンは存在しない!?
まず、ステーションワゴンというボディタイプの中から、サイズの近いモデルを見てみましょう。ステーションワゴン自体が少なくなった昨今、クラブマンと直接的に競合するモデルはそれほど多くはありません。

ステーションワゴンの中で人気の高いモデルとして、国産車では「スバル レヴォーグ」や「トヨタ カローラ ツーリング」、輸入車では「VW ゴルフヴァリアント」、「BMW 3シリーズ ツーリング」や「アウディ A4アバント」、「プジョー 308SW」などが挙げられます。

>>スバル レヴォーグのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ カローラツーリングのカタロググレードをチェックする
>>プジョー 308SWのカタロググレードをチェックする
>>VW ゴルフヴァリアントのカタロググレードをチェックする

しかし、いずれも全長は4400mm以上と、クラブマンより大柄なボディとなっています。ボディサイズの大きさは荷室容量に直結するため、積載能力を重視するならこれらのモデルも選択肢に入るかもしれませんが、駐車場の事情などで「できるだけコンパクトなステーションワゴン」を探すのであれば、クラブマンはほとんど唯一の選択肢となります。

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価格帯が近いのはVW ゴルフヴァリアントやプジョー 308SW
では、クラブマンと同等の予算で比較検討するのであれば、どんなモデルが考えられるでしょうか?

373万円~となっているクラブマンですが、オプションが豊富なミニの特長を活かし、自分好みにカスタマイズをしていくと、450万円~500万円程度の乗り出し価格を見込んでおくと良さそうです。

この予算を想定すると、国産車であればさまざまなモデルが選択肢に入ります。例えば、国産ステーションワゴンの代表格であるスバル レヴォーグであれば、最上級グレードの「STI Sport R EX」(477万4000円)が視野に入ります。

>>スバル レヴォーグのカタロググレードをチェックする

また、人気の高いSUVでは、トヨタ ハリアーの上級グレード「Z ハイブリッド」(452万円)やRAV4の最上級グレード「ハイブリッド アドベンチャー」(410万6000円)も検討可能です。

>>トヨタ ハリアーハイブリッドのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ RAV4ハイブリッドのカタロググレードをチェックする

輸入車では、VW ゴルフヴァリアントの最上級グレード「eTSI R-Line」に純正ナビ「ディスカバープロ」や「テクノロジーパッケージ」を搭載した仕様(449万5000円)が、直接のライバルとなりそうです。

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また、プジョー 308 SWのディーゼルエンジン搭載車である「GT BlueHDi」(436万9000円)も、クラブマンと価格や性格の近いモデルと言えます。

>>プジョー 308SWのカタロググレードをチェックする

ただ、BMW 3シリーズ ツーリング(560万円~)や、アウディ A4アバント(502万円~)は、クラブマンの予算では微妙に手が届かないようです。

ほかにも、もし、ミニらしいポップな雰囲気を好むのであれば、クラブマン以外のミニの各モデルや、あるいはフィアット 500という選択肢もあるかもしれません。

しかし、コンパクトなステーションワゴンであることを前提に、ボディサイズやコスト、そしてポップな雰囲気などを総合すると、やはりクラブマンは唯一無二の存在と言えそうです。

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文:ピーコックブルー
写真:欧州仕様

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みんなのコメント

109件
  • ミニシリーズで最大と解説されてますが、クロスオーバーが最大サイズです。
    比較に記載されているサイズは、前型のクロスオーバーです。

    間違いのない記事を書いてほしいです
  • 国産の良さを語る時に、コスパや実用性という
    白物家電の様なワードしか出てこないのが悲しい😢
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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