メルセデス・ベンツ Mクラス 「商用車と考えれば満足・・でも高い。　　　...」のユーザーレビュー

商用車と考えれば満足・・でも高い。　　　...

2002.2.13

総評

商用車と考えれば満足・・でも高い。　　　中途半端な価格設定が悪いのか、中身も非常に中途半端。目に見える部分や体に触れる部分の詰めが甘く、とてもメルセデスベンツの商品とは思えない。商用車としての扱いであれば、非常に満足できるのであろうが、ここ日本では高級車の部類に入る価格で売られている。ベンツが安い車を作ると価格以下のクオリティになってしまうのはなんとかしてもらいたい。購入前に試乗ができたならば、絶対買わなかった一台。

満足している点

大きさを感じさせない走行性能。荷重移動を感じさせないフラットな感覚は、小型欧州車を操るような手軽さ。
　
ディーゼルのメリットだけを残したエンジン。遮音性の恩恵を預かっている点も大きいが、走り出してしまうとディーゼルを感じさせない「音」の処理は見事。2L4気筒ガソリンエンジン並の騒音感覚。燃費にももちろん貢献。

不満な点

依然、チープな内装。初期型に比べれば改良の跡は見られるが、価格に見合った装備はもちろんなく、大切な「感触」という部分に訴えるモノは皆無に等しい。アメリカでライトトラックと位置付けられている処遇が伺える。
　
多岐に渡る不具合。シャシからの異音に始まり、建てつけの悪いドアや、途中で止まるワイパー、戻らなくなるウィンカーレバーとハイビーム、光軸が定まらないヘッドランプ（左）・・・などなど、パーツクオリティは現在のアメ車以下（同価格帯比）。
　
ダミーのセキュリティLED。スタートロックの表示となっているセンターコンソールのLEDは、標準装備されているクセにセキュリティユニットは装備されていない。駐車中は点灯せず、システムを作動させずに車を離れたと思われるのではないかと不安。プライバシーガラスを省いた上、ラゲッジカバーも装備されず、セキュリティーへの配慮がまったく考えられていない。

高くてもいいから、270にもML55並の質感や国産車並の純正装備が欲しい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験