2017年10月
■2017年10月
メルセデス・ベンツ日本は、「メルセデスAMG GT」と「メルセデスAMG GT S」を2017年10月25日に一部改良し、同日に販売を開始した。
今回の改良では往年の「300SL」レーシングカーをほうふつとさせる「AMGパナメリカーナグリル」を両モデルに採用。パワーユニットについても「メルセデスAMG GT」には最高出力350kW(476ps)、最大トルク630Nm(従来モデルに対して+10kW/+30Nm)、「メルセデスAMG GT S」は最高出力384kW(522ps)、最大トルク670Nm(従来モデルに対して+9kW/+20Nm)を発生し、動力性能を向上させている。
装備の充実化も図られており、GT Sには「AMGリヤアクスルステアリング」、「レザーDINAMICAルーフライナー」、「AMGイルミネーテッドステップカバー」、「AMGエクステリアナイトパッケージ」を新たに標準装備した。
さらに「AMGエクステリアクロームパッケージ」、「AMGエクステリアカーボンパッケージ」の新規オプションを設定。両モデルそれぞれにオプションホイールを追加設定し、快適性および機能性を高める「AMGパフォーマンスシート」、「シートベンチレーター」、「AMGパフォーマンスステアリング」で構成される「AMGパフォーマンスシートパッケージ」を設定。GT Sには専用オプションとして高級素材のナッパレザーをふんだんに使用した「フルレザーパッケージ」も用意されている。インテリアカラーもGTは従来の3色から9色に、GT Sは素材、カラー、ステッチパターンを含めた組み合わせにより、5パターンから14パターンまで選択肢を広げている。
同日、「メルセデスAMG GT C」を発表して予約受付を開始した。
新たに追加された「メルセデスAMG GT C」は“Handcrafted by Racers”をスローガンに掲げ、公道走行可能なレーシングモデル「メルセデスAMG GTR」の技術を盛り込んだAMG GTのエクスクルーシブモデル。
搭載される4.0リッターV8直噴ツインターボは徹底した軽量化やドライサンプ潤滑システムによる低重心化、また2基のターボチャージャーをV8エンジンのVバンク内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトがもたらすコンパクト化、吸排気経路の最適化など、メルセデスAMGのテクノロジーを投入したエンジンだ。これら最新技術により最高出力410kW(557ps)、最大トルク680Nmを発揮し、GT Cは0-100㎞/h加速3.7秒を実現(欧州仕様参考値)している。
エクステリアではトラクション性能を高めるためにGTに対してリヤの幅を57mm拡大。随所にクロームパーツが施されるなど、GT Cならではの演出も行われている。装備でも「AMGリヤアクスルステアリング」や電子制御ダンピングシステムを搭載した「AMGライトコントロールスポーツサスペンション」を標準装備。電子制御式の「AMGリミテッドスリップデフ」、可変ステアリングギヤ比を採用した「AMGパラメーターステアリング」、「強化ブレーキシステム」、「AMGパフォーマンスエグゾーストシステム」などが採用されている。
同時にAMG設立50周年を記念した特別仕様車「メルセデスAMG GT C Edition 50」を12台限定(世界限定500台)で発売。納車は2018年上半期からの予定となっている。
2018年1月1日には価格改定を実施した。
2019年1月1日には価格改定を実施した。