ミニ MINI Clubman 「その走りとデザインの個性はまさに唯一無二」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

その走りとデザインの個性はまさに唯一無二

2021.3.11

年式

2015年11月〜モデル

総評

グレードによっては少々高い買い物になりますが、しかしこれだけ活発によく走って、これだけおしゃれなデザインの車というのも少ないものです。売れている理由はよくわかります。

満足している点

初代と比べれば重厚になっているとはいえ、やはりキビキビ感が満点の走行フィールは唯一無二とも言えるもので、ポップかつおしゃれな内外装デザインも、やはり「唯一無二」といえます。

不満な点

インテリア各部のデザインは超絶おしゃれなのですが、おしゃれに振りすぎて、一部スイッチなどの操作はちょっとやりづらく感じるかもしれません。

デザイン

4

英国製元祖ミニのデザインモチーフを巧みに取り入れ、初代からキープコンセプトでありながら、絶妙に現代的なデザインへと進化させた内外装のおしゃれっぷりはお見事。「チャラい」と言って嫌う人もいますが、この雰囲気が好きな人にとっては最高でしょう。

走行性能

4

初代ミニの走りには良くも悪くも「粗さ」のようなものがありましたが、最新世代の走りはハッチバックもその他ボディ形状のモデルも、非常に洗練されたものとなっています。それでいていかにもミニらしい「ゴーカートフィーリング」は失っていません。

乗り心地

4

高級セダンの場合の「乗り心地がいい」とはもちろん種類が違いますが、現行型ミニの乗り心地も十分良好です。ボディ剛性が高く、なおかつサスペンションがよく動くからでしょうか、舗装の継ぎ目を越える際なども、それなりのショックはありますが、決して不快ではありません。

積載性

4

3ドアおよび5ドアのハッチバックは「クラス標準」といったところですが、シューティングブレークの「クラブマン」とSUVの「クロスオーバー」であれば、積載性はまずまず良好です。

燃費

4

ガソリンエンジン搭載車の燃費は「クラス標準」といったところですが、国産車と違ってハイオクガソリンを入れる必要があるため、燃料費はやや高めとなります。しかしディーゼルエンジン搭載車は燃費良好で、なおかつ燃料代単価も安めとなります。

価格

3

高出力な「クーパーS」や「クーパーSD」は、ボディ形状を問わずややお高い金額です。ベーシックな「ワン」や中間グレードの「クーパー」は、さすがに同クラスの国産車よりは高めですが、やたらめったら高いわけでもありません。